飲んでもないけどお酒のうんちく(味についてではない)
こんにちは。かんてい局上水前寺店黒田です。
同じ銘柄がずらっと並びます。壮観ですね。
サントリーローヤル「SR」と略されます。
1960年に登場して以来のロングセラーです。
1990年頃まではとても庶民に手が出せるような価格帯ではなかったそうです。
黄金比を体現したブレンデッドウイスキーなんて言われたりしますね。
美味しいんでしょうね。飲んだことないはずはないと思うのですが思い出せません。
よくわからないまま飲んでしまったのか、幼稚な飲み方をしてしまったのか
もっと真剣に向き合わなければと思います。
幸いなことに商品供給が潤沢で、極端なプレミアムウイスキーにはなっていません。
この辺まで入手困難になってしまったらもうおしまいなような気がします。
見て頂きたいのはここです。
だいぶん年季の入ったボトルですが
「特級」と「従価」と表記があります。
1980年代中ごろまでの古い税制に基づく表示です。
今でいうならビールと発泡酒とか焼酎甲類乙類とかにあたりますね。
特級だからすごくうまいというわけでもなかったそうで、特級未満は割と飲めたものではなかったという声もききます。
有名なところではREDなんかが2級ですね。
この表記があるものは1980年代までに作られたものである証ということになります。
瓶詰めした後でも熟成が続くかどうかについては諸説ありはっきりしませんが
熟成するだろう派にとっては価値のある表記です。
ただしどれでも高くなるというわけでもなく、残念ながらこのローヤルやリザーブ、オールドなど
在庫状況がいいものについては値段は変わりません。
逆に30年放置してたものも今日酒屋で買ってきたものも値段の差が少ないというのはジャパニーズウイスキーに見られる特徴です。
栓さえしっかり締まっていてラベル判読可能なら大抵買取ができます。
そしてこの特級表記、泡盛については値段が上がる傾向にあります。
中々にマニアックな世界で、醸造所が移転する前のわずかな期間の物だから現行品の2倍!とか
瓶不足の時代に他社の瓶を使いまわしていた頃のものだから現行の5倍!とか
細かい違いで大きく値段が違うことがたまにあります。
古酒であることをより大事に思う泡盛ならではなのかもしれませんね。
おうちに眠ってませんか?
今飲んでないお酒は多分この先も飲まない可能性が高いですよ?
相場が高い今が売り時です。