2022/03/11お知らせ

【ワイン販売買取を行っております】質屋かんてい局仙台卸町店

こんにちわ

かんてい局仙台卸町店です

いつも当店をご利用いただきありがとうございます。

今回はワインの歴史について紹介していきたいと思います

ワインはブドウ果実が原料です。ワインの歴史＝ブドウの歴史でもあると言われています。

始まりは、一説によると紀元前8000年頃ともいわれています。この頃には、ユーカサス山脈(現在のジョージアあたり)でワインがすでに飲まれていたと考えられます。

紀元前8000年といえば、世界中でまだ石器が一般的に使われていた時代ですね

日本の歴史でいえば、縄文時代です。そんな昔から存在していたなんて驚きました

ワインに関する最古の記録としては、紀元前2500年頃にシュメール人によって書き残された「ギルガメッシュ叙事詩」が文献として残っております。また、旧約聖書には箱舟で知られるノアが世界で初めてブドウを植えてワインを造ったという記述があるそうです。

最初は人間の手を介さずブドウが自然に発酵したものを飲んでいたそうですが、紀元前7000年～紀元前6000年頃の古代メソポタミアで、ワイン生産を目的としたブドウ栽培が始まりました。

ギリシャやエジプトなど地中海沿岸の諸国に伝わり、やがてワイン造りの中心はヨーロッパに移っていくことに。(紀元前1000年頃)

ギリシャからイタリア半島に伝わり、紀元前8世紀に建国されたローマ帝国でワイン生産が栄えていき、紀元前1世紀にはローマ帝国が領土拡大の為、北に向かって進軍し、このことがきっかけでワイン造りがフランスやドイツに広がっていくことになりました。

中世から近世にかけて、ワインの品質向上と地理的拡大に大きな役割を担ったのが、修道院などキリスト教関連勢力でした。

新約聖書に書かれているイエス・キリストの行動や言動に関係があるそうです。イエスはパンが自分の(イエスの)体で、ワインが自分の血であると言って弟子にパンとワインを勧めたとされています。

ミサなどの儀式でパンとワインを供え物にしたり食事としたりするようになり、キリスト教徒はワイン生産に力を注ぎ始めるようになったそうです。

それ以降は、修道院などがワイン造りの重要な担い手となり、いつしか高品質なワインを生むブドウ畑を所有することが権力者にとって需要なステイタスとなりました。

15世紀末以降の大航海時代にはキリスト教徒が南米、北米、南アフリカ、オーストラリアに移民し、その際に新天地でミサ用としてワイン造りをしたそうです。その結果、地理的拡大をし、生産地を広めたそうです。

17世紀末からはガラス瓶とコルク栓が使われるようになり、長時間の貯蔵、熟成が可能になりました。

19世紀後半には、ワイン生産は苦難の年になってしまい、ヨーロッパにウドンコ病、寄生虫フィロキセラといった病虫害がアメリカ大陸から入ってきました。

ウドンコ病は農薬などで対応できましたが、ブドウの木の根に寄生するフィロキセラは駆除が難しく、ヨーロッパ中のブドウ畑の3分の1を枯らせてしまったそうです。

一時ワイン生産は、危機を迎えることになりましたが、接ぎ木という栽培方法を使うことによってフィロキセラの猛威を回避できるようになったそうです。

20世紀後半になると、フランスを筆頭にヨーロッパ各国でワイン法が整備されており、20世紀後半には生産技術が急激に進歩し、ワインの品質水準が飛躍的に高まり、現在に至ります。

～日本ワインの歴史～

日本のワインの歴史は、ヨーロッパと比べるとまだまだ日が浅く、始まりは19世紀後半です。

1874年に山田宥教と詫間憲久がフランスでワインを学び、帰国後には宮崎光太郎を加えた3人で日本初国産ワイン会社『大日本山梨葡萄酒会社』を立ち上げ、1964年の東京オリンピックをきっかけにワインが認知されるようになりました。第二次世界大戦の終戦前後にはワインの消費が広まり、現在に至ります。

ワインの長くて深い歴史はいかがでしたか？

約1万年をかけてワイン生産の品質と技術を向上させ、現在に受け継がれています。

歴史を知ったうえでワインを嗜むと、またさらに奥深い味わいを楽しめるのではないでしょうか

私は仕事終わりに早速ワインを求めに行きたいなと・・・