査定ポイント
今回お買取させていただいた三線(さんしん)の査定ポイントについてお伝えします。
楽器の主な査定ポイントは、希少価値とニーズです。
三線(さんしん)とは
三線は沖縄音楽には欠かせない弦楽器です。中国の楽器「三絃」を元とし琉球王国(現在の沖縄県)で発展したと言われています。三線は、名前の通り三本の絃が張られています。
希少価値について
三線に使う皮には、本皮と人工皮があり、本皮にも1枚張りと2枚張りがあります。本皮には元々ニシキヘビの皮が用いられていましたが、現在はインドネシアから輸入したものを使用しています。皮によって三線の鳴りも異なるので用途によって使い分けられています。
今回お買取させていただいた三線はビギナー用の為『人工皮』のタイプでした。価格的にはやはり本皮のものが高価になります。
また、高価な三線の棹には「琉球黒檀」が使われることが多くなります。他にもユシギや桜の木を使った棹もあります。これら使用される素材でおおよその価値が決まります。
ニーズについて
沖縄では居酒屋等の飲食店でも生演奏があったり、参加型のカチャーシー(沖縄の踊り)があったりと三線を目にすることが多いかと思います。なので、沖縄では特に需要があると思います。しかし、他の地域では沖縄ほどの需要は少なく、一般的な『ギター』や『ベース』といった楽器の方が査定金額が高くなることが多いのが現状です。
楽器のの査定について
当店では三線以外にも、弦楽器、管楽器等の様々な楽器の査定を行っております。場合によっては専門機関と連携しながら査定をすすめています。また、お品物によっては音出し等の確認が必要になる為、お時間をいただく場合がございます。お時間に余裕をもってご来店ください。
また、高額査定の為にもできる限り付属品も一緒にご持参下さい。