先日、戦後最悪レベルのGDPの落ち込が発表になりましたが、依然として株高は続いています。ビットコインをはじめとする仮想通貨は乱高下、資産家・投資家だけではなく不安を抱えている方は多いかと思います。

そんな中、安定資産として再注目されている『金・きん』について本日はお伝えしたいと思います。

 

金融資産と実物資産について

まず【金融資産】とは現金を含め「実体」を持たないけれど資産として評価額を換算することができ、現金化できる資産のことを指します。 具体的には以下のものが挙げられます。

・現金 預貯金→日本円だけではなく、外貨も含みます。

・株式（外国株を含む)→株式も、現金同様に外国株を含みます。

・債券→日本国内の社債、国債や地方債等が挙げられます。また、外国債も含みます。

・投資信託→投資信託は株や債券のように自分で運用するものではありませんが、金融資産に含みます。

・生命保険→解約による払戻金や満期金がある生命保険は、貯蓄性があることから金融資産に含みます。ただし、掛け捨てタイプの生命保険は金融資産にはなりません。

・商品券や小切手→商品券や小切手も金融資産に含みます。

 

次に【実物資産】についてです 実物資産とは金融資産の対となる言葉で、土地・建物・貴金属など、形があるもので、それ自体に価値があるもののことを指します。 具体的には以下のものが挙げられます。

・貴金属品、宝飾品→時計や金・プラチナ・ダイヤモンドといった装飾品が挙げられます。

・不動産系→土地や建物、アパート・マンションといった固定資産系が挙げられます。

・コレクション系→絵画・骨董品といった美術品が挙げられます。

それぞれのメリット・デメリット

金融資産のメリット

ペーパーアセット(紙の資産)と呼ばれ、かさばる事がなく管理も容易です。 また、データ管理されている場合、換金(現金化)のスピードが早いです。

 

金融資産のデメリット

株や債券などその価値は発行体の信用によって左右されます。また、有事の際などオフラインでは無力になる場合もあります。

 

実物資産のメリット

実物を見て楽しんだり、活用したりできます。美術品等、付加価値がついて評価額が上昇することもあります。

 

実物資産のデメリット

最大の欠点が換金(現金化)しにくいということです。評価額=売却価格とはならないので短期的な所有には不向きです。

 

『金・きん』の実物資産について

上記にある通り、金融資産と実物資産にはメリット・デメリットがあり一概にどちらが良いとは言いにくい状況にあります。一般的に資産の理想と言われるのが、【預貯金】【有価証券】【現物資産】が三分の一ずつと言われております。

その中でも、今回は『金・きん』について少し掘り下げていきたいと思います。

なぜ『金・きん』がおすすめか？

昔から『金・きん』は安定資産として知られています。国際的に金融市場が不安定になると金価格は上昇する傾向があります。 他の資産の目減りを補完する『資産の保険』と呼ばれることもあります。 その理由は『金・きん』そのものの価値にあります。 金は発見からおよそ6000年間、一度も価値を失ったことが無いと言われています。金は永遠に失われない輝きで人々を魅了し、歴史の中でも富の象徴・モノの価値を反映する貨幣として用いられてきました。金は人工的に作ることができず、地球上に存在する量が限られている希少性がその価値を保証しています。 昨今の社会情勢の不安から『金・きん』の実物資産に注目が集まっているのにはそんな理由もありました。

 

『金・きん』の売買について

インゴッド(金塊)の売買は田中貴金属や徳力本店が有名です。当店の様な質屋、買取専門店でもインゴッド(金塊)の買取はできますが、販売はしていない場合もあります。

また、海外製造のインゴッド(金塊)については注意が必要です。偽造品(偽物)が多く出回っている為、量に限らず海外製造のインゴッドは買取不可の場合が多くあります。

しかし、当店「質屋かんてい局須賀川店」では、グループ力と専門知識・特殊機械を用いて数多くの海外製造のインゴッド(金塊)の買取実績があります。

また、刻印が不鮮明な金等もお取り扱いが可能ですのでお気軽にご相談ください。

さらに、インゴッド(純金)以外にもK18製品として喜平ネックレス等の宝飾品として身につけて所有するという楽しみ方もあります。

 

最後に

今回は金融資産と実物資産についてお伝えいたしました。資産の持ち方・楽しみ方は人それぞれですので、ご自身のスタイルに合わせて所有するのが良いと思います。

また、金だから間違いない・価値が絶対に下がらないといった事はなく、あくまでも相場の変動がある事をご理解いただければと思います。

※金・プラチナ・銀といった貴金属の現物資産を記載しましたが、世の中には積立等の金融商品もあります。

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