【時計ブランド】グランドセイコーのムーブメントを解説! 質屋かんてい局上尾駅前店
こんにちは!
質屋かんてい局上尾駅前店スタッフです!
グランドセイコーは複数のムーブメントやコンセプトごとに分けられたコレクションを擁しています。
そのため、どのモデルを買おうか非常に迷う方も多いのではないでしょうか?
本日はグランドセイコーのムーブメントに着目して、その種類を解説させていただきます。
グランドセイコーの概要についてはこちら→グランドセイコーとは?
グランドセイコーのムーブメントは3種類
グランドセイコーは「機械式(メカニカル)」、「クオーツ」、「スプリングドライブ」の3種類のムーブメントを採用しています。
機械式は9Sと呼ばれるムーブメントで、代表的なムーブメント「9S65」は日差+5~-3秒、パワーリザーブが72時間と
高精度なムーブメントです。
クオーツは9Fと呼ばれ、年差±10秒という驚異的なスペックと他のクオーツとはちがい地板にコートドジュネーブなどの
装飾も施されています。
スプリングドライブはセイコー独自のムーブメントで機械式とクオーツを融合したものになります。
ムーブメントは9Rと呼ばれ、独特の滑らかな運針が人気です。
9Sメカニカル(機械式)
セイコーは90年代に機械式腕時計の生産を再開します。
その際に開発されたのが4S系ムーブメントで、このムーブメントを基して9S系は誕生しました。
4S系はキングセイコーに搭載されていた52系ムーブメントをCADで再設計したムーブメントです。
半導体等に用いられる先端技術「MEMS」により高い加工精度を実現し、
パーツ同士の組み合わせは1/100mm単位で調整されています。
精度についてスイスのクロノメーター検定以上に厳しい「新GS規格」を採用しており、
さらにその新GS規格を超えた「グランドセイコースペシャル規格(GSS規格)」を課したモデルもあります。
GSS規格では平均日差+4~-2秒以内という高い精度が要求され、熟練の時計師が通常の何倍もの時間を
かけて調整を行います。
そのため量産することができず、年間の生産数はごくわずかです。
9Fクオーツ
グランドセイコーのクオーツモデルはセイコーの機械式腕時計の復活に先立つ1988年に発表されました。
1993年に発表された9F83には革新的な技術が盛り込まれ、「クオーツを超えたクオーツ」と呼ばれました。
9Fクオーツは「年差±10以内」で、歯車の遊びをおさえる「バックラッシュ・オートアジャスト機能」や
太く長い針を動かせる「ツインパルス制御モーター」などの革新的な機能に加え、高い完成度を実現するために
水晶振動子に3カ月に及ぶエージングを施し、IC回路とのマッチングを確認したりと多く手間がかかっています。
9Rスプリングドライブ
スプリングドライブは機械式とクオーツを融合した、いわばハイブリットムーブメントで、
世界でもセイコーのみが製造できるムーブメントです。
ゼンマイの駆動しつつも、水晶振動子の正確な振動で精度を維持するという特殊なシステムで時を刻みます。
機械式のアナログさや温もりとクオーツのハイテクさと正確さを兼ね備えた稀有な存在です。
ゼンマイ駆動のため勿論電池は不要で、機械式ファンを満足させつつ平均月差±15秒というクオーツと同等の
精度を誇ります。
ぜひ一度ご来店ください!
店舗情報
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