2024/03/12スタッフブログ

アイダブリューシーポルトギーゼ・クロノグラフ

こんにちは、かんてい局横浜港南店です。

本日は入荷したばかりの【IWC・アイダブリューシー】のお時計をご紹介致します。

【IW371604 ポルトギーゼ・クロノグラフ】

【IWC・アイダブリューシー】はどんな時計ブランドなのか？

1868年にスイスのシャフハイゼンでアメリカ人によって創業された、歴史ある時計ブランドです。【IWC】は【インターナショナルウォッチカンパニー】の頭文字で【IWC・アイダブリュシー】と読みます。創業者がアメリカ人と言う事で、ヨーロッパの時計ブランドですが英語の名前が付けられました。

アメリカの時計技師だった若干27歳のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが、アメリカの工業技術とスイスの優れた時計職人が手を取り合う事で最高品質の時計を作ることができると考え、スイスに渡りました。そこで彼は時計職人のハイリッヒ・モーゼルと出会い、二人三脚で【IWC】を設立し動き出します。

しかし【IWC】の創業初期は決して順調とは言えませんでした。スイスの職人との言語の壁や新しい機械への順応に時間がかかったことが理由でジョーンズは7年ほどで経営権を売却する事になってしまいました。その後数人の手に渡り、1880年にスイス人のヨハン・ロウシェンバッハが新経営者となり、1885年頃にやっと新しいデジタル表示モデルの開発などで経営が落ち着いたと言われています。1979年までヨハン・ロウシェンバッハの一族が運営をしました。

【IWC】が1936年に初めてスペシャル・パイロット・ウォッチを発表しました。パイロットが求める視認性の高さや、グローブを付けたまま操作しやすい高性能な設計からなる独特なデザインはパイロット・ウォッチの新たな時代を切り開き、さらに1939年には、ポルトガルの商人からの依頼で高精度のポケットウォッチムーブメントを搭載した大きな腕時計、【ポルトギーゼ】の第一号を製作しました。それ以降は多くのバリエーションが登場し、【IWC】の代表作となりました。

【IW371604 ポルトギーゼ・クロノグラフ】

【ポルトギーゼ】と言う名前は先程もお話に出たポルトガルの商人に依頼されたことが大きくかかわっています。【ポルトギーゼ】は言葉通りポルトガルを指します。大きなケースはムーブメントに使用されたのが懐中時計の物だった為です。この大きい腕時計が人々の注目を集め、【ポルトギーゼ】の視認性の良さが広まるきっかけになりました。

洗練されたシンプルなデザインで美しいリーフ針にアラビアンインデックス、1/4秒単位の目盛りをプリントしたインナーリングは、計測時間の正確な表示を可能にしています。

【IWC】の自社ムーブメント【キャリバー69355】を使用しています。

この【キャリバー69355】は高精度で、両巻き上げの自動巻きローターを搭載しており非常に巻き上げ効率の良いムーブメントになっていてパワーリザーブは46時間となっています。

194個の部品で正確に時を刻む【キャリバー69355】の動きを【IW371604 ポルトギーゼ・クロノグラフ】ではシースルーバックになっている為見ることが出来るのも魅力的です。