[時計メーカーに負けない！？] ファッションブランドの腕時計について解説します！
かんてい局仙台卸町店です
この度はブログにお目を通していただきありがとうございます。
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はじめに
当店では様々な商品を買取しているのですが、その中でも特に持ち込まれることが多いのが「腕時計」。
資産価値が高く、価格が落ちにくい時計は投資対象としても需要があり、「腕時計投資」なんて言葉もあるくらいです。
近年ではスマートウォッチの売上が大きく伸びているものの、依然機械式やクォーツなどのアナログウォッチも需要があり、根強い人気があることが伺えますね。
ところで、「腕時計ブランド」と聞いて皆さん何を思い浮かべますでしょうか？
言わずと知れた腕時計の王様である「ROLEX」
様々な年代において多くの偉業を達成した「OMEGA」
モータースポーツと深い関わりを持つ「Tag Heuer」
といったスイスブランドや、
日本が誇る国産時計メーカーである「SEIKO」
洗練された美しさと精度の高さが特徴的な「CITIZEN」
といった国産時計メーカーなどが思い浮かびますよね。
これらのブランドは創業当時から現在に至るまで時計を作り続けている、まさに時計作りのエキスパート。
当店でも持ち込まれることは多く、様々な年代において愛されていることが分かります。
ですが、時計を作ってるのは時計専門のブランドだけではありません。
例えばG-SHOCKで有名な「CASIO」は電機メーカーで、時計だけでなく電卓や楽器などでも有名ですよね。
しかしそれでもカシオの時計は国内ではトップクラスのシェアを誇り、クオリティも非常に高いものが揃っています。
このように時計専門以外のブランドでも専門のブランドと遜色ないくらいに腕時計に力を入れているブランドもあるのです。
ということで今回のブログでは「ファッションブランド」が作る腕時計に焦点を当ててみました。
ファッションブランドが持つノウハウが詰め込まれた時計は時計専門のブランドとは一味違った良さがあります。
ぜひ最後までご覧ください！
ファッションブランドの腕時計の特徴とは？
ファッションブランドの本業はバッグや財布、服やアクセサリーといったデザイン性に富んだものの製造。
そのため腕時計もデザインに特徴のあるものが多く、一目でそのブランドだと分かるようなデザインの時計が多いことが特徴です。
また、腕時計ブランドとして考えると比較的安価なものが多く、手が出しやすい値段でハイブランドのものを身に着けられるメリットがあります。
ですが値段が安いとなると品質が低いのか？と思われるかもしれません。
無論決してそのようなことはありません。
ブランドの名前を背負ってる以上、どのようなものでも低品質なものを作ってしまったらブランドイメージに傷がつきかねません。
特にハイブランドになってくると自動巻きは当たり前、コンプリケーション(複雑機構)を搭載しているモデルがあったり、マニュファクチュール(自社一貫製造)を実現しているところまであります。
ファッションブランドといえど、腕時計専門のメーカーにも負けない高品質な時計を製造しているのです。
そうなると気になるのがどのブランドがどういった時計を製造しているのか？という点ですよね。
というわけでここからは名の知れたファッションブランドと、そのブランドの代表的な時計を紹介していこうと思います！
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
言わずと知れたフランスのファッションブランド、ルイ・ヴィトン。
LVMHグループの中核を担い、様々な年代において愛され続けるまさにファッションブランドの王ともいえるブランドです。
当店でもヴィトン製品は持ち込まれる機会が圧倒的に多く、その人気が伺えます。
そんなルイヴィトンの時計と言えばやはり「Tambour(タンブール)」でしょう。
タンブールはフランス語で「太鼓」を意味し、その名の通りケースが丸みを帯びたふっくらとしたデザインになっています。ケース自体も厚みがあり、寸胴のような見た目で存在感がありますね。
デカ圧時計と言えば「PANERAI」の時計をイメージする方も多いと思いますが、あちらとは異なり円柱をそのまま切り取ったかのようなフォルムになっており、見た目のインパクトは抜群です。
元々タンブールはLVMH傘下の時計メーカー、「ZENITH」のムーブメントを積んでいたのですが、2014年にスイスのジュネーブに開発拠点を設立して以降は自社開発ムーブメントを製造。
なんとファッションブランドでありながらマニュファクチュールを実現しています。
個性と技術力を両立した、ブランドの名に恥じない時計を多数製造しているのです。
また、タンブールにはなんとスマートウォッチも存在します。
その名も「タンブール ホライゾン」。
近年ではタグホイヤーやウブロ、ブライトリングといった高級時計メーカーがスマートウォッチ業界に参戦していますが、かの有名なルイヴィトンの参戦は業界を大きく驚かせたんだとか。
「ホライゾン」の特徴として一般的なスマートウォッチの機能に加え「トラベル機能」に注力しているというのがあり、飛行機の搭乗券やホテルの予約状況、有名な都市の「シティ・ガイド」に対応している点があります。
価格は約50万円。スマートウォッチとしては非常に高額ですが、ルイヴィトンの機械式腕時計と比較すると非常に安価です。
「スマートウォッチは便利だけど、ステータス性も重視したい…」といった層に高級スマートウォッチは需要があり、機械式時計とはまた違ったアプローチで成功を収めているそうです。
Hermès(エルメス)
エルメスもまた、超有名なファッションブランド。
ケリーやバーキンといったモデルは高騰が凄まじく、その確かな品質とステータス性から絶大な信頼を寄せられているのが分かりますね。
ちなみに元々は馬具の製造メーカーで、ロゴに馬があしらわれているのはそれが理由なんだとか。
そんなエルメスの時計といえば「ケープコッド」。
ケープコッド(CAPE COD)はアメリカに実際に存在するリゾート地で、そこからインスピレーションを得て作られた時計です。
正方形の文字盤と長方形ケースを組み合わせた独特なデザインはエルメスを代表するブレスレットである「シェーヌダンクル」から着想を得たデザインとなっています。
最大の特徴はなんといってもその流れように滑らかな曲線のライン！
ケープコッドは枠が絶妙な曲線を描いており、女性的な美しさを醸し出しています。一方で、楕円のような形ではなく、四角形を維持した形となっているのも特徴。
エルメスらしさも兼ね備えていると言えますね！
また、エルメスの時計を語るうえで外せないのが「クリッパー」。
「クリッパー」という名前は、19世紀に活躍した大型帆舟(クリッパー船)にちなんでつけられたそうです。
ビスが施されたラウンドケースは客船の窓から着想を得たデザインなんだとか。
美しさと機能性のバランスに優れ、おしゃれな女性だけでなく、気品高いビジネスマン、キャリアウーマンにも愛用されています。
ファッションブランドの時計としては比較的シンプルなデザインながらもしっかりとエルメスらしさがありますね。
現在は廃盤になっているものの当店でも持ち込まれることがよくあり、根強い人気が伺えます！
CHANEL(シャネル)
ココ・シャネルによって興したフランスの高級ファッションブランド、シャネル。
こちらもヴィトンやエルメスに負けず劣らずの知名度を誇る超一流ファッションブランドです。
キャビアスキンやラムスキンといったレザー製品で有名ですね！
シャネルも様々な時計を製造していますが、代表的なモノでは「J12」でしょうか。
J12(ジェイ・トゥエルブ)の特徴はなんといってもケースにセラミックスを採用しているところです。
というのも、大手ブランドが腕時計にセラミックスを利用した例というのは皆無であり、当時の高級腕時計の常識を大きく変えた歴史的モデルとして高く評価されています。
チューダーやノルケインのムーブメントを作るケニッシ社との協業による自動巻きムーブメントを搭載しており、性能も一級品。
高度な技術の結晶ともいえる時計です。
なおこのJ12の大成功をきっかけにシャネルは複雑機械式時計への挑戦を決め、トゥールビヨン搭載のJ12を発表し、ファッションブランドの時計としては数少ないコンプリケーションウォッチを発売するに至ったそうです。
シャネルの時計に高品質なイメージがあるのはこういったところに理由があるのかもしれませんね。
そして、もう一つの代表モデルと言えるものが「プルミエール」。
こちらはJ12以上に個性的、一目でプルミエールと分かるデザインをしています。
気品あふれる八角形のケースにドレッシーな雰囲気を放つベルト、そしてインデックスが一切ない極めてシンプルな文字盤。
非常にエレガンスであり、まさに「大人の女性」の腕時計といえるのではないでしょうか。
プルミエールはシャネルが初めて発表した時計なのですが、現在に至るまで様々なモデルがラインナップされている正にロングセラー。
多くの女性から支持を受けている時計と言えますね！
GUCCI(グッチ)
最後に紹介するのはグッチ。
ファッション業界大手企業体であるLVMHやリシュモンに並ぶ「ケリンググループ」の中核を担うブランドです。
ちなみに品質保証のためにデザイナーの名前を商品に入れたブランドはグッチが初めてなんだとか。
Gucciの時計は様々なモデルが存在しますが、中でもロングセラーと呼べるものは「G-タイムレス」シリーズ。
このシリーズはここまで紹介してきた個性的なデザインの時計に比べるとシンプルな、時計としてはオーソドックスなデザインが多いモデルとなっています。
しかしシンプルなデザインということは場面を選ばずに着けることができるということなので、フォーマルにもカジュアルにも合わせることができます。
Gucciの時計はクォーツも幅広く展開しているので安価に手に入れやすいのも大きなメリットですね！
メンズ、レディース共に展開されているのでペアでの着用もオススメです。
もちろんファッションブランドらしく個性的なデザインの時計もあります。
「シンク」はその最たる例と言えるでしょう。
アクティブなライフスタイルに同期(sync)する、というコンセプトから「シンク」と名付けられたそうです。
文字盤にあしらわれた「インターロッキングG」とラバーベルトに盛り込まれた「シャリーライン」は一目でグッチの時計だと分かる存在感を示しており、とてもスポーティー！
見た目は大ぶりながらも重量は80gと軽量であり、汗に強いラバーベルトであることからカジュアルでガシガシ使うのに向いた時計ですね！
カラー展開も多く選択肢が多いのも大きなメリットです。
いかがでしたでしょうか？
こうして見るとファッションブランドの時計もかなり力を入れて作っているということが分かりますね。
特に「個性」を主張していくという点では時計専門のブランド以上に秀でているポイントだと思います。
また、有名なファッションブランドは時計ブランド以上にネームバリューがあるというところもポイント。贈り物で時計を考える際の選択肢にもなり得ます。
今回紹介できなかったブランドでも時計を製造しているファッションブランドは数多く存在するため、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか？
ぜひ自身のパートナーになるような時計を探してみてください！
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