【セイコー】セイコーの最上位コレクション グランドセイコーとは? 質屋かんてい局上尾駅前店
こんにちは!
かんてい局上尾駅前店スタッフです!
グランドセイコーは1960年の誕生以降、多くの名作を生み出してきました。
本日はその歴史やブランドのコンセプトなどを解説してまいります!
グランドセイコーとは?
グランドセイコーの概要
グランドセイコーは諏訪精工舎(現セイコーエプソン社)の「セイコーロードマーベル」という高級モデルのさらに上位機種を
目指し、「最高の普通」「実用時計の最高峰」をコンセプトに開発がスタートしました。
ベースとなったのは「セイコークラウン」で、特別な外装仕上げに、クロノメーター級の歩度証明書を付属して
1960年に初代グランドセイコーは発売されました。
当初は諏訪精工舎による製造のみでしたが、東京の亀戸にあった第二精工舎(現セイコーインスツル)も製造を手がけるようになり
諏訪・亀戸による開発競争でムーブメントの進化、外装の仕上げの高度化、デザインの確立(セイコースタイル)が
行われ高い評価を得るようになります。
機械式とクオーツに独自の機構であるスプリングドライブを加えた3種のムーブメントを採用しているのも特徴的です。
セイコースタイルとは?
グランドセイコーを語る上で外すことが出来ないのがセイコースタイルです。
第二精工舎から発表された「グランドセイコー44GS」から現在のグランドセイコーにも踏襲される
独自のデザンコードが誕生します。
それは、日本人の好む光と陰を調和させるべく3つのデザイン方針と9つの要素からなります。
【3つのデザイン】
①平面を主体とし、平面と二次曲線からなるデザイン
②ケース・ダイヤル・針いずれも極力平面部分の面積を大きくする
③各面は原則、鏡面とし、その鏡面からは極力歪みをなくす
【9つの要素】
①12時のインデックスは他のインデックスの2倍にする
②インデックスは多面カットにする
③多面カットの太い針
④接線サイドライン(ケースの外周の線)は大きな曲線にする
⑤ダイヤルは針とインデックスを目立たせるようフラットにする
⑥ケース平面の鏡面はザラツ研磨することで歪みを少なくする
⑦ガラス縁上面にザラツ研磨をし平面の歪みを少なくする
⑧リューズは半ばケースに埋まるようにする
⑨ケース側面とベゼル側面は逆斜面状にする
出典:セイコーデザイン140 https://www.seiko-design.com/140th/topic/28.html
上記のようなディテールのこだわりが、グランドセイコーたらしめる要素なのです。
グランドセイコーの精度
前述のとおり、グランドセイコーはクロノメーター級の精度を保証して販売されました。
1960年代半ばからクロノメーターを超えるさらに厳しい独自基準「グランドセイコー規格」を設けており
そのテストを突破した時計のみ出荷するようになります。
グランドセイコーの精度を語る上で外す事が出来ない逸話があります。
それがスイスのニューシャテル天文台とジュネーブ天文台で行われたクロノメーターコンクールです。
セイコーはニューシャテル天文台のコンクールに1964年に初参加し、1967年にcal.052が第2位に入賞します。
1968年のジュネーブ天文台のコンクールでは総合4位~10位を独占します。
このコンクールでの1位~3位はスイス製のクオーツだったので機械式としては実質的に世界1位の精度だったと
いわれています。
なお、ニューシャテル天文台のコンクールは1967年、ジュネーブ天文台のコンクールは1968年を最後に開催中止となっています。
ぜひ一度ご来店ください!
店舗情報
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