カルティエの腕時計と言えば「タンクフランセーズ」や「パシャ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回は2007年に登場した「バロンブルー」についてお話したいと思います。

 

バロンブルーとは

「バロンブルー」はフランス語で「青い風船」を意味します。それを想起させるような丸いフォルムのケースやカボションシェイプのブルースピネルがセッティングされたリューズなど全体的に丸みを帯びているのが特徴的なデザインです。

カルティエは「タンク」や「サントス」など角型の腕時計のイメージが強いですが、これまでのイメージを覆し新しいスタイルを作り上げたのが「バロンブルー」なんです。

クラシカルで洗練されたデザインでカジュアルやフォーマルなどどんなスタイルにも合わせやすいのも人気の1つです。

キャサリン妃も愛用のバロンブルー

バロンブルーは世界中の著名人やセレブが愛用していることでも知られていますが、特にバロンブルーを愛用している事で話題になったのは「キャサリン妃」です。

世界のロイヤルファミリーの中でも人気が高いキャサリン妃はファッションアイコンとして洋服や小物がたびたび話題にもなっています。結婚3周年記念としてウィリアム王子からキャサリン妃に贈られたのがカルティエのバロンブルーでした。

子育てをしながら積極的に公務もこなし、英国王室の伝統と新しい風を吹き込み「自然体の美しさ」「女性・妻・母」としての憧れを体現した存在のキャサリン妃。高貴ででエレガントなスタイルにピッタリで憧れる人も多いのではないでしょうか。

バロンブルーとパシャの違い

カルティエの中で丸いフォルムというと人気の「パシャ」がありますが、バロンブルーとは何が違うのでしょうか。

左：バロンブルー/右：パシャ

バロンブルーは2007年、パシャは1995年に発売されています。

パシャは他のシリーズがローマ数字を採用していますが「3・6・9・12」とアラビア数字が配されています。そして大きな特徴は時計の本体にチェーンで固定されたねじ込み式リューズガード、それを外すと長針・短針・カレンダーを操作できるリューズが出てきます。

防水性も高く、カルティエレディース時計の中ではスポーツウォッチの位置付けになっているのでカジュアル寄りのモデルとして選びやすいデザインです。

それに比べ、バロンブルーは丸みのあるフォルムがカジュアル感もあり、ローマ数字が大人の気品漂う時計となっています。

バロンブルーのサイズ展開

バロンブルーは豊富なサイズ展開も特徴のひとつ。好みのサイズ感やなど選択範囲が広くなることにより多くの人に選ばれやすくなっています。

大きく分けると４サイズ展開

・SM(スモール)　　 　  28mm
・MM(ミディアム)　　  33～37mm
・LM(ラージ)　　　　　39～42mm
・XL(エクストララージ) 44～46mm

また、SMサイズはクオーツのみ、MMサイズはクオーツと自動巻き、LM・XLサイズはすべて自動巻きになっています。

大きく分けると４サイズ展開ですが、細かく分けるとサイズだけでも7種類もあります。手首に合わせるだけでなく小ぶりに可愛らしく着けたい、大き目を着けてカッコよく見せたいなど、自分好みのスタイルも追及できますね！

また、ペアウォッチとしてもサイズで悩むことなく選べるのもポイントです。

バロンブルーはサイズだけではなく文字盤カラーも豊富です。

文字盤カラー　シルバー

一番シンプルに着けられる定番の文字盤。シーンやスタイルにも合わせやすい。

文字盤カラー　ピンク

さらに柔らかくフェミニンなイメージ。上品さもあるバロンブルーだからこそ甘くなりすぎないのも人気。

文字盤カラー　ブルー

誠実で爽やかなイメージのブルーはビジネスシーンでも着けやすいカラー。ネクタイとのコーディネートを楽しむことも出来ます。もちろんカジュアルにもオススメです。

ダイヤモンド

より華やかに演出してくれるダイヤモンド。文字盤にダイヤモンド、ベゼル一周にダイヤモンドがセッティングされているモデルもありより華やかになります。

その他、ピンクシェルやダークグレー、ブルーシルバーなどカラーバリエーションも豊富です。サイズや文字盤の種類が豊富にあると選ぶ楽しさや自分の好みのモデルが見つけられるのも人気の理由ですね。