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【オーバーホールってどうやってやるの? ~タグ・ホイヤー編~】

♦目次♦

 

 

※この記事では原則タグ・ホイヤーについてのみ扱っております。

 

 

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オーバーホールって?

overhaul:(~を)分解検査する、徹底的に見直す など。

精密機械や腕時計関係で耳にするこの単語ですが、腕時計界隈では分解清掃のことを指します。主に機械式(手巻き・自動巻き)タイプでよく聞くかと思います。

 

今回、目次に「原則タグ・ホイヤー」と書いてあることについては、私事ではありますが家族のアクアレーサーがオーバーホールの時期を迎えるためです。

 

私「その時計いつ買ったっけ?そろそろオーバーホールじゃない?」

家族「よくわかんないから調べて」

私「えー」

 

……というやり取りを経て、色々調査しているため、「せっかくだからブログに書こう」と思い立ったためです。もしかしたら今後他のメーカーでも執筆するかもしれません。

なお、あくまでもお店の在庫ではなく家族の持ち物なので、お店を通して当店と取引のある業者さんは利用しません。そもそも、たぶん上からの許可が下りません。仮に下りたとしても、ブログのネタとして成り立たちませんので。

 

オーバーホールしないとどうなるの?

腕時計で、特に機械式のものは普段使っている・使っていないに関わらず、定期的なメンテナンスが必要になります。電池で動くタイプ(以下クォーツ式)であれば、電池を抜いていて、且つ短期間なら[1]不動のまま置いていてもあまり悪影響はありませんが、機械式の場合は良くありません。悪いです。

おそらくどなたかは「動かしていたら部品が摩耗するのでは?」と思ったことでしょう。実際その通りですが、「悪い」と言い切るには理由があるのです。

というのも、機械式時計は機械油を循環させているのですが、時計を動かさないでいるとこの機械油が固まってしまうことがあるのです。機械油が固まると、歯車などが動きにくくなったり、それでも動こうとすることにより負荷がかかりすぎて最悪の場合壊れてしまうことがあります。

ですので、機械式腕時計の場合は使わない時でも巻き上げを行うことが望ましいです。自動巻きであれば、ワインディングマシーンなどのご使用をオススメします。(●’◡’●)

なお、当然と言えば当然ですが、機械油は少しずつ減っていきます。減ると部品の動きが悪くなります。動きが悪くなるとどうなるのかは、上で書いた通り。

定期的にオーバーホールに出せば、注油だけでなく故障個所や壊れかけ部品の早期発見にもつながります。ヒトで言うところの定期健診みたいなものですね。

 

なお、タグ・ホイヤー公式からは「4~6年ごとにタグ・ホイヤーによるオーバーホールを受けて、時計の正常な動作を確保してください」(※)とあります。間を取って5年ごとにオーバーホールに出すと良いかもしれません。

※引用元:タグ・ホイヤーウォッチ よくあるご質問(FAQ)

URL:https://faq.tagheuer.com/?l=ja&c=Products:All_Watches

 

オーバーホールを依頼するには

オーバーホールを依頼する際、基本的には[2]ギャラや箱といった付属品は不要です。ただし、保証期間内であれば該当する保証書などを同封する必要があります。依頼方法は「元払い発送」「直接店舗に持ち込む」「(事前に梱包キットを受け取って)着払い発送」などがあります。

店舗というのは、正規店に限らず一般の時計屋さんも含みます。電池交換であれば近所の時計屋さんでも実施して頂けることが多いです。なお、道具さえあれば電池交換は割と誰でもできます。電池交換は。

今回はオーバーホールなので、

  1. メーカーに依頼する
  2. オーバーホールを受け付けているお店に持ち込む
  3. 時計修理屋さんに送る
  4. (特殊例)購入したお店に持ち込む

といった方法があります。下で順番にご紹介いたします。

 

 

メーカーに依頼する

一番安心安全、且つ高額な手段がこちら。正規メーカーによる、正規手段の、正規の方法ですので、安心感は何よりも上です。この価格が正規以外の業者の基準になるため、値段もどこよりも上です。

 

依頼方法

正規メーカーに依頼する場合、手段は2通りあります。

1つは東京のカスタマーセンターにご自身で発送する方法。この場合、梱包に関する費用等はすべて自己負担になります。時計と「オーバーホール(M2)をお願いします」などと書いたお手紙とを同梱して送付します。公式サイトを読んだ限りでは、この場合の支払い方法や返送先の指定といった詳細な手順がよくわからなかったので割愛。機会があったら追記編集します。

もう1つは、正規店に持って行くこと。と言っても、デパートなどにある販売のみ行っているところ(タグ・ホイヤー公式で「正規販売店」と呼称されるもの)では出来かねますが、たとえばエスパス仙台のような一部の「ブティック」では修理受付をしてもらえます。この場合ですと、受付・依頼・梱包・発送といった項目全てブティックが行ってくれますので、発送関係の費用はかかりません。[3] もちろん、ブティック以外で購入したものでもOKです。

一応、スイス本社に直接送っても構わないようですが、通関手数料や消費税といった費用がかる、納期が長大になるなどといった理由でおすすめしません。

※「M2」が何なのかは次の項目で説明いたしますので、少々お待ちください。

 

種類・価格

タグ・ホイヤーの修理サービスには大きくわけて2種類あり、

  1. 「M1」メンテナンスサービス
  2. 「M2」コンプリートサービス

と、名義されております。

 

1.「M1」メンテナンスサービス

簡単に言いますと、正規サービスの安い方・品目少なめアッサリ系。

内容は

  1. 時計診断・分解(ムーブメント除く)
  2. ケース・ブレスレットの洗浄
  3. (クォーツ式に限り)電池交換
  4. ガスケット交換及び防水テスト
  5. ファイナルコントロール

注意すべき点として、M1にはオーバーホールが含まれておりません。つまり、今回の趣旨に合いません。

価格は税込みクォーツ式(3針・クロノグラフ)11,000円機械式(3針・クロノグラフ)16,500円となります。

 

2.「M2」コンプリートサービス

簡単に言いますと、正規サービスの高い方・全部乗せのガッツリ系。

内容は

  1. 時計診断・分解(ムーブメント含む)
  2. オーバーホール(分解修理)または交換、注油、調整
  3. ケース・ブレスレットの洗浄
  4. (クォーツ式に限り)電池交換、不良・消耗部品交換
  5. ガスケット交換及び防水テスト
  6. (有償オプションを選択で)ケース・ブレスレット金属部分の軽研磨
  7. ファイナルコントロール

太字部分がM1には無い項目です。今回の趣旨に合います。

価格は税込みで、

クォーツ式・3針:36,300円 / クォーツ式・クロノ:44,000円

機械式・3針:48,400円 / 機械式・クロノ:56,100円

結構、違いますね。

私の家族のアクアレーサーは機械式・3針なので48,400円になります。

ところでファイナルコントロールって何でしょうか。最終調整?みたいなものでしょうか。

 

メリット

正規サービスの、唯一にして最大のメリットはやはり「安心感」。安心安全確実丁寧。唯一は言い過ぎとして、最大の特徴として「24ヶ月の修理保証」があります。

当然ですがメンテナンス後の自然故障・部品不調に対する保証ですので、落下などによる外的要因……簡単に言いますと「お客様都合」での故障には対応しておりません。その場合はキッカリM2の料金(と部品代)が請求されることになりますのでご注意ください。

 

唯一は言い過ぎでしたのでもう1つメリットを上げますと、「代替部品であっても間違いなく純正品である」という点があります。

どちらかというとアンティークの腕時計にありがちな話ですが、修理の際に生産終了ないし在庫切れにより、元々使用していた部品とは異なる部品を用いることがあります。その際に、正規メーカーでの修理であれば間違いなく純正の部品が使われますが、正規メーカー以外での修理の場合、純正ではない部品が使用されることもあります。

純正でない部品が使われると、

  • 正規メーカーに持ち込んだ際、「改造品」扱いになりサービスを受けられなくなる
  • 全て「当時の部品[4]」(あるいは純正部品)でない場合に買取価格が下がる

といった可能性がでてきます。どちらも可能性程度のお話ですが、そういった「可能性」を考える必要が無いことも正規店を利用する強みと言えます。

 

デメリット

デメリットは単純に「金額が高い」こと。ほかに「納期が長い?」ことの2点となります。

金額に関しては上記の通り、機械式3針で50,000円近くします。

納期に関してはだいたい1ヶ月くらいのようですが、スイス本社に送らなければならなくなった場合、3~4ヶ月かかるそう。普段使いの時計だったとして、1ヶ月はまだしも3ヶ月以上無いのは不便極まります。

なお、M2は「ひとまとまり」になっているため、例えば「洗浄要らないから安くならない?」などといった値段交渉はできません。

 

総評

以上より、正規メーカーでのオーバーホールは「安心・安全・高額」となります。

金額は少々気になりますが、それを補って余りある安全性がウリです。

ブティックに持ち込めば、梱包や発送の費用も手間もかかりません。

なお家族には「自分が売ることは無いからもっと安いの探して」と言われました。残念。では次に行きましょう。

 

 

正規メーカー以外に持ち込む

正規メーカーほどの安心は得られませんが、正規メーカー以外にもオーバーホールをして頂けるお店があります。保証の有無はお店によってまちまち。

 

依頼方法

お店によりけりですが、直接持ち込む、指定された宛先に送るなどがあります。梱包キットの有無もお店によりけりですので、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

価格

当然と言えば当然ですが、どこも基本的に正規メーカーよりお安くなります。相場的には、機械式3針が正規メーカーで48,400円のところ、25,000円~28,000円と、50~60%のところが多いようです。

ただし、交換部品の数や種類、調整箇所次第で金額が上がることがありますので注意が必要です。といっても、それでも正規メーカーの「M2」よりは大なり小なり安いことがほとんどのようです。

 

メリット

メリットは何といっても正規メーカーより安いこと。あとは近所にあるのならすぐに依頼できることでしょうか。ショッピングセンターのテナントの1つなら、駐車場もありますし何より「他の用事のついで」に依頼しに行けることも利点と言えるでしょう。

技術力についても、昔のように時計屋さん自身がオーバーホールをするのではなく、専門業者が専門施設で実施していることがほとんどです。中には当店含む全国のかんてい局がお世話になっている業者さんもあります。

ちなみに、正真正銘の「改造」を依頼する際は正規メーカー以外になります。風防をサイクロップレンズ[5]のないものに交換ですとか、アフターダイヤ加工[6]ですとか。こういった改造を施した場合、交換した正規部品は念のため取っておくことをおすすめします。理由についてはまたの機会に。

 

デメリット

デメリットについては割とありまして、箇条書きいたしますと

  • 技術力がピンキリ
  • 対象外の時計がある
  • 納期が正規店並みに長いところもある
  • 交換する部品の数・種類によって正規店並みの金額になる
  • 純正部品を使うとは限らない

最初のも大事ですが、特に最後のが大事です。上でも言及しましたが、大事なことですので。

メーカーにもよりますが、例えば正規メーカー以外……オーナーさまご自身で軽く研磨をしただけで「改造品」扱いになりサービスが一切受けられなくなった、などという話もあります。手厳しいです。

技術力に関して言えば、当店などの買取・販売店と取引のある業者さんであれば技術力はお墨付きですが、そうでない業者もあるということです。相場より安いのには安いなりの理由がある、といったところでしょうか。

ちなみに、「対象外の時計」はスケルトンダイヤルなど特殊なものが多いようです。

 

総評

技術力の低い業者にオーバーホールを依頼したら時計が不調になったので、正規メーカーに持ち込んだら、「改造品なのでできません」と断られた……なんてことになったら大惨事です。

安物買いの銭失いとも言いますし、大事な時計のオーバーホールはなるべく正規メーカーで行うことをおすすめします。

もし費用を抑えたいのなら、自己責任で業者さんを探しましょう。個人的には情報誌に特集のある業者さんや、買取業者と取引の多い業者さんが良いのかなと思いますが、確かなことは言えませんので参考になさらないように。(。_。)

ちなみに家族には「その個人的感覚に則って、信頼できる業者を探して」と無茶振りされました。当店を介さずに、当店と取引のある業者さんが運営している修理屋さんに出すことにします。前言通りなので撤回ではありません。それはさておき、最後の方法。

 

時計修理屋さんに送る

基本的な流れは無料梱包キットを受け取って、着払いで発送。持ち込み可の修理屋さんもあるようですが、近所ならいざ知らず遠方ならば発送一択になります。

 

依頼方法

各修理屋さんのウェブサイトで案内されておりますが、大きくわけて2種類あります。無料見積もりが先か後か、です。

  • 見積もりが発送後
    1. 無料梱包キットを申込
    2. 時計を着払いで発送
    3. 無料見積
    4. 依頼確認後、時計修理
    5. 納品発送・お支払い(※)
  • 見積もりが発送前
    1. 無料見積
    2. 依頼受領後、無料梱包キットを送付
    3. 時計を着払いで発送
    4. 時計修理
    5. 納品発送・お支払い(※)

※お支払方法によって時計の発送タイミングが変わります。

  • 銀行振込:振込確認後に発送
  • 代引き:時計受取時にお支払

見積もりが後か先か、どちらの方が優れているということはありませんが、どちらもメリットとデメリットを抱えております。詳しくは後述。

 

価格

いずれも正規メーカーよりお安くなります。基本的に梱包キット・送料・見積もりは無料です。

オーバーホールを実施せず、返送となった場合には返送分の送料がかかる場合がございます、

 

メリット

荷物の集荷以外で外に出ることなく行えます。見積もりが先の場合、金額を見てから依頼するか否かを考えられますので、発送前ならキャンセルをデメリットなく行えます。

梱包についても、無料梱包キットが送付されますので、手順通りに進めると簡単に行えます。お手軽、安心。

 

デメリット

指定の配送業者がある場合、近所にセンターがないと発送の手間がかかります。そのほかに、見積もりが後の場合は、キャンセル時の返送が着払いになります。

見積もりが先の場合、「実物を拝見した結果、金額が高くなりました」ということも有り得ます。その場合の返送分の送料がどうなるかは企業さんによりますが、だいたいは着払いで送り返されます。

また、梱包キットがあるとはいえ「自分の手で」梱包する必要があります。手間もそうですが、万が一配達中に破損・紛失したらその責はどうなるのか、保険等はかけているのか、などと色々と不明瞭です。調べた限りでは、FAQなどにその手の記述が無かったことも個人的には不安です。単に探し方がヘタなだけかもしれませんが……。(。_。)

その他の主要なデメリットは「正規メーカー以外に持ち込む」と同じです。

大雑把に言うとピンキリ・部品問題・改造品問題。この3つです。

 

総評

お手軽にオーバーホールの依頼が出来ます。ただし、基本的には梱包・発送を伴うことに留意しましょう。それ以外についてはだいたい「正規メーカー以外に持ち込む」と同じです。

 

 

で、結局どこに出せばいいの?

安心・安全・確実・楽チンなのは正規メーカーにブティック経由で出す方法。正規の方法で正規料金の堅実なサービスが受けられます。

出費を抑えたいのであれば正規メーカー以外に出す方法ですが、こちらはピンからキリまでありますので積極的にオススメはできません。正規メーカー以外に出す際は自己責任で。[7]

 

オーバーホールに出すまで ~実際の流れ~

 

正規店での流れ

前提として、「宮城県内の話」「実際には出していない」というものがあります。実際の流れとは?

  1. オーバーホールに出す時計と身分証を持って広瀬通にあるブティックへ行きます。
  2. 受付でオーバーホールの依頼に来たと伝えます。
  3. あとは完了後の連絡先とかの手続きをしておしまい。

完了後にブティックから連絡が来て、受け渡しと支払いをブティックで行うことになります。

営業時間は11:00~19:00 年末年始はわかりませんが、年中無休のようです。

 

実際の私の流れ
  1. もう一度説得。間違いなく失敗します。頑固ですので。
  2. 提携業者が運営している修理屋さんを探して調べます。安心安全。
  3. 決まったらwebサイトから修理申込して梱包キット受け取って梱包して送り状書いてS川急便の営業所に持って行って発送の手続きしてそのことを家族に報告して……

やることが多いです。梱包は慣れておりますが、S川急便の営業所に持って行くのは面ど……手間が掛かります。

 

といったところで今回はここまでとなります。お目汚し失礼いたしました。(●’◡’●)

 

 

査定だけの方もheart04大歓迎heart04ですので

ぜひぜひご来店お待ちしておりますsign03

 

※買取金額はお品物の状態、付属品、相場、

在庫状況により日々変動いたします。

金額はあくまで目安としてお考え下さい。

 

備考

[1] 腕時計に限った話ではありませんが、電池を入れっぱなしにしていると液漏れするなどして故障の原因になります。電池交換する予定が無い場合は、必ず電池を抜いておきましょう。また、機械油に関してはクォーツ式でも使用されておりますので、あまり長期間放っておくと油が固まる恐れがあります。

[2] フランクミュラーのように、正規メーカーでのオーバーホールに限り「ワールド通商(正規輸入代理店)が発行する正規の国際証明書」あるいは「ワールド通商が(再)発行した販売証明書」が必要になる場合もあります。正規メーカー以外であればどちらも不要です。

[3] 強いて言えば、エスパス仙台には駐車場がありませんので交通費の負担があるくらいでしょうか。

[4] 蛇足になりますが、正規店での部品交換だったとしても、元々トリチウム夜光が用いられていたものがルミノバなどに「改良」されると価格が低下する……などという例もあります。こればかりは仕方がないので、受けて頂けるかはわかりませんが夜光の塗り直しはしないよう依頼するなど対策しなければなりません。特にそういった特殊事情のないものであれば、気にする必要はありません。

[5] ロレックスでデイトのあるほとんどの時計に使われている、虫眼鏡のように日付を見やすくしているあのレンズのこと。特許取得済み。シードゥエラーなどの強度の問題でつけることのできない深海型ダイバータイプ以外のデイト付きには全て標準装備されています。

[6] 読んで字のごとく、後からダイヤをつける加工のこと。バッチリ改造品ですので、交換前の部品は念のため取っておきましょう。

[7] などと言いつつ、家族の説得には失敗しました。初めての自動巻き時計だとか、不調になったら修理に出す派だとか、そもそも自分がクォーツ式しか持っていなくて説得力に欠けるとか、そういった事情の所為にします。なお、当然ですが壊れてから持ち込めばその分費用や納期に影響しますので絶対にマネしないでください。

 

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