シャネルの時計と言えば「J12」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。シャネルのアイコンとして有名人も着用している方が多く人気のモデルです。なぜ人気なのか、そして気になる買取価格も紹介していますので是非最後までご覧ください。

 

革新的な時計「J12」

当時セラミックを使った腕時計がほとんど無く、加工が難しいとされていたセラミックを全面に使用した時計がJ12です。今では時計業界で当たり前に使われているセラミックですが、20年前には考えられなかったことなのでそれを成し遂げ浸透させたシャネルの凄さを感じますね。

また、J12のデザイナーはシャネルのアーティスティックディレクターで、J12以前にも「プルミエール」や「マドモアゼル」などの時計のデザインも手掛けた「ジャック・エリュ」その彼が新たなプロジェクトとして手掛けたのが「時代を超越して不滅であり、輝くような黒か、まばゆい白」の時計を作ること。そして、その理想を実現させるのにたどり着いた素材が「セラミック」だったのです。

J12人気の理由

クオリティの高い時計

シャネルはファッションブランドというイメージが強く、腕時計もレディースウオッチがメインとなり、ジュエリー感覚で身に着けるということから機能的には他社の時計に比べると劣っていましたが、現在ではスイスに自社工場を構え時計製造・技術革新に力を入れています。

これまでシャネルは汎用ムーブメントを採用していましたが、新たにケニッシ社製のオリジナルムーブメントを採用しました。

ケニッシ社はチューダー(TUDOR)のムーブメントを共同開発しているスイスの高名なメーカーです。

キャリバー12.1は70時間のロングパワーリザーブ、カレンダー操作も常時可能そしてスイス公式の高精度の証明C.O.S.Cの認定も受けています。

サファイヤクリスタルのシースルーバックから美しいムーブメントの動きも堪能できるのも魅力ですね。

また、33mmケースに搭載のキャリバー12.2は50時間パワーリザーブ、同じくC.O.S.Cの認定を受けています。これまで33mmはクオーツのみでしたが、自動巻きムーブメントが搭載されることによりパートナーとのペアウォッチとしての人気が高まったのではないでしょうか。

高耐性セラミック

・傷・腐食・汚れに対して高耐性

・綺麗な状態を保ちやすい

・ステンレスより軽い

・抗アレルギー

セラミックは一般的なステンレスよりも6倍以上の硬度があります。

硬さを表す単位、ヴッカース硬度で表すと時計に使われるステンレスが200HV（ヴッカース）に対してセラミックは1000～1200HVです。その為、傷もつきにくいのでキレイな状態を保ちやすくなっています。また非金属の為、抗アレルギーで紫外線による変色などの影響が無いのもメリットです。

デザイン性

直ぐにシャネルの時計を着けていると分かるアイコニックな時計として作り上げ、J12を着けた人が「シャネルの時計を着ている」と主張しやすデザインになっています。

そして、インデックスを文字盤と同じ色にしたモデルやベゼルに淡いピンクやブルーを取り入れたデザインなど、バリエーションも豊富なことから、着けた人の個性を主張できる腕時計であり、前述したような２つの理由から実用性も高い時計としておしゃれさんや時計好きな方など幅広い人気を得ているのだと思います。

2020年に発表された「パラドックス」個人的に好きなデザインです。

 

ケース：38ｍｍ

型番：H0685

品名：J12

仕様：自動巻き

 買取価格 25万前後

※状態や相場によって金額は変わりますのでご了承ください。

 

 

ケース：41ｍｍ

型番：H0940

品名：J12　クロノグラフ

仕様：自動巻き

 買取価格 35万前後

※状態や相場によって金額は変わりますのでご了承ください。