実は金相場の他にももう一つ相場の変動が見られるものがありました。
「ロレックス」です。
ロレックスも金相場同様に価格が高騰しており、投資目的でロレックスを購入される方もいますね。
2022年のロレックス相場はどういった動きになっていたのでしょうか。
2022年はGMTマスターやヨットマスター、デイデイトやエアキングといったモデルらの新作が発売されました。
GMTマスターは2022年以前から発表が噂されていたので、その新デザインに多くの注目が集まっていました。
新作が発表される時期はいつも同モデルの相場が動きますので、中古市場も少し騒がしくなりましたね。
実際発売されたデザインがこちらになるのですが。
正直カラーリングは私のドタイプです!!
ロレックスのブランドカラーであるグリーンをブラックとのツートンで採用するというGMTの特徴を生かしたかっこいいデザインです。
しかし!
皆さん分かります居でしょうか。
左利き用なのです(泣)
左手に着けるとリューズの位置が内側に来てしまうため、調整がとてもしずらく、右利きには扱いずらい操作性です。
結果、新GMTは期待していたほどの注目が集まらず相場は徐々に冷めてきてしまったのです。
2022年のロレックスの相場は新作発表に伴った価格沸騰はあまりしませんでした。
定価改定
9月にはロレックスの定価改定があり、その値上げの影響が中古市場にも降りてきました。
要因としては原材料や人件費などの原価高騰が挙げられます。
腕時計にはなくてはならない金やステンレス銅板といった原材料そのものの価格が高騰しているのです。
他にロレックスの値上げ要因として「為替相場」が大きく影響します。
為替相場は日本の円と外国通貨を交換(売買)する際の交換比率のことを指しますのですが、先述した通り現在は「円安」で、日本円の価値がとても低く推移しております。
海外ブランドであるロレックスは為替相場が大きく影響し、輸入に際して輸送コストの上昇などがロレックスの定価改正「値上げ」の大きな要因といえます。
しかし、定価が上がったからといって中古相場まで比例して上がる訳でもないのが悲しい話です。
2022年は下落の年!?2023年の動向は??
上記でおおよそのロレックスの出来事を述べましたが、総括すると2022年はロレックス相場下落の年だったのではないでしょうか。
昨年のロレックス相場を改めて振り返ると、2022年の第1四半期以降、多くのリファレンスの価格が下落しているのです。
高級腕時計の看板を背負うほど熱狂的な人気を有するロレックスですが、もう人気が落ちてきてしまったのでしょうか。
もうロレックスの時代は終わり!?と考えてしまう方も中にはいらっしゃると思うのでここはきっぱり否定させていただきます。
ロレックスの人気が落ちるなんてとんでもないです。
今後ともロレックスはキングオブ腕時計であり続けていくでしょう。
ではなぜ相場が下落したのか。
熱狂的な人気を持つ故、近年のロレックス相場は「上がりすぎた」と考える方が多く、一部では今回の相場下落を「価格修正」と呼んでいるそうです。
つまり、ロレックスの価値が下がったのではなく、
相場が正常に戻ったというのが正しいかと思われます。
そして今後はこの相場が安定していくのでは??といった予想をする方が多いそうです。
「雨降って地固まる」といった感じですね!
価格が下がったことによって、今後もロレックスに投資することで儲けられるのかという疑問も浮かびますが、現在の相場から推測するにまだまだ儲けられると言えます。
もちろんリファレンスによるところが大きいですが、プロフェッショナルモデルは基本的に需要過多が過ぎますので、手放す際(売る)には十分利益が出ますよ!!
2023年も人気のモデルは??
今後は現在の下落した相場が本来のロレックスの相場として安定していくのではと推測される一方で、変わらず人気リファレンスとして注目され続けると言われている腕時計があります。
GMTマスター II Ref. 126710BLRO
いわずと知れた2018年新作GMTマスターIIです!!
国内入荷当初の2018年6月に付いた初値は250万円強です!!
定価の2.7倍の超プレミア価格と言えます。
そして現在もこの初値と同等、あるいはそれ以上勢いです!!
このペプシの愛称で呼ばれる赤青ベゼルのGMT、欲しくても中々かえないのです。
ロレックスの人気トップと品薄トップの2冠といったところでしょうか(笑)
相場が下落した現在でも実勢相場260万円前後をキープと、デイトナに次ぐ高騰っぷりを発揮しています。
ミルガウス Ref. 116400GV
ロレックスの中でも異色の雰囲気を醸し出すリファレンスです。
シンプルなのか異端なのかそのどっちともいえないデザイン性で高い人気を持ちます。
以前から「生産終了するのでは?」と噂されていたこともあり注目度が上がっているリファレンスです。
定価が1,109,900円で2022年の時点で140万円、Zブルーは160万円まで相場が上がています。
相場下落渦でも根強い人気が武器のミルガウス、とてもおすすめです!!
エクスプローラーI Ref. 214270
エクスプローラーIの人気はデイトナに引けを取りません。
それは、エクスプローラーIが持つシンプルな使い勝手の良さなど、実用時計としての評価が非常に高いためです。
この214270、ロレックスのスポーツウォッチの中で唯一安定した流通量と価格を有していたのですが、円安のあおりを受け近年じわじわと高騰を続けてきました。
2021年4月に生産終了後、新型エクスプローラーI 124270はケースサイズ36mmへとダウンサイジングしたことで、39mmサイズのエクスプローラーIは214270のみなり、希少性の面で現在も価格沸騰中です!!
いかがでしたでしょうか。
あくまで現中古市場を基準とした一査定員の推理によるものですが、上記3リファレンスは2023年も引き続き高額相場が続くと予想されます。
現在ロレックス全体を見ると相場が落ち着いてしまっておりますが、今後の新作発表やその他外的要因で再びロレックスフィーバーを迎えることもあると思います。
次はどんな物が人気になるのか。カラー、デザイン、モデルなどニーズを事細かに調べ、相場下落の今お手頃にロレックス購入を検討してもいいのではないでしょうか。
質屋かんてい局仙台泉店は2023年もロレックス相場を追いかけ続け、高価買取に挑戦致します!!
今年もよろしくお願いいたします!!