ROLEX サブマリーナ 歴史・型番別の違いを徹底解説!5513・16610・116610・126610の特徴
ROLEXのスポーツモデルの中でも、圧倒的な人気を誇る「サブマリーナ」。1953年の誕生以来、ダイバーズウォッチの代名詞として世界中の時計ファンを魅了し続けています。
しかし、一口にサブマリーナといっても、年代や型番によってケースやサイズやベゼル素材、夜光塗料、ブレスレット、ムーブメントなどにさまざまな違いがあります。また、ヴィンテージモデルから現行モデルまで資産価値が高く、買取市場でも常に注目されるモデルです。
この記事では、サブマリーナの歴史をはじめ、人気モデル「Ref.5513」「Ref.16610」「Ref.116610」「Ref.126610」の違いを比較していきます。
さらに、真贋を見分けるポイントや査定時にチェックするポイントについても解説していきます。
サブマリーナの購入を検討している方はもちろん、ロレックスについて詳しくなりたい方、売却や質預かりをお考えの方もぜひ参考にしてください。
サブマリーナとは
サブマリーナは、ロレックスが1953年に発表した本格的なダイバーズウォッチです。防水性・耐久性・視認性を高いレベルで兼ね備え、誕生から70年以上経った現在でも世界中で愛され続けています。
特徴は、水中で潜水時間を計測するための逆回転防止ベゼル、暗い場所でも時間を確認しやすい夜光インデックス、高い防水性能を実現するオイスターケースなど、ダイバーズウォッチに必要な機能をいち早く取り入れたことです。
一方で、サブマリーナはプロ向けのツールウォッチでありながら、洗練されたデザインによってビジネスシーンや普段使いにも違和感なく着用できることが大きな魅力です。そのため、実用時計としてだけでなく、高級腕時計やファッションアイテムとしても高い人気を誇ります。
また、ロレックスのスポーツモデルの中でも特にリセールバリューが高く、ヴィンテージモデルから現行モデルまで中古市場で安定した需要があります。実用性・デザイン・資産価値を兼ね備えたことが、サブマリーナが長年支持され続ける理由といえるでしょう。
サブマリーナの歴史
サブマリーナは1953年に誕生して以来、基本デザインを大きく変えることなく、時代に合わせて性能を進化させてきました。
初期モデルでは、100mだった防水性能は現在では300mまで向上し、リューズガードの追加やデイト表示の採用、サファイアクリスタル風防への変更など、実用性も大きく高められています。
さらに2010年には耐傷性に優れたセラクロムベゼルやクロマライト夜光、グライドロッククラスプが採用され、2020年には新世代ムーブメントCal.3235を搭載した現行モデルが登場しました。
このようにサブマリーナは伝統的なデザインを守りながら、素材やムーブメント、機能性を着実に進化させています。そのため、製造年代や型番によって細かな仕様が異なり、それぞれに異なる魅力があります。
人気モデル4選を比較|Ref.5513・16610・116610LN・126610LN
サブマリーナの長い歴史の中でさまざまなモデルが登場してきました。ここでは、ヴィンテージモデルから現行モデルまで、特に人気の高い「5513」「16610」「116610」「126610」の4モデルを取り上げます。
Ref.5513|ヴィンテージサブマリーナの代表モデル

プラスチック風防、アルミベゼル、トリチウム夜光など、ヴィンテージならではの魅力を持つモデル。
| 製造期間 | 1962~1989年頃 |
|---|---|
| ケースサイズ | 40mm |
| ベゼル | アルミ |
| 風防 | プラスチック |
| 夜光 | トリチウムなど |
| ムーブメント | Cal.1520 / Cal.1530 |
| パワーリザーブ | 約40時間 |
| クラスプ | ダイバーエクステンション |
Ref.16610|実用性とヴィンテージ感を兼ね備えたロングセラーモデル

サファイアクリスタル風防とCal.3135を採用し、日常使いにも適した高い実用性が特徴
| 製造期間 | 1989~2010年頃 |
|---|---|
| ケースサイズ | 40mm |
| ベゼル | アルミ |
| 風防 | サファイアクリスタル |
| 夜光 | トリチウム → ルミノバ → スーパールミノバ |
| ムーブメント | Cal.3135 |
| パワーリザーブ | 約48時間 |
| クラスプ | ダブルロック |
Ref.116610LN|セラミックベゼルを採用した現代サブマリーナ

セラクロムベゼル、クロマライト夜光、グライドロックなどを採用し、耐久性と実用性が大きく向上。
| 製造期間 | 2010~2020年頃 |
|---|---|
| ケースサイズ | 40mm |
| ベゼル | セラクロム |
| 風防 | サファイアクリスタル |
| 夜光 | クロマライト |
| ムーブメント | Cal.3135 |
| パワーリザーブ | 約48時間 |
| クラスプ | グライドロック |
Ref.126610LN|現行世代のサブマリーナ デイト

41mmケースと新世代ムーブメントCal.3235を採用し、約70時間のパワーリザーブを実現。
| 製造期間 | 2020年~現在 |
|---|---|
| ケースサイズ | 41mm |
| ベゼル | セラクロム |
| 風防 | サファイアクリスタル |
| 夜光 | クロマライト |
| ムーブメント | Cal.3235 |
| パワーリザーブ | 約70時間 |
| クラスプ | グライドロック |
サブマリーナの進化
サブマリーナは、基本的なデザインを受け継ぎながら、時代とともに素材や機能、ムーブメントを進化させてきました。
Ref.5513→Ref.16610→Ref.116610LN→Ref.126610LNと世代を追ってみていくと、その変化がよく分かります。
プラスチック風防からサファイアクリスタルへ
Ref.5513ではプラスチック風防が採用されていましたが、Ref.16610からはサファイアクリスタルへ変更。
傷がつきにくくなり、日常使いでの実用性が大きく向上しました。
ヴィンテージモデルでは、プラスチック風防特有の柔らかな風合いも魅力のひとつです。
アルミベゼルからセラクロムへ
Ref.5513・Ref16610ではアルミ製ベゼルを採用しています。
アルミベゼルは長年の使用によってキズや色褪せが生じますが、こうした経年劣化もヴィンテージロレックスならではの魅力です。
Ref116610LNからは、キズや紫外線に強いセラクロムベゼルへ変更。美しい光沢を長く維持できるようになり、現代的な実用性が大きく向上しました。
夜光と「SWISS MADE」表記の進化
夜光もサブマリーナの進化を知るうえで重要なポイントです。
トリチウムからルミノバ、スーパールミノバへと変更され、Ref.116610LN以降では青色に発光するクロマライトを採用しています。
また、文字盤6時位置にある「SWISS」「SWISS MADE」などの表記も、夜光の変更や年代を確認する際のポイントです。
トリチウムが使用されていたモデルでは「T SWISS T」や「SWISS-T<25」といった表記が見られます。この「T」は、放射性物質であるトリチウムを使用した夜光であることを示しています。
その後、放射性物質をしようしないルミノバへ移行すると「SWISS」表記となり、スーパールミノバ採用後は「SWISS MADE」が見られるようになりました。
2018年からは「SWISS MADE」の間に王冠マークが入る仕様となっており、サブマリーナは現行モデルのRef.126610からこの仕様になっています。

ルミノバ夜光 クロマライト夜光
ムーブメントとパワーリザーブの進化
ムーブメントは、Ref.5513のCal.1520系/1530系からRef.16610・Ref116610LNのCal3135、そしてRef.126610LNではCal.3235へと進化しました。
パワーリザーブも約40時間→約48時間→約70時間へと延長されています。
(パワーリザーブとは、ゼンマイを限界まで巻き上げた状態から、時計が止まるまでの最大駆動時間のことです。)
現行のRef.126610では約70時間となり、時計を外してから数日間動き続ける高い実用性を実現しています。
ダイバーエクステンションからグライドロックへ
ブレスレットの調整機構も大きく進化しました。

ヴィンテージモデルなどに採用されるダイバーエクステンションは、バックルの中に折りたたまれた延長プレートがあり、開くと約25~30mmほど一気に長くなる機構です。ダイビングスーツの上から時計を装着する際などに使用します。
その後、Ref.116610LN以降ではグライドロックシステムを採用。

グライドロックシステムとは、工具を使わずに、バックル内でブレスレットをスライドさせて約2mm刻み、最大約20mmまで長さを調節できるシステムです。
腕回りの変化に合わせて簡単に調節できるほか、ダイビングスーツの上から着用する際にも便利な機能となっています。
ケースサイズのサイズアップ
Ref.126610LNでは、ケースサイズが従来の40mmから41mmへサイズアップしました。
ただし、単純にケースを大きくしたわけではありません。ケースやラグの形状も見直されており、装着時のバランスにも配慮されています。
このようにサブマリーナは、風防・ベゼル・夜光・ムーブメント・ブレスレット・ケースサイズなどを少しずつ進化させながら、基本的なデザインとダイバーズウォッチとしてのDNAを受け継いできました。
簡単な真贋ポイント
サブマリーナの査定では、モデルや製造年代、時計の状態、付属品、パーツの仕様など、さまざまな要素を総合的に確認して査定額を決定します。
ここでは、その中でもお客様自身でも簡単に確認しやすいポイントをご紹介します。売却や質預かりを検討されている方は、査定前にチェックしてみてください。
文字盤・刻印
まず確認したいのが、文字盤の印刷や刻印です。
「ROLEX」のロゴやモデル名、数字などがシャープで均一に仕上げられているか確認しましょう。文字の太さや間隔に違和感があったり、印刷がにじんでいたりする場合は注意が必要です。
また、ケースに刻印されたリファレンスナンバーやシリアルナンバーも確認ポイント。本物は文字や数字が精密に刻印されています。(確認にはベルトを外す必要があります。)
2001年頃から一部モデルで導入され、2003年頃以降に多くのモデルで見られるようになったのが、風防の6時位置付近にある王冠のレーザー刻印(王冠透かし)です。肉眼ではほぼ見えないため、ルーペやスマホのライトを斜めからあてるなどして確認すると分かりやすいでしょう。
ベゼル・リューズ・クラスプの操作感
ベゼルの回転、リューズのねじ込み、クラスプの開閉など、実際に操作したときの感触も確認ポイントです。
本物は加工精度が高く、操作時にしっかりとした感触があります。サブマリーナの場合はベゼルを回した際のクリック感もチェックポイントです。
ただし、使用年数やメンテナンス状態によって操作感が変わるため、これだけで真贋を判断することはできません。
各パーツの造り・加工精度
リューズの王冠マーク、裏蓋、ケース、ブレスレットなど、細かな部分まで丁寧に作られているかを確認します。
特にネジ穴やブレスレットの接合部など、普段あまり見ない部分を見ると、加工の粗さや仕上げの違いが分かる場合があります。
重量・ムーブメント
重量も真贋を判断する際の参考になります。ただし、コマ数や素材、パーツ交換などによって重量が変わるため、重量だけで判断することはできません。
最終的にはムーブメントを含めて時計全体を確認する必要があります。
ROLEXの真贋確認は、一つのポイントだけで判断せず、総合的に確認することが大切です。
査定ポイント
サブマリーナを売却・質預かりする際は、モデル・状態・付属品などを総合的に確認して査定額を決定します。
型番・年代
同じサブマリーナでも、Ref.5513,16610,116610LN,126610LNなど、型番や製造年代によって市場価値は大きく異なります。
特にヴィンテージモデルでは、文字盤や針、ベゼルなどの使用によって評価が変わる場合があります。
時計の状態
ケースやブレスレットの傷、打痕、ガラスの状態、ベゼルの傷などを確認します。
また、時計が正常に動いているか、時間のズレが大きくないか、リューズやベゼル、クラスプなどが正常に操作できるかも査定時の重要なポイントです。
付属品の有無
箱・保証書(ギャランティーカード)・冊子・余りゴマなどの付属品も査定額に影響します。
特に保証書は、モデルやシリアルナンバーなどを確認できる重要な付属品です。
購入時の付属品が揃っているほど、査定ではプラスに評価されやすくなります。
メンテナンス・パーツ交換
過去のオーバーホール歴や文字盤・針・ベゼル・ブレスレットなどの交換歴もあれば確認します。
ROLEXの正規サービスなどでメンテナンスされている場合でも、ヴィンテージモデルではオリジナルパーツが残っていることが価値につながるケースがあります。
そのため、単純に「綺麗だから高いというだけでなく、モデル・年代・状態・パーツ・付属品などを総合的に確認することが大切です。
まとめ
ROLEXのサブマリーナは1953年の誕生以来、ダイバーズウォッチとしての高い性能を維持しながら、時代に合わせて進化を続けてきました。
Ref.5513のようなヴィンテージモデルから、Ref16610、116610LN、そして現行のRef126610LNまで風防・ベゼル・ムーブメント・ブレスレット・ケースサイズなどに様々な違いがあります。
また、サブマリーナは中古市場でも人気が高く、同じ型番であっても時計の状態や付属品、パーツの仕様によって査定額が変わります。
売却や質預かりを検討している場合は、箱や保証書、余りゴマなどの付属品も一緒に頂くことをお勧めします。
サブマリーナの売却・質預かりをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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