【機械式時計編】保管上の注意ポイントをご紹介
機械式時計の買取では、外観のキズだけでなく内部のムーブメントの状態が大きくかかわってきます。OHが必要と判断されると数万円の減額につながる場合も少なくありません。今回は、長く愛用するために。売却時に少しでも高く売却するために。押さえておきたい保管上のポイントをご紹介していきます!
こんにちは。
質屋かんてい局山形北店 川村です。
10月にご紹介した
に続き、今回は「機械式時計編」をご紹介してまいります。
機械式時計のメリットとは
当店にお持込み頂く時計の中には大きく分けて、巻き上げたゼンマイを動力として稼働する「機械式時計」。
電池を動力として稼働する「クォーツ時計」の2種類があります。
それぞれに多くのメリットが存在しますが、機械式時計に関して挙げると、
・クォーツ時計と違い、定期的なメンテナンスで長く使用することが出来る
・資産としての見方が出来る為、換金率が高いモデルが多い
・時計の細かい動作を楽しむことが出来る(個人的な感想)
等が挙げられます。それぞれで感じるメリットがあるかとは思いますが、最大のメリットは一生ものとして使用できる点ではないでしょうか。
長くなりましたが、、機械式時計を長く愛用するための保管上の注意ポイントをご紹介していきます!
高温多湿、磁気の強い場所を避ける
機械式時計のムーブメントの部品は非常に小さく、繊細なパーツがに使用されています。
ふとした衝撃によっても部品が損傷してしまうこともしばしば…。そんな小さいパーツによって構成されているムーブメンの為、
高温多湿の場所や磁気の強い場所で保管してしまうと
・密封されたムーブメント内にできた湿気により錆が生じてしまう
・磁気により部品が引き付けられてしまい、正確な稼働にずれが生じてしまう
などの悪影響が発生してしまいます。良かれと思って乾燥剤を使用することも「油切れ」を引き起こす原因となってしまいますので注意が必要となります。
保管する際は、可能な限り一定の温度と湿度を保てるケースなどに保管し、磁気性の強い物からは遠ざけて保管することをオススメします!
定期的に稼働させる
こちらも非常に重要なポイントとなります。
「稼働させないでおいた方が、摩耗しなくていい。」という考えが一般的かとは思います。
ただ、長く放置していた自転車を例に挙げると、久しぶりに乗ろうとした際にチェーン部分が固着してしまっているときがあるのではないでしょうか。
機械式時計も、長くそのままの状態で放置してしまうと同様の状態が発生してしまいます。それにより、
・ムーブメント内の部品に使用されている「油」が固着してしまう
・久しぶりに巻き上げた際の部品への負荷が大きくなり部品損傷の原因となる
などの悪影響が生じてしまいます。
それを防ぐために安価なワインダーマシーンでも大丈夫なので、使用しない際は、定期的に巻き上げを行うことをオススメします。
定期的にセルフケアを行う
最後にご紹介するのは、セルフケアです。
一年を通して、使用していると皮脂の汚れや空気中の塵などでブレスレット部分やケース裏には汚れがかなり付着しています。
職業柄もあり、1カ月に1回ほどは超音波洗浄機やアルコールなどで自分の時計のメンテナンスを実施していますが、1カ月でも非常に多くの汚れが溜まっています。
なかなかメンテナンスまで手が回らない方であれば、かなりの汚れが付着しており、その影響によって
・ブレスレットの動きがぎこちなくなる
・汚れにより、時計の機能が落ちてしまう。最悪サビが発生してしまう
というケースが発生します。
ほんの5分程、綿棒やクロスで時計全体をケアするだけでもかなりかわってきますので、定期的なセルフケアも心がけましょう。
今回は、機械式時計の保管上のポイントをご紹介させていただきました。
外観だけでなく、ムーブメントの状態が良好の時計は買取金額をより高くご案内出来ます。
売る売らないに関わらず、長く愛用頂くためにも本日ご紹介したポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
質屋かんてい局山形北店では、機械式時計の買取の他にメンテナンス等も承っております。
お使いの時計に不具合が生じた際などは、ぜひお問い合わせ下さい。皆様のご来店お待ちしております!
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