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銀・シルバーという貴金属の再評価について

前回の銀についての記事が想像以上の反響があり驚きました。
店頭でも、意外と銀って面白いですね、
という声をいただきましたし
自宅に銀のカップが眠っていたという相談もありました。

普段は金やプラチナに注目が集まりますが
銀という金属は、実は非常に奥行きのある存在です。

今回はその「銀」を、もう少し深掘りしてみようと思います。

【過去:銀は世界の貨幣だった】

銀は装飾品だけではなく
価値の交換を担う金属として世界を動かしてきました。

16〜19世紀の交易を支えたのは金よりも銀で
銀はまるで血液のように世界の市場を循環しました。

国を繋ぎ、人を繋ぎ、商品を繋ぎ、文化まで繋いだ金属。

それが銀です。

 

【日本における銀:文化と節目の金属】

日本にも銀は早くから入り、不思議な変化を遂げます。

銀座という地名は
銀貨鋳造を担当する銀座役所に由来します。

そして銀は日本では
文化や節目の金属として扱われ始めます。

それは、商売、節目、表彰、贈答、記念の文脈です。

【家庭に銀が眠っている理由】

だから現代の家庭には銀の品物が残っています。

理由は単純で

節目で贈られ
家庭に入り
棚や箱に仕舞われ
そのまま時間が経ったからです。

特に昭和〜平成の時代には

・銀杯
・銀スプーン
・置物
・トロフィー
・記念メダル
・貨幣

がとても多かった。

そして銀は貨幣にも使われていました。
硬貨や記念貨幣の中には銀が含まれるものが多く
国家制度の中で価値交換を担っていた金属でもあります。

結果として今日
銀は遺品や相続品として家庭に残りやすい金属です。

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【現在:銀は静かに値を上げている】

銀は金やプラチナほど日々話題になることはありませんが、相場を見ると値動きには意味があります。

例えば、日本国内の銀の店頭小売相場を比較すると次のようになります。

昨年の2025年1月に公表された銀価格は、1グラムあたりおよそ 150円台〜160円程度 で推移していました。

一方、2026年1月現在 では、田中貴金属工業による公表値で

  • 小売価格:約 432円/g

  • 買取参考価格:約 423円/g

という水準です(2026年1月9日時点)。

この比較で見ると、1年前と比べて銀の価格は大きく上昇していることがわかります。
これは、単に価格だけでなく「価値が変化している」という認識につながります。

【未来:銀は再評価の入り口にいる】

銀は文化の金属でありながら
工業用素材でもあります。

電子
触媒
太陽光
化学
宝飾
医療
写真
貨幣

用途は広い。

つまり銀は
文化を経て家庭に入り
産業に戻る金属です。

これはかなり特異です。

装飾と工業を両立する素材は多くない。

そのため銀は
静かに再評価され始めています。

【結び】

今回の結論は一つです。

銀は思っているよりずっと凄い金属だということ。

そして今、改めて評価されつつあります。

判断を急ぐ必要はありません。
ただ、知らないまま手放すには惜しい金属だと思います。

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【ご相談について】

銀製品の扱いについて迷った場合は
見極めだけでも構いません。

査定でも
鑑別でも
価値確認でも
相談でも大丈夫です。

選ぶのは持ち主で
その判断は情報が多い方が良いと考えます。