高速シャッター
フィルムカメラのシャッターです。
デジカメになって裏側から見ることはできなくなりましたが
金属膜縦走フォーカルプレーンシャッターと言います。
キャノンの名機EOS3の裏側です。1998年に発売されたカメラで1/8000という高速シャッターが切れます。
シャッターとは必要な時間だけ開いて光を通すための機構です。
はるか昔にはシャッターの素材には黒く塗った布が使われていましたが
僕が生まれたころにはすでに金属が主流でした。
そして21世紀の現代、一眼レフやミラーレスにもこれとあまり変わらないシャッターが搭載されています。
最高速も大体1/8000で特殊なものを除いて30年ぐらい最高速度も変わりません。
完成されたシステムなんですね。
全てのカメラにはシャッターが搭載されています。
シャッターがないと写真撮れません。
しかしスマホで写真撮っても物理的なシャッターの動きは感じられませんよね。
そうなんです。これからの主流は電子シャッターと呼ばれるものです。
乱暴に言えばイメージセンサーの電源をつけたり消したりすることで
画像を切り取る仕組みです。
シャッターが動かないので音がしません。寝てる赤ちゃんに最適サイレントモード搭載!とか聞いたことありませんか?
ローリングシャッター現象というなんか具合の悪い現象の解決など
課題は多いようですが
開閉の片方だけ電子シャッターを使ったりする技術は既にミラーレスでも多用されています。
どんな進化を遂げるかと思いきやなくなりそうな物理シャッター
目にできるのも今のうちかもしれません。