ここが今回の記事の目玉でございます!!

とはいえ、価格水準は違えどブランドそのものに優劣はありません。
ここでの内容はあくまで、新品購入から買取、中古販売に至るまでの間で、「持続的な価格保持」を基準としたものです。
参考程度にお願いいたします。
今回の記事では、ハイブランドを「最高峰ブランド」「ハイブランド」「アクセシブルハイブランド」の３つの部類に分けてご説明します。

まず「最高峰ブランド」と呼ばれるものですが、こちらはあまり多くはありません。
代表的なところでいうと「エルメス」です。
何を持って最高峰なのかと申しますと、エルメスは商品によって「定価をこえる中古販売価格になる」という事です。
エルメスのバーキンなどは、定価で約120万円とそもそもが高額ですが、中古販売額は優に200万をこえています。このように中古販売額が定価をこえることはほとんどなく、エルメスというブランドの格式の高さ故です。

「ハイブランド」に位置するのはルイヴィトンやシャネルといったブランドです。
こちらはエルメスのように定価をこえる値段の付き方はしないのですが、定価の約70%くらいで中古販売されています。
中古品は定価の4分の1くらいの値段で売られることが一般的な相場の中、定価の70%を保持できるのはごくわずかなブランドのみです。
長い歴史の中で世界中から多くの支持を集め、その期待に応える品質とデザインを提供し続けているブランド力が作り出した地位ですね!!

お次は「アクセシブルハイブランド」です。
アクセシブルハイブランドはハイブランドの中でも比較的定価がリーズナブルであり、バッグや財布、ジュエリーの他にアパレルなど、幅広いアイテムを展開し、それぞれのジャンルで高く評価されているブランドの事を指します。
グッチやフェンディ等が分かりやすいといえるでしょうか。
そしてプラダもここに位置するブランドです。
特にプラダはファッションの聖地イタリア発祥のブランドという事もあり、他のファッションブランドに後れを取らないよう、アパレルの分野にも力を入れているブランドでしょうか。
こういうブランドの分け方をするとまるでプラダの中古価値が低く思われてしまいそうですがそういうわけでは断じてありません。
プラダはそもそもの考え方が他のハイブランドと比べると異質であり、「高級思考」よりも「革新」を重んじて1世紀以上の歴史を紡いできたブランドです。
分かりやすくご説明すると、ハイブランドはどこもその長い歴史背景から「伝統」を大切にします。当然プラダも同様です。
しかし、ほとんどのハイブランドが自分たちの伝統を後世にも残せるようなロングセラー商品を全面的に打ち出しす一方で、プラダは「絶えず変化する時代の渦中で最も革新的な創造」を大切にしています。
それが流行り廃りの激しい現代でも、プラダというブランドが高く評価されている一番の理由と言えます。
裏を返せば、プラダには流行が過ぎ去ってしまったアイテムも多くあることから、アクセシブルハイブランドの位置づけとなっています。