サンゴの日は、国際的NGO（非政府組織）の世界的自然保護基金（WWF）が1996年に制定しました。

日付は、さん（3）ご（5）と読む語呂合わせと3月の誕生石であることから3月5日になったそうです。

 

サンゴとは

色鮮やかなサンゴは植物だと思われがちですが、実は動物なんです！

クラゲやイソギンチャクが含まれる刺胞（しほう）動物に分類され、触手などに毒針を持っています。

サンゴは、さまざまな色や形があり、生息する場所の水深・光の強さ・水流・水温などによって大きく形が変わります。

比較的浅海に生息する「造礁サンゴ」、深海に生息する「非造礁サンゴ（宝石サンゴ）」と呼ばれる骨格を加工したら宝石のようになるサンゴなどに大きく分けられます。

同じ「造礁サンゴ」でも骨格の作りや生体はさまざまで、光の当たる場所・当たらない場所によて1種のサンゴの群体であっても、形が異なる場合があります。

そのため、サンゴを細かく分類するのは難しようです。

サンゴの種類

世界中に約800種類のサンゴが存在しています。

世界的にもザンゴの多い海域ともいわれているのが沖縄で、約200種類のサンゴが確認されています。

種類も多く細かく分類するのは難しいサンゴですが、大きく分けるとサンゴ礁を作る「造礁サンゴ」と単体で生息する「非造礁サンゴ」の2つに分類できます。

造礁サンゴは触手でプランクトンを捕まえ体内に取り込み栄養を取り、非造礁サンゴは体内に褐虫藻を住まわせ褐虫藻が光合成で得たエネルギーをお裾分けしてもらっています。

3月の誕生石　サンゴ

女性のお守りとしても愛されたいる3月の誕生石サンゴは「魔除け・厄除け」の意味を持っています。

日本では室町時代ごろに、かんざしや帯留めにサンゴを加工して娘へと受け継がれていったそうです。

◇石言葉◇

・沈着　・勇敢　・聡明

生命力を高めるといわれ、魔除けや出産・産後の回復のお守りとして人気があります。

◇お手入れ方法◇

ツヤを保つためには、日頃からのお手入れが大切です。

サンゴは水と酸に弱く、汗でも溶けてしまうことがあるので仕様後は、柔らかい布で表面を優しく拭いてからしまうようにしましょう！

保管する場合は、空気に触れないように密封できる空間に置いておきましょう。