ROLEX ヨットマスターの歴史
エレガンスとスポーツの融合(1992年)
ロレックスの「ヨットマスター」は、1992年に誕生しました。
このモデルは、1950年代から続く「サブマリーナ」の系譜を継ぐ海の時計として開発されましたが、
よりラグジュアリーで洗練されたスタイルを目指したのが特徴です。
スポーツモデルでありながら、高級感のあるデザインが話題となり、
「ヨット=富裕層の象徴」というテーマにふさわしい一本でした。
ステンレスモデルの登場(1999年~2000年代)
1999年には、より幅広い層に向けて登場したのがロレジウム(Rolesium)モデル。
これは、ステンレススチールのケースにプラチナ製ベゼルを組み合わせた仕様で、
スポーティでありながら上品、シルバーの輝きがヨットマスターらしい洗練さを実現しました。
このRef.16622は、ヨットマスターの代表的モデルとして長く愛されています。
2000年代に入ると、ミディアムサイズ(35mm)やレディスサイズ(29mm)も
ラインナップに追加され、男女問わず人気が拡大。
ヨットマスターは単なるダイバーズウォッチではなく、
海を楽しむエレガントなライフスタイルウォッチとしての地位を確立していきました。
ヨットマスターIIの登場(2007年~)
2007年、ロレックスは大胆な新作を発表します。
それが、「ヨットマスターII」です。
このモデルは、名前こそ共通ですが中身はまったくの別物。
まさにプロのヨットレーサー向けの本格機能モデルでした。
金無垢・ステンレス・ロレゾール(コンビ)など多彩な素材展開も特徴です。
新世代のヨットマスター
2015年、ヨットマスターシリーズに革命的な変化が訪れます。
それが、オイスターフレックスブレスレットを採用したヨットマスター40の登場です。
従来のメタルブレスとは異なり、内部に金属ブレードを備えた高耐久ラバー構造
着け心地が軽く、スポーティかつ高級感も両立と、
現代的なラグジュアリースポーツウォッチとして注目を集めました。
ヨットマスターはロレックスの中でも最も進化し続けるマリンモデルとして位置づけられています。