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宝石をお持ちでしたらかんてい局松戸店へ!!

こんにちは!かんてい局松戸店です!

宝石の魅力は、一言では語り尽くせないほど多岐にわたります。

本日は、宝石の主な魅力をいくつかご紹介します★

そもそも宝石とは?

宝石の定義は、美しさ、希少性、耐久性の3つの主要な条件を満たす鉱物や有機物のことです。

より詳しく説明すると以下のようになります。

  • 美しさ: 魅力的な色彩、透明度、光沢、形状を持つこと。
  • 希少性: 産出量が少なく、簡単には手に入らないこと。
  • 耐久性: 硬度が高く、傷つきにくく、変質しにくいこと。

ただし、この定義は科学的に厳密なものではなく、装飾品としての価値が高いという要素も重要視されます。また、近年では人工的に作られた宝石も存在しますが、一般的には天然に生成されたものが宝石とみなされます。

日本の宝石鑑別団体協議会(AGL)と日本ジュエリー協会(JJA)では、カットや研磨以外の人工処理がされていない天然石(天然宝石)のみを宝石と定義しています。

1. 視覚的な美しさ:

  • 輝き(ブリリアンス、ファイア、シンチレーション): 光を屈折・分散させることで生まれる、内側からの強い輝きや虹色の煌めきは、見る人を魅了します。
  • 色彩: 赤、青、緑、黄、紫など、自然が生み出した鮮やかで多様な色彩は、心を惹きつけ、感情を揺さぶります。
  • 透明度: 内包物が少なく、透き通るような透明感は、純粋さや神秘的な印象を与えます。
  • 形状: カットや研磨によって引き出される、シンメトリーで美しいフォルムは、芸術品のような価値を生み出します。

 

2. 希少性と価値:

  • 稀少性: 自然界で限られた量しか産出されないため、希少価値が高く、所有欲を満たします。
  • 不変的な価値: 歴史を通じて価値が認められてきたため、資産としての側面も持ち合わせています。
  • 物語性: 採掘地や生成過程、歴史上の逸話など、一つ一つの宝石に秘められた物語が、魅力を深めます。

3. 身に着ける喜び:

  • 装飾性: ファッションのアクセントとなり、個性を表現する手段となります。
  • 自信と高揚感: 美しい宝石を身に着けることで、気分が高揚し、自信を与えてくれます。
  • 記念と象徴: 人生の特別な瞬間や愛情の証として贈られ、記憶や想いを形として残します。

4. 科学的な興味:

  • 自然の神秘: 何百万年、何十億年という長い年月をかけて地球が生み出した結晶であり、その生成過程には自然の神秘が宿っています。
  • 鉱物としての魅力: 独特の化学組成や結晶構造を持ち、科学的な探求心を刺激します。

5. 文化的な意味合い:

  • 宗教的・儀式的な意味: 古代から宗教儀式や魔除けなどに用いられ、文化的な意味合いを持つ宝石も存在します。
  • 象徴性: 愛、富、権力、幸運など、様々な意味合いが宝石に託されてきました。

これらの要素が複雑に絡み合い、宝石は単なる装飾品を超えた、特別な存在として人々の心を捉え続けているのです。

宝石の硬度、モース硬度とは

モース硬度(モースこうど、Mohs hardness)は、鉱物の硬さを表す指標の一つです。1812年にドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースによって考案されました。

モース硬度は、引っかき傷に対する抵抗力を示す相対的な尺度であり、絶対的な硬さを表すものではありません。硬さの基準となる10種類の鉱物(標準鉱物)が定められており、ある鉱物がどの標準鉱物に傷をつけられるか、またはどの標準鉱物に傷つけられるかによって、その鉱物の硬度が決定されます。

モース硬度表(低い順から)

  1. 滑石(タルク): 爪で簡単に傷つけられる
  2. 石膏(ジプサム): 爪で傷つけられる
  3. 方解石(カルサイト): 銅貨で傷つけられる
  4. 蛍石(フローライト): ナイフで傷つけられる
  5. 燐灰石(アパタイト): ナイフでわずかに傷つけられる、ガラスを傷つけられない
  6. 正長石(オーソクレース): ナイフで傷つけられない、ガラスを傷つけられる
  7. 石英(クォーツ): 鋼鉄やすりで傷つけられる
  8. トパーズ: 石英で傷つけられない
  9. コランダム(ルビー、サファイア): トパーズで傷つけられない
  10. ダイヤモンド: 最も硬く、他のすべての鉱物を傷つけられる

モース硬度は、宝石や鉱物の耐久性お手入れの際の注意点を知る上で役立ちます。硬度の高い宝石ほど傷つきにくいため、日常使いに適していると言えます。ただし、モース硬度はあくまで引っかき傷に対する硬さであり、衝撃に対する強さ(靭性)とは異なる点に注意が必要です。例えば、ダイヤモンドはモース硬度が非常に高いですが、強い衝撃には弱い場合があります。

宝石の買取価格は?

現在の金相場高騰という状況下ではありますが、宝石の買取価格は、金の価格とは異なる要因で決定されます。主な要素は以下の通りです。

1. 宝石の種類と品質:

  • ダイヤモンド: カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨)の4Cが最も重要です。特に、カラーグレードが高く、内包物が少なく、カットが良いほど高値がつきやすいです。
  • 色石(ルビー、サファイア、エメラルドなど): 色の濃さ、彩度、透明度、大きさ、内包物の有無などが評価されます。特に、非加熱で色の美しいものは高額になる傾向があります。
  • その他希少石: アレキサンドライト、パライバトルマリン、ブラックオパールなどは、希少性や色の美しさによって高額になることがあります。

2. カラット(重さ):

  • 一般的に、カラット数が大きいほど希少価値が高まり、買取価格も上昇します。ただし、品質とのバランスが重要です。

大きな宝石やグレードの高い宝石には、購入時に鑑定書や鑑別書が付属してきます。

付属していた場合は必ず一緒にお持ち込みください。