家に眠っているテレホンカードのお得な処分方法
1982年12月23日にNTT(当時の電電公社)がカード式公衆電話の1号機を設置したことを NTTが記念して制定した日です!
携帯電話の普及が進むにつれ 徐々に見かける事も少なくなってしまった公衆電話とテレホンカード
今回はお家に大量に眠っているテレホンカードの使い道を提案させていただきます。
公衆電話を使用するためのテレホンカード!
携帯電話が普及する前の時代、外出先で電話を掛けるための重要アイテムでした。
お気軽にお問い合わせください!
テレホンカードの種類
テレホンカードには種類があります。
①磁気式テレホンカード
一般のテレホンカードです。
50度数・100度数・300度数・500度数の4種類で発売開始。(10円/度数 換算で販売)
後にプレミア(おまけ)が付いた105度数・320度数・540度数を加えた7種類になった。
300度数を超えるテレホンカードが販売されると 不正に改造された偽造カードが多く出回わりはじめた。
現在の販売は50度数・105度数のみになっており、公衆電話自体も105度数以上のカードは使えなくなってしまいました。(残度数が105度数以下であれば使える)
②ICテレホンカード
1999年に登場した 偽造テレホンカード対策の切り札として ICカードを利用した公衆電話用のテレホンカードです。
30度数・50度数・105度数・210度数・320度数の5種類
磁気式テレホンカードと違い 有効期限つき。
カードに偽造防止対策はされていたものの
①磁気式テレホンカード用の公衆電話と互換性がない
②公衆電話本体の普及率が低い
③ICテレホンカードの入手性が悪い
④携帯電話やPHSが普及しだしていた
ことなどから普及率は磁気式の物に比べ定着しなかった。
2006年にICカード公衆電話サービスが終了。
2016年をもって交換期限も満了し、ICテレホンカードについてはすべて終了しました。
テレホンカードの登場
当初 公衆電話は 硬貨のみで使用していましたが、問題点がありました。
①100円硬貨・10円硬貨でしか掛けられなかったので、準備をしておく必要があった。
②お釣りが出ないので 残り分は掛け捨ての状態(100円硬貨より10円硬貨を大量に準備しておく必要があった。)
このことから、大量の硬貨の準備を必要とせずコンパクトなカード一枚で、使用した分だけカードから引かれていき 残りは次の機会に使用ができるテレホンカードが登場し 重宝されていました。
また、NTTとしても 硬貨の回収に手間が掛かり 硬貨が満タンになってしまうと公衆電話が使えなくなってしまうという問題点も軽減されたようです。
他の硬貨を判別できるような機械にすると 費用が掛かり さらにスペースが大きく必要としてしまい 限られた狭いスペースに設置しなければならない公衆電話にはサイズ的な余裕がなかったから
公衆電話の通話料
公衆電話から掛ける通話金額は掛ける先と時間帯によって変動します。
通話区域間の距離 | 10円(税込価格)で通話できる時間 | ||
---|---|---|---|
昼間 | 夜間 | 深夜・早朝 | |
午前8時~午後7時 | 午後7時~午後11時 (土・日・祝の昼間を含む) |
午後11時~午前8時 | |
区域内 | 56 秒 | 76 秒 | |
隣接区域内及び20kmまで | 39.5 秒 | 52 秒 | |
20kmを超え30kmまで | 26 秒 | 35.5 秒 | |
30kmを超え40kmまで | 21.5 秒 | 26.5 秒 | |
40kmを超え60kmまで | 16 秒 | 20 秒 | |
60kmを超え80kmまで | 11.5 秒 | 15.5 秒 | 17.0 秒 |
80kmを超え100kmまで | 10 秒 | 15.5 秒 | 17 秒 |
100kmを超え160kmまで | 8 秒 | 14 秒 | 15.5 秒 |
160kmを超える | 8 秒 | 12 秒 | 13.5 秒 |
携帯電話への通話 | 15.5秒 |
電話番号は公開されていませんが、公衆電話自体に電話番号が貼ってあることがあります。
老若男女みんなが一枚は持ち歩き、ビジネスマンは何枚も携帯していましたね。
みんなが当たり前に持っているものなので、名刺タイプや企業の宣伝広告が入ったもの・観光地のお土産などオリジナルのデザインがされた 多岐にわたる様々な利用をされていました。
テレホンカードを集めるコレクターもいるほど一般的なアイテムでした。
中には珍しいレアなタイプも
・電電公社(日本電信電話公社)発行のテレホンカード
電電公社からNTTに変わったのが1985年、テレホンカードが発行が開始したのが1983年。
わずか3年間しか発行されていない コレクター眉唾物のレアアイテム
公衆電話の減少と必要性
携帯電話が普及する前にポケベル時代には、ポケベルに通知が来たら 公衆電話を探し 折り返し電話したり 公衆電話からポケベルに発信したりと共存し合う関係でした。
ポケベル全盛期(1995年頃)には、公衆電話に行列ができ ボタンが押されすぎて 公衆電話が壊れてしまう事件が起きるほど人気でした。
送りたいメッセージを早見表を見ながら押したり、暗記しあっという間に早打ちで売ってしまう人も!
10円分(数十秒)の通信料で長文のメッセージを打ち切れる人を「10円プレーヤー」などと言われていました。
時代が過ぎ、1990年後半から携帯電話の普及に伴い、公衆電話も撤去されていきました。
ピークの1993年 93.5万台 → 2020年 14.6万台(約30年で80万台減)
設置されている場所も限られ、
今では病院や大型商業施設、駅や交番のあたりにあるかないかになってしまいました。
完全に見掛けなくなるということはありませんね。
また、NTTから販売されていたオリジナルデザインのテレホンカードにするための無地のホワイトカードが2021年秋をもって販売が終了となってしまいました。
設置台数は激減しましたが、いざという時に公衆電話は非常に助かります。
・携帯電話回線が込み合っているとき
・災害時など
・携帯の故障時
・回線に障害があるとき
・携帯電話を所有していない人たち(特に子供)
大手3キャリア10年間での通信障害
通信障害は記憶に新しい方も多いと思います!
大手3キャリアがここ約10年でも・・・
キャリア | 障害発生時期 | 障害内容 | 復旧までの時間 |
docomo | 2011年6月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大29時間 |
2016年4月 | 音声通話不可 | 復旧まで最大8時間 | |
2020年5月 | 通信不可 | 復旧まで最大5.5時間 | |
2021年10月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大29時間 | |
softbank | 2011年5月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 30時間 |
2018年2月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 9時間 | |
2018年9月 | 受信メール喪失 | 復旧まで最大 22.5時間 | |
2018年12月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 4.5時間 | |
au | 2011年11月 | 音声通話不可 | 復旧まで最大 7時間 |
2013年5月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 19時間 | |
2013年5月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 10時間 | |
2019年3月 | 緊急通報利用不可 | 復旧まで最大 4時間 | |
2022年7月 | 通信音声通話不可 | 復旧まで最大 86時間 |
細かな障害や短い時間障害は省いて 大きな通信障害事例を抜粋しましたが、こんなにも!
ただ文字の打ち方は手間が掛かるようです。
お住いの近隣の公衆電話の設置場所を把握しておくと一安心です。
そんな時に必要になるであろうテレホンカードですが、1枚あれば十分ですね!
20年前、30年前に大量に購入してしまったテレホンカード
現在は価値はないのでしょうか?
もちろん そのテレホンカード 価値あります!
大量のテレホンカードを処分する!
方法別にメリット・デメリットとともにご紹介いたします。
①公衆電話で使う
処分方法と言う言いかたでは元も子もない方法ですが、正規な方法です。
◆メリット
一番価値のある使いかたです。
携帯電話に掛ける通話料金で考えると、携帯電話で掛ける通話料より少しお得に掛けられますね!
50度数は500円で購入出来て、500円しか使えません。同様に100度数(1000円)、300度数(3000円)、500度数(5000円)はそのままです。
しかし、100度数以上のプレミア(おまけ)が付いたものは 105度数(1000円)は50円分、320度数(3000円)は200円分、540度数(5000円)は400円分オトクに使うことが出来ます。
◆デメリット
公衆電話からわざわざ電話を掛ける用事がない。
登録した電話番号をワンタッチで掛けられる携帯電話と違い、ボタンを一つずつ押していかなけらばならない。
電話を掛けた際に相手には「公衆電話」と通知され 誰かわからない。最悪出てもらえない。
②電話料金の一部として支払う
普段引き落としされているであろう電話代の一部として使うことが出来ます。
◆メリット
テレホンカードの価値が十分に利用できます。(プレミアム分の金額はつきません)
◆デメリット
手続きの手間が掛かる(書類・発送)
使用できるテレホンカードの種類が限られる(50度数・100度数・105度数の未使用カードのみ)
→使用できない種類のものは一度使用できるものに交換してから支払いの手続きをする
手数料が掛かる(55円/枚)
NTTの固定電話料金の通信料金にしか使えない(基本料金には使えない)
→携帯電話が主で 固定電話を使用しない人にはあまり効果的ではない
対象外になる通話の場合もある(携帯・PHSや国際通話)
③オークションサイトで販売する
普段から使用している人や固定電話を多く活用する企業にとっては大助かりなので需要があります。
◆メリット
レアなものや人気の高いデザインのものに高値がつく場合がある。
◆デメリット
個人情報などが入ったものは出せない。売りづらい。
出品・やり取りの手間が掛かる。
元の購入価格から安くなってしまう。
トラブルになる場合もある。
④買取店で買い取ってもらう
テレホンカードを必要としている人の仲介となるべく存在。
◆メリット
手間が少なく すぐに処分ができる。(来店や宅配の手間のみ)
◆デメリット
テレホンカードの本来の価値と比べると価格が安くなってしまう。
テレカ専門店以外の店ではレアなものも関係なく一定の金額になる。
かんてい局名古屋東郷店でのテレホンカードの買取価格
50度数以上・・・300円
105度数以上・・・500円
かんてい局名古屋東郷店ではこんなカードでも買取しています。
・メッセージや個人の写真が載ったテレホンカード
(店頭での販売はしていませんので、情報漏洩等はご安心ください。)
・厚みのあるテレホンカード・金箔張りのテレホンカード
・NTTでないテレホンカード(電電公社やKDDなど)
かんてい局名古屋東郷店で買取できないテレホンカード
・ICテレホンカード
・ひどい汚れや変形や折り曲がったもの
・使用してあるもの(穴が開いているもの)
かんてい局名古屋東郷店では他にも金券やギフトカード等も買取しています!
種類によって買取できないものもありますので、事前に確認していただけると幸いです。
画像も送ってください!
度数が残っているのに公衆電話で使えない
磁気式テレホンカードは強い磁気等で磁気消失が起きてしまうことがあります。
磁気消失してしまうと、公衆電話に挿してもすぐに出てきてしまうなど使えなくなってしまいます。
磁気消失等で使えなくなってしまったテレホンカード
使用未使用に関わらず 消失した通話度数相当分のカードに交換してもらえます。
<<テレホンカード交換センター>>
注意)複数枚のカードを1枚にまとめることはできません
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愛知県愛知郡東郷町北山台3丁目5-1
国道153号(豊田西バイパス)沿いの『北山台5丁目』交差点すぐ!!
営業時間: 10:00~19:00
定休日:水曜日
広い駐車場もございます。お車でお越しください。