こんにちは、かんてい局横浜港南店でございます。

本日は、エルメスの名作時計の一つ、【クリッパー】をご紹介致します。

エルメス CL1.910 クリッパー クロノグラフ

エルメスのアイコンウォッチ【クリッパー】

エルメスのアイコンウォッチとして名高い【クリッパー】は1981年に誕生したお時計です。

【クリッパー】と言う名前は19世紀に活躍した大型帆船の【クリッパー号】から名付けられています。特徴的な丸いケースは大型帆船【クリッパー号】の丸い窓をイメージして作られています。スクエア型が多いエルメスの腕時計には珍しいデザインで、ベゼルには舷窓を思わせるリベットモチーフが使われています。

ケースの裏蓋にはエルメスの頭文字である【H】と、馬具工房から始まったエルメスらしい四輪馬車のマークが刻まれており、ベルトにもエルメスをイメージさせる【H】がデザインされていて魅力的です。

【クリッパー】には様々なデザインがあり、メンズ、レディースと種類があるのでペアウォッチとしても人気があります。

エルメスが時計を作るきっかけになったのは

エルメスには【クリッパー】の他にも様々な時計がありますが、時計作りをするようになったのは創業から約80年後の1920年頃からです。

この頃は、スイスの歴史あるマニュファクチュールブランド【ジャガー・ルクルト】や、複雑時計を得意とする【ユニバーサル・ジュネーブ】など高い技術を持つ時計メーカーと共同で時計作りを行っていました。

エルメスの3代目【エミール・モーリス・エルメス】が1910年頃、当時主流だった懐中時計の鎖代わりに、エルメスが得意とする革のストラップを付けた時計を娘の【ジャクリーヌ】のために作ったのが時計作りのきっかけと言われています。

ここでもエルメスの職人技と革を扱うこだわりとアイディアを発揮させ、時計においてもエルメスが革を使った時計の先駆者となりました。

1928年にはゴルファー向けに作られた時計【ベルトウォッチ】を発表します。

ウエストベルトのバックルに時計の文字盤を隠して衝撃から時計を守り、指で押すと開くといった機能的なものでした。この画期的な機能を装備した時計は当時大ヒットし、エルメスは時計業界から注目されるようになりました。

エルメスは1978年にスイスのビエンヌに時計製造のアトリエ【ラ・モントル・エルメス】を設立します。これにより、エルメスは本格的な時計の製造を開始します。

スイスに時計専門の会社を設立してから、本格的に時計の製作に取り組み、【アルソー】や【Hウォッチ】に【クリッパー】、【ケープコッド】、【ケリーウォッチ】などの世界中で愛されている時計が作られました。

【エルメス CL1.910 クリッパー クロノグラフ】は黒文字盤にクロノグラフが付いたメンズのお時計です。エルメスらしいシンプルで上品なデザインは普段使いからビジネスシーンまでお使い頂けます。

ベルト部分にはエルメスの頭文字【H】がさり気なく連なり、主張し過ぎないデザインなのにしっかりとエルメスらしさがあります。

電池式のクォーツ時計なので扱いやすいのも魅力的です。

1981年に誕生して以来、アイコンウォッチとして絶大な人気を誇った【クリッパー】は2018年に惜しまれながらも廃盤となってしまいました。

廃盤になってしまいましたが、その着けやすさや、シンプルなデザイン性、歴史ある世界的ラグジュアリーブランド、エルメスのアイコン時計という事もあり、未だに根強い人気があります。

今では中古市場でしか手に入らないエルメスを代表するお時計【クリッパー】は当店オススメのお品物です。

是非店頭で実際に手に取ってお試しくださいませ。

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