2025/05/20スタッフブログ

【宝石|ジュエリー】【ルビー】高額査定質預かり質屋かんてい局横浜港南店

こんにちは。かんてい局横浜港南店でございます。

本日は宝石の女王とも呼ばれている【ルビー】についてご紹介します。

ルビーとは

【ルビー】という名前はラテン語の【ルベウス】に由来し、【赤】を意味する言葉です。

情熱・愛情・勇気・権力などの象徴として親しまれてきた【ルビー】は【勝利を呼ぶ石】と言われ、あらゆる危険や災難から持ち主の身を守り、困難を打破して、勝利へと導くパワーがあるとされてきました。

また、古代では戦士たちがルビーをお守りとして身につけ、戦場での勝利や勇気を得るために用いたと言われています。

【ダイヤモンド】の次に硬い宝石【ルビー】は、割れや破損がほとんど生じない、丈夫な宝石として知られており、そのため【ルビー】は様々な形や大きさにカットされ、多様な種類のジュエリーに用いられています。

自然のルビーは地球内部で数百万年以上の歳月をかけて形成されます。

ルビーはコランダム鉱物に含まれる微量のクロムが赤色を生む原因です。

コランダムがクロムを取り込むことで、ルビーの特徴的な色が生まれます。

地殻内の特定の地域で非常に高温（約700～1,200℃）および高圧の条件が揃うことでコランダムが結晶化し、マグマの活動や地殻変動によって、地下深くで形成されたルビーが地表近くに押し上げられます。その後、風化や侵食によって発掘されやすい状態になります。

ルビーとサファイアは同じコランダムという鉱物です。赤色のものだけが「ルビー」と呼ばれ、それ以外の青やピンク、黄色などの色は「サファイア」に分類されます。

～ほかの赤い宝石との違いについて～

【ルビー】

色：深紅～ピンクがかった赤

硬度：9

屈折率：約1.76-1.77

見た目の違い・特徴：強い輝き、鮮やかな赤、非常に硬い

【スピネル】

色：赤〜ピンク、紫がかった赤

硬度：7.5～8

屈折率：約1.71–1.73

見た目の違い・特徴：透明感があり、やや紫みがかることも

【ガーネット】

色：赤〜茶色がかった赤

硬度：6.5–7.5

屈折率：約1.73–1.75

見た目の違い・特徴：ワインレッド調、内包物が多いことも

このように同じ赤い宝石であってもよく見ることで、特徴が様々になります。

産地

世界的に有名なルビーの産出地として最も高値が付くと言われているミャンマー産の他にも､ベトナム､カンボジア､タイ､スリランカ､マダガスカル､タンザニア､モザンビーク､中央アジアなどが挙げられます。

・ミャンマー(旧ビルマ)

ミャンマー産の最高品質のルビーは【ピジョンブラッド(鳩の血)】と呼ばれており濃く､深みのある鮮やかな赤色をしております。

鮮やかで深みのある赤色とわずかに青みがかった光沢が特徴で、インクルージョンが少なく、透明度の高いものが多いです。

2015年にスイスで開催されたオークションでは25.59ctの【ピジョンブラッドルビー】を使用した指輪が史上最高額約36億5200万円で落札された事例がございます！

・モザンビーク

2000年代以降、高品質なルビーが多く産出されるようになりました。

ミャンマー産に匹敵するほどの美しい赤色のルビーが採れ、透明度が高く、ピジョン・ブラッドに近い色合いのものも存在しています。

加熱処理されているものが多いですが、無処理で美しいものもあるのが特徴です。

当店では【宝石・ジュエリー】のお買取に力を入れております。

もちろん【質預かり】も大歓迎でございますので是非【かんてい局横浜港南店】にお持ち下さいませ。

ルビー価値基準

1：Carat(カラット)

カラットとは重量の事を指します。ルビーの価格は、重量が増えるごとに指数関数的に上昇します。特に、高品質で5カラットを超えるルビーは非常に稀少と言われています。

2：Color(カラー)

ルビーの価値基準の中で最も重要なのがカラーになります。ルビーの基本色は赤ですが、ピンクや紫、オレンジなどの副次的な色を含む場合があります。純粋で深い赤が最も価値が高いとされています。その中でも鮮やかで透明感のある赤は非常に高価です。

3：Clarity（透明度）

ルビーはほぼすべて、微小なインクルージョンを含んでいます。インクルージョンが目立たない位置にある場合、価値が高くなります。逆に、大きな内包物が表面に近い場合や、全体に広がっている場合は価値が下がります。

当店では【宝石・ジュエリー】のお買取りに力を入れております。

もちろん【質預かり】も大歓迎でございますので是非【質屋かんてい局横浜港南店】にお持ちくださいませ

「何の石なのか分からない」といったお品物でも、当店の査定士が丁寧にお査定させていただきます。

ジュエリー・宝石につきましてはお気軽に当店へご相談・お問い合わせ下さいませ。

お電話やメール、ラインから承っております。

ルビーの希少理由

鮮やかな赤色（特に「ピジョンブラッド」と呼ばれる血のような深紅）は非常に稀です。
多くのルビーには不純物や内包物（インクルージョン）が含まれており、宝石として使用できるほど透明で美しいものはごく一部です。

2. 地質学的に特異な条件が必要

ルビーは、アルミニウムを含む鉱物であるコランダムにクロムが含まれることで赤くなります。
このクロムの含有が非常に微妙なバランスで起こる必要があり、地球の限られた地域でしかこの条件が揃いません。

3. 主な産地が限定されている

上記にもある通り最高級のルビーはミャンマー（特にモゴック地方）から産出されます。ですが近年は産出量が減少傾向にあります。
タイ、スリランカ、マダガスカル、モザンビークなどでも採れますが、品質は地域によって大きく異なります。

4. 需要が高い

ルビーは古代から「情熱」や「力」の象徴とされ、王族や宗教儀式などで珍重されてきました。
今日でも、婚約指輪や高級ジュエリーに使われるため、需要は高いままです。

5. 処理されていない天然ルビーはさらに希少

市場に出回るルビーの多くは加熱処理や充填処理（クラックを埋める）などが施されています。
「未処理（非加熱）」の天然ルビーは極めて希少で、価格も非常に高騰します。

ルビーの希少性比較表

宝石名	希少性（概算）	コメント
ルビー	★★★★☆	高品質・非加熱のルビーは極めて希少。ピジョンブラッドは特に貴重。
ダイヤモンド	★★☆☆☆	産出量は多いが、マーケティングによって希少性が強調されている。超高品質やピンク・青などの色石は別格で超希少。
サファイア	★★★☆☆	青以外のファンシーサファイア（特にパパラチア）は希少。ルビーに比べればやや豊富。
エメラルド	★★★★☆	高品質で透明度の高いものは非常に少ない。内包物が多いのが普通。
アレキサンドライト	★★★★★	色変化を示す極めて希少な宝石。特にロシア産の古いものは幻級。
パライバトルマリン	★★★★★	鮮やかなネオンブルーで知られ、極端に希少。ブラジル産が最も価値が高い。
タンザナイト	★★★☆☆	一カ所（タンザニア）でしか産出されないが、比較的採れるため現時点ではそこまで希少ではない。将来的には枯渇の可能性あり。
オパール（ブラックオパール）	★★★★☆	特にオーストラリア産のブラックオパールは希少で高価。遊色効果の美しさが価値に直結。