2025/12/07スタッフブログ

【なぜ安い？コロナ後に暴落した航空系株主優待券の買取価格・その安い理由】買取・質預かりは質屋かんてい局須賀川店｜須賀川市｜郡山市｜白河市

かつて航空系の株主優待券は、コロナ前であれば1枚あたり4,000円以上の買取額で取引されていました。
しかし最新のANA、JALの株主優待券の買取額は、300円から400円ほどの金額です。
どうしてこれほどまでに、価格が下落したのでしょうか。

なぜ、航空系株主優待券はここまで安くなってしまったのか？
理由①コロナ禍・リモートワークの普及などで飛行機の利用が減った
理由②在庫過多であること
理由③早期予約割引など、株主優待券よりも安くなる運賃が増加した
今後、航空系株主優待券は価格が回復するのか？
最後に

なぜ、航空系株主優待券はここまで安くなってしまったのか？

買取価格は【需要】と【供給】によって変動します。
つまり今のこの状況は、これまでになく航空系株主優待券の需要が減り、供給は多くなりすぎている、という事態が引き起こしているのです。
下記にその理由を述べたいと思います。

理由①コロナ禍・リモートワークの普及などで飛行機の利用が減った

コロナ禍で、旅行に行く人が激減したこと。そしてリモートワークやオンラインでのミーティングなどが普及したことで、ビジネスシーンでの飛行機の利用が減ってしまった（需要がなくなった）のが理由の一つとして挙げられます。

理由②在庫過多であること

需要が減ったのに対し、供給は変わらないため、いわゆる供給過多であることも原因として考えられます。航空系株主優待券を買い取っても、売れる前に次が入荷する。『なかなか売れないから、どんどん買取価格が下がって行く』の悪循環なのです。

理由③早期予約割引など、株主優待券よりも安くなる運賃が増加した

各航空会社が様々な搭乗メニューを用意しており、なかでも2ヶ月以上前に予約する『早割り』などを使えばかなりお安く搭乗出来るようになりました。むしろ株主優待券よりもお得に乗れるため、さらに株主優待券の需要が下がったと思われます。

今後、株主優待券は価格が回復するのか？

安く飛行機に乗れる選択肢が航空系優待券以外にもある以上、買取価格の回復はあまり見込めないかと思われます。また、株主側も『あまり使わない株主優待券ではなくて、配当金を増やしてほしい』というのが本音でしょう。

最後に

『早割り』はお盆やお正月などの繫忙期などには使えない会社も多く、そんな時こそ株主優待券を使えば割引が適用されます。それでもやっぱり使わない…という方もいらっしゃるでしょう。12月の上旬は、株主優待券の新券が発行される時期でもあります。もし使わない株主優待券などがありましたら、ぜひかんてい局須賀川店にお持ちください。