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【オメガ】オメガの定番!スピードマスタープロフェッショナルを解説!質屋かんてい局上尾駅前店

こんにちは!

質屋かんてい局上尾駅前店スタッフです!

オメガといえば映画「007」とのコラボレーションで有名な「シーマスター」や

ジェラルトジェンタ氏がデザインを担当したことで有名な「コンステレーション」など

知名度の高いコレクションを擁していますが、特に有名なモデルは、やはり「スピードマスター」かと思います。

スピードマスターには多くのバリエーションがあり、その全てを解説すると膨大な情報量になってしまうので

本日は基幹モデルである「スピーマスター プロフェッショナル」に限ってご紹介させて頂きます。

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スピードマスターの歴史

いわずと知れたオメガの顔ともいうべきスピードマスタープロフェッショナルですが、その誕生や発展、

なぜここまでの人気を誇るに至ったかについて、その歴史を通じてご紹介いたします。

 

①初代スピードマスター Ref.2915-1

初代スピードマスターが誕生したのは1957年のことです。

同年には「シーマスター」や「レイルマスター」などのオメガの代表的なモデルが発表されています。

また、1950~1960年の間に多くのスポーツモデルが誕生し、「スポーツウォッチ」というジャンルが生まれた時代でもあります。

スピードマスターもそんなスポーツウォッチのひとつとして開発され、当初はモータースポーツを想定した時計でした。

特徴は「アローバンド」と呼ばれる針と当時としては画期的だったベゼルにタキメーターを配置したデザインです。

現在ではクロノグラフのべセルにタキメーターを配置するのは一般的なデザインですが、本格的なタキメーターを

ベゼルに取り付けたのはスピードマスターが初だといわれており、多くのクロノグラフのデザインを決定づけた時計としても

歴史的な意義の大きい時計です。

ムーブメントには レマニア社製のcal.321が用いられており、第四世代までこのムーブメントが用いられました。

 

②二世代スピードマスター Ref.2998

初代の誕生から2年後の1959年にマイナーチェンジしたモデルとして発表されました。

外装面ではタキメーターが黒になり、針がアルファ針に変更され、クロノグラフ秒針にドットが付くようになりました。

このモデルは8種のサブリファレンスが存在し、幾度も細かな仕様の変更があったようです。

マイナーチェンジが行われた理由としては空軍からの要望といわれており、より実用的でプロフェッショナル向けに

進化したといってもよいと思います。

また、このモデルはその後のスピードマスターの原型を作ったモデルでもあり、宇宙に行った最初のスピードマスターとしても

非常に興味深い時計です。

1962年、マーキュリー計画(世界初の有人宇宙飛行計画)にて宇宙飛行士のウォルター・シラー氏が

個人的な私物としてスピードマスターRef.2998を持ち込み、宇宙遊泳の際に使用しました。

 

③第三世代 スピードマスター Ref.105.002

1963年、または1959年にスピードマスターは第三世代に移行します。

このモデルから現在のスピードマスターにも用いれられる白いバトン針が採用されます。

NASAは過酷な環境に耐えうる手巻き式のクロノグラフを探していました。

オメガ以外にもロレックスやロンジンなど10社以上の名だたるメーカーのクロノグラフが集められ過酷なテストを課されます。

その結果、テスト後も稼働し続けたのがスピードマスターだったのです。

テストに用いられた時計はいずれも市販品で、オメガの経営幹部もテストに掛けられていたことやNASAに採用されたことを

知らされておらず、雑誌や新聞で知ったといわれています。

このことから、スピードマスターは特注ではない市販品の段階で宇宙に耐えうる時計であると評判になります。

 

④第四世代 スピードマスター Ref.105.012 Ref.145.012

1965年からスピードマスターは第四世代 Ref.105.012へ変わります。

このモデルからケースデザインは左右非対称になり、リューズガードが設けられました。

同年にNASAに正式に採用され、1966年からオメガに発注れるようになります。

発注以降の生産分から文字盤に「professional」(プロフェッショナル)と表記されるようになり、

第四世代には「表記あり」と「表記なし」の二種類が流通しています。

また、1969年の月面着陸の際に着用されたモデルはどれか?という議論がありますが、オメガは第四世代であると

公式に発表しています。

第一世代から用いられてきたcal.321はRef.145.012を最後に用いられなくなります。

⑤第五世代 スピードマスター Ref.145.022

1968年または1969年に第五世代が発表されます。

このモデルから搭載ムーブメントがcal.321からcal.861へ変更になります。

複雑なコラムホールから単純なカム式に変更されテンプのひげゼンマイが平ヒゲになり、

振動数が18000振動から21600振動になるなど機能や量産性をアップした変更が行われます。

1969年に人類初の月面着陸が行われ、スピードマスタープロフェッショナルは

「ムーンウォッチ」の称号を獲得します。

1970年以降、裏ぶたに「THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON」の刻印が入るようになりました。

第五世代の文字盤にはいくつかのバリエーションがあります。

 

第五世代をもってスピードマスタープロフェッショナルは完成形になりましたが、

マイナーチェンジやムーブメントの進化を経て第六世代に突入します。

 

⑥第六世代 スピードマスター Ref.3570.50

1996年~2004年まで製造されたモデルで、ムーブメントがCal.1861へ変更になりました。

ダイヤルも夜光がスーパールミノバになり、シースルーバッグの派生モデル、3573.50が登場します。

なお、3573.50はサファイアクリスタルの風防と裏ぶたになっています。

 

スピードマスターとアポロ13号

映画にもなった「アポロ13号」ですが、この月面調査を目的としたミッションでスピードマスターが大活躍します。

アポロ13号は月面調査からの帰還時に爆発事故が起き、電子制御の計器がほぼ使用できない状態になってしまい、(節電のため)

地球に帰還するには14秒に1度正確にエンジンを噴射し、正しい軌道に乗り、大気圏に突入しなければならない状況に陥ります。

上記の14秒を正確に計測するのにスピードマスターが用いられました。

この事故からの生還劇により、スピードマスターはさらな信用を勝ち取り、一躍人気になっていきました。

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