2020/11/27お知らせ

シングルモルトウイスキー【ISLAY/アイラ】について｜お酒・酒類の販売／買取・質預かり

今回は大胆にもアイラウイスキーについてお伝えします。少し前でしたら自宅でアイラウイスキーを飲むという機会はあまりなかったのではないでしょうか？それが長引くコロナ禍で生活スタイルも大きく変わりました。今回は自宅飲みでも楽しめる【アイラウイスキー】についてお伝えいたします。

秋の夜長が少しでも楽しくなればと思います♪

アイラウイスキーとは
ピート（泥炭）の役割
アイラウイスキー3選
ラフロイグについて
味(テイスト)について
買取金額について

アイラウイスキーとは

アイラウイスキーとは、イギリスのスコットランドで造られる「スコッチウイスキー」のひとつで、西側に位置するアイラ島で造られたモルトウイスキーのことです。特徴としてはピートと呼ばれる泥炭に火をつけて大麦麦芽を乾燥するため、スモーキーな香りが強いのが特徴です。その深い味わいから、飲み慣れていないウイスキー初心者にとってはクセが強いと感じられることも多々あると思います。

その為、BARなどでバーテンダーさんの話を聞きながら徐々にチャレンジしていくのがセオリーだと思います。ボトルで買ったはいいけど飲み干せないなんて事もあるかもしれません。

ピート（泥炭）の役割

アイラ島にあるウイスキーの蒸溜所はほとんどが海の近くに位置しており、この立地がアイラウイスキーの個性を生み出します。アイラウイスキーはよく「薬のニオイ」や「煙クサイ」などといわれますが、これはピートの香りです。ピートとは泥炭（でいたん）といい、コケや海藻などの植物が分解されずに蓄積された炭のことを指します。大麦を乾燥させるために燃やして使用されるので、その大麦で造るアイラウイスキーも磯の香りと香ばしいテイストになるのが特徴です。

アイラ島のような立地じゃないと公害レベルの煙と香りは大きな社会問題になってしまいます。ちなみに日本の蒸留所の多くでは、すでにピートで乾燥させた大麦を使うケースがほとんどのようです。

アイラウイスキー3選

現在、アイラ島の蒸溜所は8つあります。島の南側に位置する「アードベッグ」「ラフロイグ」「ラガヴーリン」北側に位置する「ブナハーヴン」「ブルックラディ」他にも「ボウモア」や「カリラ」「キルホーマン」が島の中間から東側に位置しています。その中でも特にアイラウイスキーの特徴を強く感じるドライで強い香りと言えば「アードベッグ」「ラフロイグ」「ラガヴーリン」ではないでしょうか？

アイラ島の雰囲気を掲載したかったのですが、行ったことがないので写真がございません。ラフロイグのイラストで想像してください。

ラフロイグについて

代表的なアイラウイスキーの中から今回は【ラフロイグ】についてお伝えしたいと思います。日本での正規代理店をサントリーがおこなっているので流通量も多く酒屋さんやBARで目にすることも多いかと思います。

公式HPに『好きになるか、嫌いになるかのどちらか。』と書いてある位クセがあります。そんなラフロイグですが1994年には、イギリスの王室御用達許可証をチャールズ皇太子より賜られている由緒正しいウイスキーです。

味(テイスト)について

ここからは完全に私個人の主観になりますのでイメージと若干異なる場合がございますがご了承ください。

アイラモルトを飲む？嗜む？にあたっては若干の訓練というか慣れが必要になってきます。文章では香りが強いやクセがあると書いていますが、初めて口にする方はおそらく衝撃を受けると思います。普段ウイスキーを飲む方でもこれまで経験したことのない、鼻から抜ける強い薬品の様な匂いを感じると思います。有名なラッパのメークの胃腸薬の匂いです。間違っても食事の最初の頃には飲まない方が良いと思います。全ての食事の味がウイスキーの余韻で打ち消されてしまいます。

ラフロイグの飲み方としては慣れるまでは薄めのハイボールが良いと思います。炭酸で立ち上る泡も全てピートの香りがするようにさえ思えます。お店だと、レモンピールやミントの香りをつけて提供してくれる場合もあります。味の濃い料理の後や、締めの飲み物として楽しめると思います。ハイボールで刺激が強すぎたと感じた方はそれ以上冒険しないことをおすすめします。

アイラ以外にも多くの銘柄がありますので無理に好きになる必要はないと思います。それか、しばらくしてまたチャレンジするのも良いかと思います。余談ですが、アイラモルトの飲みすぎで二日酔いになった場合、体中からピートの香りが出ているような感覚になります。ゲップもピートの香りがします（笑）