2023/06/26スタッフブログ

ROLEX（ロレックス）パーペチュアル1908の発表で再注目されている【ドレスウォッチ】の魅力とは

今年の『Watches & Wonders Geneve』ではROLEX（ロレックス）の新型デイトナの発表で盛り上がりましたが、その影で待望の新作【パーペチュアル1908】が注目されているのご存知でしょうか？

今回はこれから再注目されるであろうドレスウォッチについてお伝えしていきます。
関連記事：Watches & Wonders Geneveとは

ドレスウォッチとは
代表的なドレスウォッチ
なぜ今『ドレスウォッチ』なのか
ドレスウォッチの中古市場の動き
最後に

ドレスウォッチとは

ドレスウォッチの定義として厳格な定めはありませんが、一般的に下記の条件を満たすものになります。
◇アナログ式であること
クオーツや機械式といった決まりはありませんが、デジタル時計はドレスウォッチとは呼べません。

◇薄型ケースであること
防水性能が高い厚手のケースはドレスウォッチとは呼べません。ジャケットの袖に隠れるくらいの厚さと大きさが理想です。

◇2針または3針のシンプル構造
小ぶりで薄型であってもクロノグラフはドレスウォッチとは呼べません。デイト表示程度なら問題ありません。

◇文字盤は白やシルバーが基本
文字盤の色に関しては黒文字盤であってもドレスウォッチの定義に当てはまると思いますが、時計のバランスからすると白系の文字盤が理想です。

◇基本はレザーベルト
革ベルトはブレスレットよりも高級感や上品さがあり、フォーマルなシーンに適しているとされています。クロコやアリゲーターといったワニ革ベルトが一般的です。

◇素材
ケースには金やプラチナ、ホワイトゴールドを使用したモデルが多く、高額になりやすい傾向にあります。ダイヤモンドなどの宝石をあしらったモデルもありますが、限定品など着用を前提としていないモデルが多いです。

イメージ的にシンプルなアンティークな時計=ドレスウォッチといった感じでしょうか。

代表的なドレスウォッチ

出典：ROLEX

ROLEX（ロレックス）パーペチュアル　1908
今回発表された最新作です。市場にはまだ出回っておりません。
これまでROLEX（ロレックス）のドレスモデルはチェリーニでした。

PATEKPHILIPPE（パテックフィリップ）
3796R カラトラバ

時計ブランドの最高峰PATEKPHILIPPE（パテックフィリップ）の代表作は圧巻です。

Vacheron Constantin（ヴァシュロン・コンスタンタン）
91020/000G　ソレイユルヴァン

モデル名のソレイユルヴァンとは「太陽が上がる」という意味があり、裏蓋もモデル名のように朝日、日の出をイメージしたこだわりです。

OMEGA（オメガ）
424.13.40.20.01.001　デビル

中古市場なら10万円台で入手可能なお求めやすい本格ドレスウォッチです。

なぜ今『ドレスウォッチ』なのか

これまでも腕時計の最上級の品位としてドレスウォッチは展開されていました。ただ、ここ最近はラグスポ（ラグジュアリースポーツ）時計の人気の高まりと、投機アイテムでの腕時計という要因が重なり、一部の時計に需要が集中し市場価格が高騰しました。現在ではある程度市場が落ち着いた感じがありますが、そのような背景もあり『新しい時計のファンが増えた』事や『みんなと同じような時計ではないもの』との声も多くなっており、これまでドレスウォッチの存在を知らなかった新規の方の注目増えたと言われています。
さらに、世界的に『金』の価値が高騰し、資産価値として金が再注目されている事も追い風になっているようです。

ドレスウォッチの中古市場の動き

元々流通量の少ないドレスウォッチですので極端な動きは少ないです。ただ、金相場の上昇や、人気が高まっているという理由があり中古市場価格も上昇しております。それでも、定価を超えるようなモデルは少なく、頻繁に売買するといった投機アイテムではないようです。
そのような理由から、所有したら長く楽しむといった時計本来の目的で所有している人が多いと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか？今回は『ドレスウォッチ』についお伝えしました。日常的に使う時計ではないからこそ、特別な場面での装いに合わせる特別な存在が重要になってくると思います。故に時計上級者のみが所有することを許されると言っても過言ではないと思います。立ち振舞と合わせて大人の男性の嗜みといったところでしょうか。ドレスウォッチの魅力が少しでも伝わればと思います。

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