【ロレックス】の名機「ミルガウス」についてご紹介いたします!
本日は【ロレックス】の「ミルガウス」について触れていきたいと思います。
ロレックスと言えばデイトナやサブマリーナ等のスポーツモデルの知名度が高く、それ以外のモデルはご存知無い方が多いのではないでしょうか?
今回ご紹介させて頂く「ミルガウス」はそんな中でも、ひと際通好みのモデルとして知られています。
ミルガウスってどんな時計?
ロレックスのホームページでは「科学に敬意を表して」とされているミルガウス。
腕時計に科学? そんな疑問を頂いてしまうのも不思議ではありません。
時は遡る事1950年代。ロレックスは「医師や科学者」へ向けてのモデルを開発していました。医療現場で時計の正確さを遮る「磁気」。これに対抗できる腕時計の開発です。
ミルガウスと称された耐磁気モデル、その完成は1956年。そのネーミングは・フランス語の1000(ミル)・磁場密度の単位(ガウス)からの由来です。
ここまでの説明で、「おお!これは便利だ!」と思った方はいらっしゃるでしょうか? もし、いらっったらアナタは医師、もしくは科学者です。
このように、ミルガウスはその性能の高さとは裏腹に、ユーザーを選ぶ非常にニッチなモデル。一般の人々のニーズとはマッチせず、1988年には生産が終了してしまいます。しかしどうでしょうか。 この時計。
デザインがシンプルで、カッコよくないですか?!
はい。はっきり言ってかっこいいのです!!
という事でミルガウス、約20年の沈黙を破り、復活致します!!
近年のロレックスの相場高騰と相まってレアなミルガウスは中古相場では、150万円から200万円。昔のアンティークに至っては400万円以上の価格で取引されています。
歴代のミルガウス
Ref:6541
製造期間1956年~1958年
搭載ムーブメント:Cal.1066M、1065M、1080
防水性:50m
ファーストモデル。磁力を表現したと言われるジグザグ形状の秒針(通称:イナズマ針)を持つのが特徴。回転ベゼルと固定ベゼルの2種類が存在する。中古相場ではほとんど姿は表しません。
Ref:1019
製造期間1964年~1988年
搭載ムーブメント:Cal.1580
防水性:50m
2代目ミルガウス。イナズマ針が廃止。初代はサブマリーナに近いデザインでしたが、一新されエクスプローラーⅠに近いデザインに。回転ベゼルは廃止されダイヤルはブラックとシルバーの2色展開に。
中古相場ではなかなかお目にかかりませんが、非常に良い状態のもので400万円以上のお値段がついている物を発見しました。
Ref:116400
製造期間2007年~2016年
搭載ムーブメント:Cal.3131
1stモデルのイナズマ針を備えた2ndモデルといったデザインで20年近くの時を経て復活しました。ケースは40mmにサイズアップされ、ダイヤルはブラックはホワイトの2色展開。勿論、コンセプトは崩さず最新技術により耐磁性1000ガウスを実現している。中古相場では、150万円以上で取引されています。
Ref:116400GV
製造期間2007年~現在
搭載ムーブメント:Cal.3131
防水性能:100m
116400と同時期リリースだがあちらは生産終了。現在生産されている唯一のミルガウスです。グリーンサファイアクリスタルを備えたアニバーサリーモデル。中古相場では現在180万円前後で取引されています。
【最後に】
如何だったでしょうか?当店かんてい局加古川店は、日々お客様からブランドバッグやお時計などを買取させて頂いておりますが、正直、ミルガウスは在庫が御座いません。
持ち込まれた事も、まだ御座いません。 とてもお買取りさせて頂きたいお時計ですので、お近くにお越しの際は是非、かんてい局加古川店にお持ち込み下さい。