2024/05/29スタッフブログ

【宝石】ブラックダイヤモンド買取情報

こんにちは！質屋かんてい局横浜港南店でございます！

本日はブラックダイヤモンドのご紹介です！

ブラックダイヤとは

ブラックダイヤモンドとは、その見た目からブラックカラーのダイヤモンドを指します。

単結晶で生成された透明度の高いダイヤモンドに対し、ブラックダイヤモンドは微細な結晶が集まっている多結晶構造のため、見た目は不透明や半透明となります。

硫化物やヘマタイト、マグネタイトなどの鉄鉱石やグラファイト等が内包される事で黒く着色されたダイヤモンドです。

内包物によって変色したダイヤモンドを総称してファンシーダイヤモンドと呼び、ブラックダイヤモンドは12色あるカラーダイヤモンドの内の一つです。

ブラックダイヤモンドはダイヤモンドと比べて産出量は比較的多く、ジンバブエ東部のマランジェ鉱床が原産地として有名です。

元々は工業用として広く流通しており、ジュエリーにはあまり用いられていませんでした。

しかし、漆黒で美しい光沢のあるブラックダイヤモンドは、近年そのファッション性の高さから注目され需要が高まっています。

鉱物名をカーボナードと呼び、和名は黒金剛石です。

色合いはオニキスやヘマタイトに似ていますが、光沢は大きく異なっています。

モース硬度は、ダイヤモンドと同じく最高ランクの10となり、カット後のエッジのある光沢感が魅力を高めています。

ブラックダイヤモンドはカラーダイヤモンドの中では希少性は劣りますが、質の良い天然のブラックダイヤモンドであれば一つの個体で数十万円の値が付くほどの希少価値があります。

その希少性から、現在流通しているブラックダイヤモンドの多くが人工処理で着色されたダイヤとなり、一般的なダイヤモンドと比べると比較的安価で取引されますが、ブランドやデザイン性も高く評価され付加価値として買取査定額に反映されます。

ブラックオルロフ

所有者が不可解な死を遂げるという“呪い”の伝説を持ち、博物館で展示されるまで多くの所有者を転々としてきた事で世界的に有名な67.5カラットのブラックダイヤモンド「ブラックオルロフ」は、2006年にニューヨークで開催されたオークションで、約4,000万円で落札されています。

ニーズの高さ

工業用として流通していたブラックダイヤモンドは、近年のファッションの多様化で「オールブラック」のトレンドとして火が付き、メンズファッションを中心に人気を集め、また世界中のハイブランドがジュエリーや腕時計に用いられるようになり、宝飾品としてのブラックダイヤモンドの存在は欠かせないものとなってきています。