12月の誕生石についてご紹介!
皆様、こんにちは!
質屋かんてい局伊丹店です。
本日ご紹介するのは、12月の誕生石《ターコイズ》と《ラピスラズリ》、《タンザナイト》《ジルコン》についてです✨️
2021年12月、63年ぶりに誕生石が改訂され10種類の宝石が追加されました。
今月のタンザナイト、ジルコンも改訂で追加された一つです!
宝石が好きな方や、誕生石について知りたい方は是非最後まで御覧ください✨️
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目次
・誕生石とは
・12月の誕生石
・最後に
・誕生石とは
実は誕生石は国によって違うことご存知でしたか?
入っている宝石が大まかには一致していますが、少しずつ国によって違いがあるんです!
例えば、今回ご紹介する12月だと
日本:ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン
アメリカ:ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン
イギリス:タンザナイト
フランス:ターコイズ、マラカイト
各国の色味があって面白いですよね✨️
今回は日本版をご紹介します!
・12月の誕生石
今回は日本版の誕生石《ターコイズ》と《ラピスラズリ》、《タンザナイト》《ジルコン》についてご紹介します!
ターコイズ

次にご紹介するのは、フランス語で「トルコの石」を意味する「ターコイズ」です。
これはターコイズの主な産地がイランやシナイ半島であるにも関わらず、トルコを経由してヨーロッパに持ち込まれた為、「トルコから来た石」として認識されたことに起因しています。
そのため、ターコイズは「トルコ石」とも呼ばれています。
ターコイズは「多孔質」といって、小さな穴がたくさん空いている宝石で、汗や油、化粧水などの影響を受けやすい性質を持っています。
染み込んでしまうと、変色してしまう原因になるため注意が必要です。
この石にはこれといった逸話はありませんが、各国で確かに愛されてきた宝石です。
古代ペルシャ(現在のイラン)では、この石を「勝利と天の加護の象徴」と呼び、王や戦士たちが護符として身に着けていました。
ペルシャの逸話では、「持ち主に災いが降るとき、石の色が曇って警告する」といわれ、命の代わりに変色して守ってくれるお守りとして大切にされてきました。
ネイティブアメリカンでは、ターコイズは「空と大地を結ぶ石」とされ、雨を呼ぶ儀式や祈祷で用いられて来ました。
ある部族の伝承では、涙と雨が混ざって大地に落ちたその場所からターコイズが生まれ、「悲しみから生まれた希望の石」という美しい話もあるそうです。
他にも中世ヨーロッパでは「旅人の守護石」や、モンゴルでは信念に母親が息子に「母の愛と守りを携えて旅立つ」という意味を込めてターコイズを渡す風習などもあります。
石言葉は「成功・繁栄・健康・幸福・旅の安全」があります。
空や海のような自然のエネルギーを宿していると信じられているこの石は、活力を与え、夢の実現や旅の安全を助けてくれるでしょうね。
ラピスラズリ

最後にご紹介するのは、ラテン語の「石」を意味する「ラピス」とペルシャ語で「青」や「空」を意味する「ラズワルド」が語源の「ラピスラズリ」です。
この石は名の通り青い石で、和名は「瑠璃」と呼ばれます。
「ラズライト」という鉱物を主成分とし、そこにソーダライト・ノーゼライト・パイライト・カルサイトといった複数の鉱物が混ざり合った状態の半貴石です。
この宝石は古くから愛されており、人類最古の物語「ギルガメッシュ叙事詩」にも登場します。
他にも旧約聖書の一書の「出エジプト記」やエジプトの「死者の書」にも登場します。
エジプトでは、ツタンカーメンを含め、王家の墓所でラピスラズリを使った品々が発見されています。
ラピスラズリが最初にヨーロッパに紹介されたときに、「海のかなた」という意味の「ウルトラマリーヌム」と呼ばれていました。
この宝石は粉末にして油と混ぜ「ウルトラマリン」という顔料にされ、ルネサンス期の絵画の美しい青として残っています。
中世において、ラピスラズリは手足を健康に保ち、魂を過ちやねたみ、恐れから遠ざけると考えられました。
17世紀には薬品として、流産やてんかん、痴呆を防ぐために使われたのです。この宝石は日本においても語り継がれる話が存在します。
日本の伝統芸能である「浄瑠璃」は、江戸時代に「人形浄瑠璃」として大流行しました。
歌舞伎にも演目があり「浄瑠璃」と聞けば誰もが知っていると思います。
この「浄瑠璃」の「瑠璃」とは、清められた瑠璃(ラピスラズリ)という意味を持ちます。
薬師如来が納める極楽浄土「東方浄瑠璃浄土」にちなむ言葉であり、この極楽浄土を飾る七種の宝のことを「七宝」と言い、ラピスラズリがその一つとされています。
石言葉は「真実・崇高・健康・幸運・成功の保証」があります。
この石は人生の転機や進むべき道に迷った際に正しい方向へ導いてくれるでしょうね。
タンザナイト

次にご紹介するのは、「タンザニアの夜」という意味合いで名付けられた「タンザナイト」です。
タンザナイトは1967年、アフリカのタンザニア北部にあるメレラニ鉱山で発見されました。
正式名称は「ブルーゾイサイト」ですが、響きがよくないと当時ティファニー社の社長プラット氏が「タンザナイト」と名づけられました。
タンザニアの夜のほかに、タンザナイトの青紫色とキリマンジャロの夕焼けを重ね合わせたとも言われています。
タンザナイトが発見されたのは1967年とわりと最近なんです。
正式に発表されたのは翌年の1968年10月でした。
その際にプラット氏は「これまで2000年以上の間に発見された中で最も美しいブルーの宝石だった」と語り、タンザナイトは「20世紀の宝石」とも称され、タンザナイトの青紫色の輝きは瞬く間に宝石界を席巻しました。
それから、タンザナイトのジュエリーの需要は急激に高まり、1998年と1999年にはタンザナイトは世界で最も売れたカラーストーンとして報告されています。
現在でも人気は衰えず、サファイアを除けば、他のどのカラーストーンよりも高い売上を誇っています。
石言葉は「高貴・希望・神秘・知性・冷静・誇り高き人物」があります。
心を落ち着かせ、正しい判断をもたらし、人生における希望を与えてくれるでしょうね。
ジルコン

まずご紹介するのは、世界最古の鉱物として有名な「ジルコン」です。
ジルコンは約44億年前にできた宝石で、地球誕生から約2億年後に形成された鉱物なんです。
オーストラリア西部で発見され、他にも世界最古といわれる遺跡で出土しています。
名の由来は様々あり、アラビア語で「赤」の意味する「ザルクン」や、古代ペルシャ語で金を意味する「ザル」と色を意味する「グン」などがあります。
この宝石は何世紀も前から存在していたのにも関わらず、ジルコンは「キュービックジルコニア」とよく混同され、間違えられますが全くの別物なんですよ。
ジルコンは天然に存在する「天然石」、ジルコニアは人の手によって作られた「人造石」です。
地球と近い時期から永い時間を歩んできたこの石は、古くから装飾品や神様への供物・お守りなどに使われてきました。
有名なのは、古代インドの物語「劫波の木」です。
神への究極の贈り物としてヒンドゥーの詩人が描いたカルパ・ツリーは、葉にジルコンがちりばめられた明るく輝く木でした。
他にもユダヤの伝説では、火のような星明かりの宝石ジルコンは、エデンの園のアダムとイヴを監視するために遣わされた守護天使の名前だということになっています。
また聖書の中で、モーゼに与えられた「火の石」の一つでもあるとされており、中でもイエス・キリストの十二使徒の一人シモンと関係が深い石でもあります。
石言葉は「安らかな時間・穏やかな人間関係・成功・祈願・平和」などがあります。
「平和の石」とも呼ばれるこの石は、心を安定させ、生命力を高めて成功へと導いてくれるでしょうね。
・最後に

最後までご覧いただきありがとうございます。
今月の誕生石「ターコイズ」と「ラピスラズリ」、「タンザナイト」「ジルコン」についてご紹介させていただきました✨️
来月の1月には「ガーネット」をご紹介したいと思いますので、是非そちらもご覧いただけると嬉しいです✨️
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