【時計の知識】知ってるようで知らない?腕時計の動力とは ② 機械式時計編Part1
機械式やクオーツ時計、名前は知ってるけど意味までわかる?
さて、前回はクオーツ時計にフォーカスを当てて勉強していった訳ですが、いかがでしたか?
今回は『機械式時計』に焦点を当てて勉強していきたいと思います。
機械式時計は歴史も古く前回以上に難しい部品名や仕組みが出てくるとは思います。
今回も間違っている事を書いてしまうかもしれません!お先にお詫びしておきます(汗)
勉強不足でもうしわけございません!
目次
機械式時計は大きく分けて二種類あります。
機械式時計は『自動巻き式』と『手巻き式』に分かれます。
手巻き時計は読んで字のごとく「手で巻き上げる必要がある方式」
自動巻き時計は『ローター』と言うおもりが搭載されており、時計を身に着けて動いていると重力に引かれてローター自身が動き回転することでゼンマイを巻き上げてくれる機構を搭載している「自動で巻き上がる方式」(詳しくは私の勉強が追いつき次第記事にしていきたいと思います。)
いずれにしても動力源は巻き上げたゼンマイがほどける力を動力とする時計です。
ゼンマイによる時計機構は1500年頃にドイツ人であるピーターヘンラインが発明したとされており、ゼンマイを動力源にした「ニュールンベルグの卵」が起源とされています。当時はサイズが大きく実用性が欠けていましたが、のちの時計技師たちによって小型化されていきました。16世紀後半には懐中時計が誕生。
1810年には天才時計技師ブレゲが小型化された時計に金属チェーンを付け、腕時計が誕生しました。
機械式時計の動力の仕組み①
機械式時計は複数の緻密に作られた部品が精密にかみ合うことで動く、大変繊細な時計です。
時計の中に収められている動力部の事をムーブメントと呼び機械式時計は機械式ムーブメントと呼ばれます。
このムーブメントによって性能や正確性が変わる時計の心臓部です。このムーブメントによって各社の色が出るとても大事なパーツです。
一般的な機械式ムーブメントは「香箱車/一番車」「二番車」「三番車」「四番車」「ガンキ車」「アンクル」「テンプ」「ヒゲゼンマイ」と言うパーツで構成されており、これらのパーツが正確に動作することで機械式時計は動き続けます。
単純なのにすごいゼンマイパワー
機械式時計の動力源は【ゼンマイ】です。ではゼンマイを動力とする他のものは何か?
私がぱっと思いつくのはチョロQ等で有名なミニカーやゼンマイ式からくり人形のような玩具でした。
単純ですがゼンマイ動力で動く構造は同じだと考えて頂ければわかりやすいと思います。
ゼンマイは巻き上げられた状態から元に戻ろうとするエネルギーを動力として動きます。
ゼンマイが巻かれていないミニカーは止まったままですが、後ろに引っ張りタイヤを回転させゼンマイを巻き上げることによってゼンマイが元に戻ろうとする力を利用してタイヤを回転させ前に進むのです。
この原理を利用した時計を機械式時計と定義づけられています。
時計の場合はリューズを巻き上げる事によってゼンマイが巻かれ、戻る力を応用し緻密に設計された歯車が動き時を刻むのです。
ゼンマイ侮るなかれ!ですね。
機械式時計の動力の仕組み② 偉大な歯車の構造 輪列機構
機械式時計はリューズを巻くと香箱車の中に収納されているゼンマイが巻かれ、動力を生み出します。
そのゼンマイが戻ろうとする力を「香箱車/一番車」「二番車」「三番車」「四番車」の4つの歯車で構成されている輪列機構によって順番に動力を伝達していきます。
※上記の図で説明します
「香箱/一番車」
ゼンマイが収められている最初の「一番車」もしくは「香箱車」と呼ばれる部分。
リューズが巻かれると、ここからゼンマイが動力を生み出し機械式時計が動き始めます。
「二番車」
一番車から動力を受け取り「分針」を回転させています。この歯車は60分で丁度1週するように設計されています。
「三番車」
二番車から動力を受け取り四番車へ繋ぐ役割を果たします。針は付いていませんが時計の精度等に大きく関わっている重要なパーツの一つです。
「四番車」
三番車から動力を受け取り「秒針」を回転させています。この歯車は60秒で1週するように設計されています。
四番車まで回転した歯車は最後「ガンキ車」と呼ばれるパーツに接続します。
このガンキ車は輪列機構における最後の歯車になります。
ですがこのガンキ車の仕事は次の記事に詳しくお書きする機構に繋がるとてもとても大切なパーツとなります。
まとめ
次回は【脱進機】と言うとても大事な部品について書いていこうとおもいます。
一つの記事にまとめて書きたかったのですが、私の理解が追い付かない所が多く記事として纏めれませんでした、申し訳ないです。
ですが、調べれば調べるほどに機械式時計が如何に精密機械であると同時に、芸術作品のような一面も持ち合わせている事を感じました。
昔はさほど時計に興味のなかった私も、最近では買えないながらも色々な時計を調べて楽しんでいることが多くなりました。時計の沼にはまってしまいそうで非常に怖いです。(笑
ではまた記事の内容がまとまり次第、次の投稿をしたいと思いますので気長にお待ちください。
前回の記事
【時計の知識】知ってるようで知らない?腕時計の動力とは ① クオーツ時計編
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