質に預けた後できることは？

品物を質に預け、現金と質札というカードを受け取ったら契約完了です。

そして、その後どうするかは、3つの選択肢から選ぶことができます。

その選択肢とは…

 

① 品物を取り戻す

② 預かり期限を延長する

③ 品物をあきらめる

 

質に預けてから3か月間は金庫で品物を保管しますので、預けたものが商品として売られてしまう心配はありません。

その3か月以内に①②③の中から選んで、品物をどうするか決めることができます。

手続きが必要な場合もあるので、一つずつ詳しく見ていきましょう！

 

① 品物を取り戻す

◇来店必要

◇本人のみ手続き可能

 

品物を取り戻す場合は、預けた時に受け取った金額（元金）と預けていた期間分の利息をお店で支払います。

例えば、財布を￥10,000で預けたとすると、1か月以内に取り戻すなら

￥10,000（元金）＋￥800（利息）＝￥10,800（支払額）

となります。

 

利息は日割り計算ができないので、2か月以内なら

￥10,000＋￥1,600（2か月分の利息）＝￥11,600

3か月以内なら

￥10,000＋￥2,400（3か月分の利息）＝￥12,400

のお支払いとなります。

また、免許証などの身分証を確認して品物をお返しするので、契約者本人でないと取り戻すことはできません。

 

② 預かり期限を延長する

◇来店必要

◇本人以外の代理人でも手続き可能

 

3か月の期限内に「元金＋利息」を支払うのは難しい…

でも品物は手放したくない…

そんな時には、利息だけ支払って期限を延長することができます。

利息は融資金額によって変わりますが、「元金＋利息」を支払うよりずっと少額で済むので、全額用意できるまでは「取り合えず」でも延長しておくのがオススメです。

1か月だけでなく2・3か月まとめて延長することもできるため、最初から長期間預ける予定の場合は来店の手間が減って便利。

 

また、延長は代理人の方でも手続きが可能ですが、電話や振り込みなどではできないので、必ず来店して頂く必要があります。

期限日の前であればいつでも大丈夫なので、ギリギリよりは数日前など余裕を持って来店して頂くと安心です。

 

③ 品物をあきらめる

◇来店不要

「取り戻したり延長するためのお金が用意できない」「品物を手放してもいい」という場合は、受け取ったお金を返さなくてもOKです。

3か月の期限が過ぎれば自動的に預けた品物はお店のものとなり、そのかわり延長や取り戻すことはできなくなります。

いわゆる「質流れ」「流質（りゅうしち）」というものです。

 

この場合は、特に何の手続きもありません。期限が過ぎるのを待つだけです。

ただ、お店から「もうすぐ期限ですがどうしますか？」などと連絡は致しませんので、手放したくないのに忘れててうっかり期限が過ぎてしまった！ということだけ無いように注意して下さい。

 

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