須賀川市で初めての質屋、福島県で最大規模の質屋です!
正面・南入口・裏西口とあわせて20台ほどあります。
個室で準備させていただいておりますので、周りの目を気にせず安心してご利用いただけます。
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下記のようなサービスを行っております。
現在「新選組展2022ー史料から辿る足跡ー」が9月19日まで福島県立博物館(会津若松市)で開催中です。
そんな背景もあり本日は刀(日本刀)のお買取(査定)についてお伝えいたします。
日本刀を売却したいと言っても、理由は様々あると思います。最近よく耳にするのが、相続で引き継いだけれど手入れができない。実家の片付けをしていたら刀が出てきて困った。といった事例がよくあります。
実際に日本刀の手入れは少々面倒な部分もあります。鋼を使用していますので長く劣悪な環境で保管すると錆びてしまいます。一般的には3ヶ月に1度は新しく油を塗布するのが理想的といわれるほどです。
上記の理由から生前整理で処分しておきたいなどの相談もよくあります。
はじめて日本刀を売却する場合でも、知っておくと役に立つ、売却の注意点についてご紹介します。
【銃砲刀剣類登録証】は日本刀を売却する場合(質入れ)する場合用必ず必要になります。 登録証は、人間の「戸籍」のような物です。交付年月日、種別、長さ、反り、目くぎ穴、銘文などが記載されています。 登録証のない刀は、「銃刀法[銃砲刀剣類所持等取締法]違反」となります。売ることも、所持することもできません。必ず刀と一緒にお持ち下さい。※持ち運ぶ事もできませんのでご注意ください。もちろん査定もできません。
複数本所有している方だと、本体と登録証がバラバラになっていることがあります。よくご確認ください。
当店で一番持ち込みが多いのが「脇差」(わきざし)という種類になります。脇差とは、一般的な日本刀よりも短い刀身の長さが1尺(約30㎝)以上、2尺(約60㎝)未満の刀剣のことです。脇差の種類は、長さによって「大脇差」、「中脇差」、「小脇差」の3つに分類されます。
江戸時代、武士は腰に2振の日本刀を差していましたが、その短い方が脇差です。打刀が使えなくなった場合の予備の武器として使用された他、武士階級ではない町民も持つことが許されたため、多く普及したそうです。
日本刀の査定金額は大きく分けて制作年代、作者及び流派、日本刀のでき、日本刀の保存状態で判断します。
制作年代は、古いほど良いと言っても過言ではありません。
人気の刀工、流派は「ブランド力」があり、高額で取引されています。その時代の流行によっても変動されます。
「日本美術刀剣保存協会」が発行している鑑定書の評価が重要視される傾向が強いです。評価が高い順から、特別重要刀剣、重要刀剣、特別保存刀剣、保存刀剣の4段階に分かれています。
疵(きず)や錆(さび)がないかどうか。疵や錆がないほうが高値になると言えますが、疵や錆がある場合でも「味」がある物として高値が付くこともあります。
いかがでしたでしょうか。日本刀について少しお分かりいただけましたでしょうか。今回お伝えしたのはほんの一部で日本刀の世界は非常に奥が深いものです。
質屋かんてい局須賀川店では査定の際に、刀専門の鑑定士ともやりとりしながらお客様のお品物を正しく、適正に査定させていただいております。その為、品物の確認を慎重に行いますので日本刀の査定の際はお時間に余裕を持ってご来店いただければと思います。無銘なものであればその場で査定できますが、在銘によってはお預かりさてていだだき、専門機関で精密鑑定する場合もございます。
下記は以前に須賀川博物館で開催された「刀剣と刀装具」の記事です。