査定ポイント
今回お買取させていただいたMEISSEN(マイセン)の査定ポイントについてお伝えします。
ブランド食器の主な査定ポイントは、希少価値・状態と付属品です。
MEISSEN(マイセン)とは
ヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだしたMEISSEN(マイセン)は、1710年、現在のドイツ、ザクセン州の古都マイセンに生まれました。以来およそ300年、時代の流れと共に形を変え進化しています。今回ご紹介するのはカップ&ソーサーですが、食器類以外にも多くの造形物(美術品)を製作しています。
こだわりのひとつでもあるマイセンの絵付は、ドイツ国内で無形文化遺産に登録されています。養成学校で学び、好成績だった生徒だけがマイセン製作所に入ることを許されます。生涯を通して精進を重ねる精神は、モノ造りのドイツらしい強いこだわりです。
そうした歴史背景とクオリティから世界中にコレクターがいる人気のブランドです。
希少価値について
MEISSEN(マイセン)のブランドロゴでもあるコバルトブルーのマイセン窯印の双剣は1722年に採用されました。窯印は、シュヴェルターと呼ばれる窯印を描くことを専門とする絵付師によって一点一点手描きされます。また窯印は、時代によって様々に変化しています。その中でも『1924年』以前に制作された作品は【オールドマイセン】と呼ばれ、更に人気があります。今回のカップ&ソーサーは現代マイセンにあたります。
状態と付属品について
ヒビやカケ、模様の剥がれ等がなく比較的綺麗な状態でした。また、箱も揃っていましたので申し分の無い状態です。食器・陶磁器類にとっての最大の欠点は破損になりますので保管の際はくれぐれもお気をつけください。
美術品の査定について
当店ではブランド食器以外にも絵画・アート、骨董品など様々な美術品の査定を行っております。場合によっては美術品専門機関と連携しながら査定をすすめています。その為、お品物によってはお時間をいただく場合がございます。お時間に余裕をもってご来店ください。
また、有名作家の原画等、店舗での最終判断が困難な場合はお品物をお預かりいただいて専門機関にて詳細をお調べした上で金額をお伝えする場合もございます。お客様により良いご提案をする為、ご理解の程お願い致します。