自分で売るか、買取店に持ち込むか ~フリマサイトと買取店~
こんにちは。
かんてい局香芝店 店長の久保です。
2025年を振り返ってみると、
相場の上下以上に、
「売り方そのもの」が大きく変わった一年だったと感じています。
今は、売る環境としてはとても良い時代
率直に言って、
今はお客様にとって、とても良い売る環境が整っています。
買取店は、
街を歩けば見かけない地域はないと感じるほど増えました。
フリマサイトやオークションなど、
自分で売れる媒体も充実しています。

さらに、
呼べば来てくれる出張買取も、
すっかり当たり前の選択肢になりました。
今は、
状況に合わせて売り方を選べる時代です。
実際に聞く、お客様の声
実際に、お客様との会話の中で、
私はよくこんな質問をします。
「フリマサイトで、ご自身で売られたりしないんですか?」
すると返ってくる答えは、
ほぼ決まっています。
「買うことはあるけど、売ることはないです。」
次に多いのが、
「昔はやっていたけど、今はやっていない。」
「たまに日用品くらいは売ります。」
という声です。
フリマは身近でも、
売るとなると話は別。
この感覚は、現場にいるとよく分かります。
私自身も、フリマで売っていた時期があります
実は私自身も、
4〜5年ほど前に、
フリマサイトやオークションで
自分の物を売っていた時期があります。
売れると嬉しい。
反応を見るのも面白い。
とても良い仕組みだと思います。
ただ、続けてみて感じたのは、
売るという行為を、すべて自分で引き受ける必要がある
ということでした。
質問への対応。
値引き交渉。
写真撮影や説明文の作成。
発送の準備。
ひとつひとつは小さくても、
積み重なると、
思っていた以上に
時間と気力を使います。
買取店の良いところの要は「責任の転換」
一方で、
買取店の良いところを一言で言うなら、
責任の転換だと思っています。
価格の判断。
説明の正しさ。
真贋の見極め。
それらの責任を、
自分ひとりで背負わなくていい。
売るかどうかを含めて、
判断の重さを
一部でも手放せる。
ここが、
買取店の大きな役割だと考えています。
要は、使い分けされている
結局のところ、
今は売り方が使い分けられている時代なのだと思います。
日用品は自分で売る。
判断が難しい物は店に持ち込む。
多くのお客様は、
無意識のうちに、
自分なりの基準で選択しています。
それは、とても自然で、
とても賢い判断だと感じています。
まとめ
今は、
売る手段が多く、
お客様にとっては選びやすい時代になりました。
フリマで売る。
買取店に持ち込む。
それぞれに、良いところがあります。
一方で、
買取店は責任を引き受ける立場である以上、
常に一番高い価格を出せるとは限りません。
ただ、
その代わりに、
判断や手間、迷いを
一人で抱え込まなくていい。
高く売ることが正解の場面もあれば、
納得して手放すことが正解の場面もある。
今は、
使い分ける時代です。
どう考えるか。
どう選ぶか。
その整理からで、
十分だと思っています。



