こんにちは。かんてい局横浜港南店でございます。

本日はトルマリンの中でも希少な【パライバトルマリン】についてご紹介します。

パライバトルマリンとは

パライバトルマリン。それは、まるで南国の海を閉じ込めたかのような、鮮やかで幻想的な輝きを放つ宝石です。透き通るようなネオンブルーやグリーンブルー、まるで内側から光を放つような発色は、初めて目にした人々に強烈な印象を与え、「一目惚れする宝石」とも評されています。

このパライバトルマリンが世に知られるようになったのは、1980年代後半のブラジル・パライバ州。

鉱山開発者エイトル・ダ・シルヴァ氏によって、他のトルマリンとは明らかに異なる強い蛍光性を持つブルーグリーンの石が発見されました。産出量は極めて少なく、「10万個のトルマリンの中に1個」とも言われるほどの希少性から、瞬く間に世界の宝石市場で注目を集め、“幻の宝石”と称されるようになりました。

パライバトルマリンの美しさの秘密は、その独特な化学組成にあります。通常のトルマリンには見られない銅（Cu）とマンガン（Mn）が含まれており、これが唯一無二のネオンカラーを生み出す要因です。自然界でここまで鮮烈な発色を持つ宝石は非常に珍しく、まるで自然の奇跡とも言　　える存在です。

その後、ナイジェリアやモザンビークでも類似した特性を持つパライバタイプのトルマリンが発見されましたが、やはり1980～90年代にブラジルで採掘された「オリジナル・パライバ」と呼ばれる石は特に高く評価され、宝石愛好家の間ではコレクションの頂点に位置づけられています。

カラット数が小さくてもその価値は高く、特に1カラットを超える高品質なものは年々市場価格が上昇しており、資産性も兼ね備えた宝石として投資家からの注目も集めています。

パライバトルマリンは、その眩いほどの青に魅了されるだけでなく、希少性・歴史・価値といったあらゆる面において「奇跡の石」と称されるにふさわしい存在です。身に着けるだけで、特別な高揚感と誇りをもたらしてくれるこの宝石は、まさに一生に一度は手にしたい究極の逸品といえるでしょう。

スピリチュアルな意味合いとしてパライバトルマリンは、癒しとポジティブなエネルギーをもたらすとされ、心を明るくし、ストレスを軽減する効果があると信じられています。特にその青緑の輝きは、内なる平和や創造性の向上を象徴するとされています。

産地/産出量

パライバトルマリンは産出量が少なく不安定です。宝石業界で取り扱っているパライバトルマリンはアフリカ産の物が多くブラジル産はほとんど取れていません。

2000年代に入り、ナイジェリアやアフリカ(モザンビーク)でもパライバトルマリンが発見されました。

モザンビーク産は比較的大きな結晶が採れるため、現在の市場ではモザンビーク産が流通の中心となっています。

しかし、アフリカ産も高品質なものは非常に少なく、生産量は限られています。

パライバトルマリンの産出量はダイヤモンドの1万石に対し僅か一石と言われているため非常に希少性の高い宝石になります。

当店では【宝石・ジュエリー】のお買取に力を入れております。

もちろん【質預かり】も大歓迎でございますので是非【かんてい局横浜港南店】にお持ち下さいませ。

パライバトルマリン 価値基準

1：Carat(カラット)

パライバトルマリンは非常に希少で、大きなサイズの石はほとんど存在しません。

• 0.1〜1カラット: 一般的に市場で取引されるサイズ。
• 1カラット以上: 非常に高価でコレクターズアイテムとして取引されることが多い。
• 3カラット以上: 極めて稀少で、オークションや専門の宝石商で取引される。

2：Color(カラー)

パライバトルマリンの最大の魅力は、他に類を見ないネオンブルーやグリーンブルーの輝きです。鮮やかで透明度の高い色ほど価値が高く、濁りや褪せた色合いは評価が下がります。

3：産地

ブラジル産: 最初に発見された地で、特に濃く鮮やかなネオンブルーが特徴。最も価値が高い。

モザンビーク産: ブラジル産に次ぐ品質で、透明度が高く鮮やかな色合いの石が多い。

ナイジェリア産: 他の産地に比べると、やや色が薄いことが多いが、優れた石も存在する。

特にブラジル産は、鉱山の枯渇が進んでいるため、価値が年々上昇しています。

💎 世界最大＆最高評価のルース記録

• 191.87カラットの「Ethereal Carolina Divine」
  ギネス記録に登録されたこのパライバトルマリンは、2009年に発表され、評価額は2,500万～1億2,500万ドルに達するとされています。
  ただし、実際の落札額ではなく、未取引の状態での評価額という点に注意が必要です。

🏆 オークションでの最高落札価格

• クリスティーズ香港 2018年：7.46ct ＋ 6.81ct ペア
  ブラジル産の小粒なペアで、合計価格は**278万ドル（約3億円）**に達し、これまで実際に落札された中で最高価格の記録となっています。

その他注目の例

• 2025年5月： Bonhams 香港で181.61ct「The Kat Florence Lumina」
  内部無処理・非常に高品質の大粒ルースが**約48万7,000ドル（HK$3.8 M）**で落札。

当店では【宝石・ジュエリー】のお買取りも力を入れております。

もちろん【質預かり】も大歓迎でございますので是非【質屋かんてい局 横浜港南店】にお持ちくださいませ

「何の石なのか分からない」といったお品物でも、当店の査定士が丁寧にお査定させていただきます。

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