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地金とダイヤモンドの査定

①ダイヤモンド

ダイヤモンドは2点留めでしたので地金での囲い枠がない分、光の反射でより照り（キラキラ）が感じられました。

鑑定書も一緒にお持ちしてもらったので参考にさせて頂きました。

まず、鑑定機関は日本国内最大手で信頼性に定評のある『中央宝石研究所』(CGL)でしたが、セキュリティ紋章がゴールドシールである事とマスターストーンセットNo表記の記載が無い事、そしてカットランクは『Medium』を含む6段表記でしたので、鑑定書自体はかなり昔の物と判断できます。

鑑定書には、カラーのクラスが『G』と記載されていたので一見良い様に見えたのですが、実際ルーペなどで確認すると若干黄色味を帯びていました。

ルース単体で無色透明を感覚的に感じとれるカラーはGクラス以上(E･F･Gカラー)と言われるほど、G以上はDカラーのルースを横並びで比較しても分かりずらいので、黄色味を感じ取れてしまった時点で残念ながら鑑定表記と異なっている事も分かります。

それと鑑定書自体も昔の物なので、カラーは『G』ではなく『I』位の見立てでのご評価となりました。

クラリティは中央からガードルにかけて大きな傷の様に見えるインクルージョン(内包物)が肉眼からでも良く分かる程度なので、こちらは表記通りI1のままでのご評価で問題ないです。

カットに至ってはダイヤモンドを横から見ると少し厚め？と思いましたがこのカラット数なら範囲内と見て、ご評価も記載同様のgoodになります。

蛍光性も『WAEK BLUE』と旧表記されていましたが、ブラックライトを当てての反応はやや蛍光性を感じる位でしたので FAINT～MEDIUM BLUEあたりのご評価でした。

ダイヤモンドの見立てとしては『I-I1-G』くらいでご評価させていただいてます。

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②地金

地金部分はネックレスチェーンがPt850、トップ部分はPt900のプラチナ仕様です。

Pt850ネックレス4.1g+Pt900ダイヤ付きトップ2.5g=6.6g

1.00ct＝0.2g

2.597ct×0.2g＝約0.5g

2.5g-0.5g=2.0g

地金部分のお見積りとしては、その日のご相場からの算出になります。

ネックレスとダイヤモンドの重量を差し引いたトップ部分の合計が6.1gでしたので、地金金額は18,000円でした。

ほぼダイヤモンドのお値段と言っても良いかもしれないですが、地金を合わせて合計のご提示額は300,000円とさせて頂きました。

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最後に

思い入れのあるお品物だったそうで、プラチナチェーンは当時出回り出したアジャスタータイプにして、ペンダントトップはジョイント仕様に加工をされたと話されていたので、拝見してみると確かにトップ部分はあまり見かけない形でした。

年末の何かと物入りな時期という事もあり、決心してお持ち下さったみたいです。

お持ち頂いたお品物は2.5ct以上の1粒ダイヤモンドネックレスと昔の鑑定書でしたので、あくまで鑑定書は参考として拝見致しました。

2006年以降から現在で使われているのは、鑑定書のカラー表記の下にある『マスターストーンセット№』の『3桁』№のものになりますので、それ以外の古い鑑定書は再鑑定をするとランクが落ちることがあるので要注意です！！

もし、お持ちの鑑定書が古い物でもお値段が付けられないという事はないのでご安心下さい。

今回のようなカラット数のあるダイヤモンドは鑑定書によっては再鑑定をオススメする場合もあります。

お時間は多少頂く形にはなりますが、より今の基準で正確にお調べする為、お客様にもご納得いただけるかと思います。

(※又、お品物によってはお預かりという形でより詳しくお調べする為、お時間を頂く場合もございますのでご了承下さい。)

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