バックルの形状から学ぶロレックスの型番・モデルの見分け方 ~ドレスモデル編~
1905年にハンス・ウィルスドルフによって設立されたロレックスは、現在まで数々の時計を販売してきました。
長い歴史の中で同名製品にもモデルチェンジが為されていることから、いざ実物を見た時に「この時計はいつのモデルだ?型番は5桁、いや6桁か…?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そんな疑問を解決するべく、今回はバックルという観点からロレックスの型番や年代を見分けるポイントを解説していきたいと思います!
ぜひ最後までご覧ください!
こんにちは!質屋かんてい局仙台泉店の佐藤です
「時計ブランドと言えば」でお馴染みのロレックス!時計に興味をお持ちでなくても、ご存じの方も多いかと思います!
長い歴史を持つブランドですが、実はデイトジャストやサブマリーナーを始めとした現在も人気なモデルの数々は1980年代までに既に発表されており、実際に発表された年代は以下のようになっています。
オイスターパーペチュアル:1933年
デイトジャスト:1945年
エクスプローラーⅠ:1953年
サブマリーナー:1953年
GMTマスター:1955年
デイデイト:1956年
ミルガウス:1956年
デイトナ:1963年
シードゥエラー:1967年
エクスプローラーⅡ:1971年
GMTマスターⅡ:1982年
ブランド設立初期に発表されたモデルが今も根強い人気を誇っていることにも驚きですが、これらのモデルは発表から長い時間が経っていることから幾度もモデルチェンジが施されてきました。
ムーブメントが改良された、素材が変更された、シルエットがシャープになった、夜光塗料が変わった…などなど変更点は多数ありますが、「結局どこで見分ければいいのか」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は
バックルから見るロレックスの型番・モデルの見分け方 ~ドレスモデル編~
と題しまして、比較的お持ちの方が多い5桁・6桁のドレスモデルを中心に「バックル」に着目したロレックスの型番やモデルの見分け方について解説していきたいと思います
目次
ロレックスのバックルについて
前提として、ロレックスでよく使われているバックルとして大きく以下の2つのタイプが存在します。
シングルロック
デイトジャストなどのドレスモデルや1990年前半のスポーツモデルに多く使用されていたタイプ。
カチッとはめるポピュラーなバックルになっています。
ダブルロック
1990年代中盤以降のスポーツモデルに使用されていたタイプ。
スポーツシーンでの動きを想定し、シングルロックの上から更にロックをかける構造になっています。
では前置きはここまでにして、さっそく各モデルのバックルに移っていきましょう。
オイスターパーペチュアル
ロレックスの中で最もベーシックでリーズナブルであることから、ロレックスのエントリーモデルとして位置付けられているモデル。
現行モデルで言えば、今年ターコイズブルー文字盤の41mmがディスコンになったことでも話題になりました。
そんなオイスターパーペチュアルのバックルの変遷は以下のようになっています。
Ref.15200
製造年代:1989年(L番)~2006年(Z番)
Ref.15200 オイスターパーペチュアルデイトにはシングルロックが使用されています。
2006年に廃盤になるまでバックルに変更はありませんでした。
Ref.115200
製造年代:2007年(M番)~2018年(ランダム番)
前述の15200の後継にあたる115200。バックルは同じくシングルロックですが、形状が変更されています。
Ref.116000
製造年代:2008年(M番)~2020年(ランダム番)
先にご紹介した2つとは異なるオイスターパーペチュアルのノンデイト。現行品にも続くファッション性の高いカラフルな文字盤を展開していたモデルになっています。
152000と同様のバックルにも見えますが、152000のバックルの中央部が鏡面仕上げだったのに対し、こちらはサテン仕上げとなっています。
因みに現行のRef.126000にも同様のバックルが使用されています。
デイトジャスト
1945年にロレックスが創業40周年を記念して発表されたモデルで、それまでロレックスが開発してきた技術の全てが集約された時計とされています。
スポーツモデルに目が行きがちですが、デイトジャストは世界的にも高い所持率を誇るブランドのフラグシップモデルとなっています。
そんなデイトジャストのバックルは以下のようになっています。
Ref.16233
製造年代:1988年(R番)~2004年(F番)
デイトジャストの5桁モデルの中でも比較的お持ちの方が多い16233。
バックルはシングルロックで、15200のオイスターパーペチュアルと同形となっています。
デイトジャストは素材やベゼルの異なるモデルが多数販売されていますが、5桁モデルに関しては調べた限り全て同形のバックルが使用されていました。
オイスターブレス、ジュビリーブレスの両方が販売されていた16233ですが、バックルのデザインは共通となっています。
Ref.116233
製造年代:2004年(F番)~2018年(ランダム番)
オイスターブレス
オイスターブレスの116233はオイスターパーペチュアルと同様、シングルロックのデザインを一新したバックルが使われています。
バックル中央部分は鏡面仕上げである点も共通しています。
ジュビリーブレス
ジュビリーブレスのバックルは16233から明確に変更され、デイデイトに使用されている「コンシールドクラスプ」が採用されました。
まるでバックルがないようなシルエットとなり、ドレッシーさが強調されたモデルとなっています。
Ref.126233
製造年代:2018(ランダム番)~現在
現行のモデル126233。
以前のモデルと同様にオイスターブレス、ジュビリーブレスの両方が販売されていますが、バックルは共通デザインとなりました。
デイデイト
金やプラチナといった貴金属モデルのみが販売されている、デイトジャストのハイクラスモデル。
今年で言えば、ロレックス初のプラチナ製のフル―テッドベゼルのモデルが発表されました。
そんなデイデイトのバックルの変遷は以下のようになっています。
Ref.18238
製造年代:1988年(R番)~2000年(P番)
116233のデイトジャストの項目でもご説明させていただいた通り、コンシールドクラスプが使用されています。
以降デイデイトのバックルは大きな変更はなされていませんが、型番が4桁だった頃は以下のようなバックルが使用されたモデルもあるようです。
製造年代:1900年代中盤頃
まとめ
今回はバックルから見るロレックスの型番ということで、ドレスモデルの一例を紹介させて頂きました。
今後スポーツモデルについてもご紹介できればと思っております。
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