『足赤』刻印は何金?成分分析でわかった結果をご紹介いたします!
中国で購入されたという、珍しい『足赤』の刻印が入ったリングをお持ちいただきました。
見た目には『金』を示すような一般的な刻印は確認できなかったため、この『足赤』という刻印をお調べいたしました。
当店では、貴金属の刻印を丁寧にお調べし、素材や状態に基づいた的確な査定を行っております。
ご自宅に「これは金かもしれない」「刻印の意味が分からない」といったお品物がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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『足赤』刻印とは?
「足赤」刻印は、中国や台湾、東南アジアの各国で広く使用されていることがわかりました。
これらの地域では、高純度の金を使った貴金属として扱われ、「チャン金(真金)」や「チャッカム金(純金)」などの名称で流通しています。
これらは、いずれも純度の高い金を指す現地での呼称です。
こうしたアジア圏で製造された貴金属は、日本国内でも多く見られます。
「足赤」刻印のほかにも、さまざまな海外製の刻印が存在しており、一般的に「シナ金」と呼ばれることもあります。
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比重計での確認
最初に比重計を使って金製かどうかを検査しましたが、金としての比重値は確認できませんでした。
今回のお品物は、外見に比べて手に取ると軽く感じられました。
リングの一部が空洞になっている可能性があり、そのため比重計では正確に測定できなかったと考えられます。
成分分析の結果
品位が特定できなかったため、今回は成分分析が必要と判断し、お品物をいったんお預かりすることにいたしました。
その結果、品位は「K21」であることが確認できました。
通常であれば、比重計を用いた検査でも十分と考えられますが、今回は比重計での判別が難しかったため、成分分析のためにお時間をいただきました。
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まとめ
今回は「足赤」と刻印されたリングを、成分分析をおこなったうえで「K21」としてお買取いたしました。
「足赤」や「チャン金」「チャッカム金」「シナ金」などと呼ばれる海外製の金製品には、K20〜K24相当の高品位な金が使われていることが多いです。
ただし、これらの刻印はあくまで参考であり、実際の純度と一致しないことも少なくありません。
たとえば、同じ「足赤」と刻印された金でも、分析の結果がK20相当だったり、一方でK22以上の高純度だったりすることもあります。
製造された国や時期によって純度の基準が異なるため、見た目や刻印だけでは正確な査定ができない場合があります。
このように刻印だけでは判断が難しいお品物もあるため、お品物によってはお預かりし、成分分析を行ったうえで買取価格をご提示することがございます。
ご自宅に「刻印が読めない」「刻印の意味がわからない」「純度が不明な金製品」などがございましたら、ぜひ当店へご相談ください。
豊富な知識を持つスタッフが、丁寧にご査定いたします。
(※お品物によってはお預かり、又はお時間を頂く場合がございます。)
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