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中国人観光客の減少が買取・中古相場に与える影響

買取市場はどう変わるのか

中国人観光客が減少しています。
旅行会社や観光地の声を拾うと、明らかに「聞こえる言語の構成が変わった」という表現が出てきます。以前は団体旅行の旗の下で動く姿が多く、人が多い場所では中国語が自然に混じっていました。しかし2025年後半からその比率が下がり、実際に統計にも数字として表れています。民間の推計では訪日中国人は2025年12月時点で前年同月比約45%減少という報道もあり、航空便の供給・政府の渡航規制・外交姿勢など複数の要因が影響しています。

観光の話題として取り上げられることが多い現象ですが、この変化はもうひとつの領域に影響を与えています。中古市場と買取市場です。観光と中古がどう関係するのかと感じる人もいるかもしれませんが、理由は単純で、中国人観光客は新品だけでなく中古品も積極的に購入する層だったからです。ブランド品、時計、アクセサリー、家電製品、カメラなどを旅行中に購入し、自国へ持ち帰る行動は珍しくありませんでした。需要が存在すれば相場が支えられ、買取価格にも影響します。この需要が一時的に弱まっていることは中古市場にとって無視できない事象です。

特に影響を受けるジャンル

(ブランド・時計・家電・カメラ)

観光客の消費行動の中で、中古市場に波及しやすい領域は主に三つあります。

一つ目はブランドバッグや革小物です。
シャネル、ルイヴィトン、エルメスは海外でも市場が成立しており、中国需要のウェイトが大きいカテゴリーです。旅行者は自分用としても購入し、転売目的や贈答としても買うケースがあります。ブランド市場は国内だけでは完全に説明できない特徴があり、海外需要が強い時期は相場が国内以上に強くなることがあります。観光客は販売店側にとって在庫を回転させる力を持つ存在でした。

二つ目は中古時計です。
ロレックス、オメガ、カルティエなどの人気モデルは輸出と相性がよく、需要国が変わると相場も変わります。時計市場は国内だけでは成立せず、相場の50〜70%は海外の動きで決まると業界では言われます。中国需要が弱まると国内需要の比率が高まり、売れるまでの時間が変化します。相場は値段そのものより、売れるまでの時間で調整されるため、販売スピードの低下は買取価格に波及します。

三つ目は家電製品やデジタル製品、カメラです。
中国人観光客が多かった時期、日本製の家電やデジタル製品は人気があり、越境ECや個人輸入という出口もありました。家電製品は海外流出が減ると国内に在庫が残り、相場は供給が過剰になる方向に動きやすくなります。カメラ市場では中国だけでなく東南アジア・欧米も需要を持っていますが、中国需要の低下は無視できる規模ではありません。

実際に起きている変化

(値段ではなく時間が動く)

観光需要の減少はすぐに相場の数字に表れるとは限りません。しかし業界が先に感じるのは時間の変化です。

以前は入荷後すぐに売れていた商品が、売れるまで数週間かかるようになり、さらに数か月へと伸びるケースがあります。販売期間が長くなると、商品は値札を下げて回転を取りに行くか、適正な販路を模索する動きに変わります。これが買取側に波及すると、販売期間の長いジャンルの買取価格は横ばいかやや控えめに調整されます。

また、販路の比重も変わります。中国需要が強い時期は海外輸出ルートが活発でしたが、需要が弱まると国内販売比率が上がります。国内販売は需要の動機が異なり、自分で使う・贈り物・整理目的・買い替え・資産変更・相続対応など多様です。国内需要は一定ですが、海外需要のような強烈な一方向の上昇圧力は弱いのが特徴です。

これからの見通し

(中国依存→多国籍→国内生活需要へ)

では今後どう動くのか。大きく三つの方向が見え始めています。

一つ目は中国需要はゼロではなく戻る余地があることです。
観光は外交と政策に左右されやすく、状況が変われば需要が戻ります。中国国内では富裕層の購買力が依然として強く、ブランド品・時計市場は縮小していません。海外市場に対する評価も高く、中古品への抵抗も薄い文化です。

二つ目は代替需要の台頭です。
東南アジア圏(ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシア)、欧米、中東圏からの観光客は増加しており、中古品への理解も高い傾向があります。時計やブランドでは欧米需要、家電やデジタルでは東南アジア需要が強い領域です。実際に観光統計では中国が減っても訪日客全体は増え、過去最高水準に達したことが報じられています。

三つ目は国内の生活需要の増加です。
日本では人口構造の影響で、
相続
遺品整理
生前整理
終活
引越し
断捨離
という理由での売却が年々増えています。これらは観光とは無関係です。
国内市場は今後10年以上増えると推定され、買取市場にとっての安定要因になります。

まとめ

(中古相場は数字だけではなく需要の地図で動く)

今回の変化は中古市場にとって単なる下押しではなく、依存先の転換点です。
中国依存から多国籍需要へ、そして国内の生活流通へ。
中古相場は上下だけで語れず、誰が買うのか、どこで売れるのか、どの目的なのかによって姿を変えます。

気になる商品がある場合は、相場背景を理解した上で判断すると、売り時の失敗を減らせます。
査定や相談のみでも歓迎していますので、お気軽にお問い合わせください。

かんてい局ジャンボスクエア香芝店について

かんてい局ジャンボスクエア香芝店は、奈良県香芝市エリアでブランド品・時計・貴金属・ジュエリー・家電・カメラ・金券・楽器などの買取と販売を行う総合リユース店です。
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中古市場の相場は動き続けています。
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