目次

• 珍しい『和成興』刻印
• 和成興とは
• 店頭での検査
• 専門的な検査
• まとめ

珍しい『和成興』刻印

こちらがリング内側に刻印されている文字です。

確かに『和成興』と刻印されているのが分かります。

調べてみると、タイで販売されているアクセサリーに多い刻印ということが分かりました。

そしてその隣には、、

『96.5%』と刻印がありました。

つまりAu965＝K23で、このリングは23金相当の品位と判明しました。

タイの金事情

ここからはさらに詳しく調べた結果をお伝えしていきます。

タイ人は金（ゴールド）が大好きです。

何かイベントがあると金を買ったり贈ったりします。

タイの文化では、金は単なる装飾品だけでなく資産としても重要視されているようです。

またタイには多くの金を売買する専門店があり、そこで、資産の多くを金製品に換えるそうです。

一つ日本と大きく違う点は、日本では金製品のアクセサリーと言えばK18（純度75％）が主流です。しかしタイではK23（純度96.5％）が主流で金のネックレスやアクセサリーなどもK23で作られています。

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『和成興』とは

では次に『和成興』とはいったいどんな意味があるのか調べてみました。

調べていくと、タイには金の売買専門店（別名：金行）が多数あることが分かりました。

金行とは、デパートやショッピングモールなど、国内のさまざまな場所にある金の販売店のことです。

特にタイの首都バンコクにある、中華街ヤワラートには多く金行があるようです。

その中で最も有名なお店が『和成興大金行』（読み方はHua Seng Heng Goldsmith）というお店です。

ここでは自社金製品にオリジナルの刻印を打っているそうなので、今回のリングはそこで販売されていたことが推測出来ます。

つまり『和成興』とはタイで最も有名な金行のお店の名前だったのです。

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店頭での検査

リングについて少し分かってきたので、続いては店頭での検査方法についてご紹介します。

今回のような海外製の貴金属、刻印が薄くなった貴金属を持ち込まれた場合、比重計で品位を計測させていただく場合がございます。

比重計とは、金やプラチナなどの貴金属の比重値を測定する機械です。

比重計の中に注がれた水の中に、金やプラチナ製と思われるジュエリーを入れて測定すると、その場でそのジュエリーの素材と純度がある程度分かるという機械です。

今回のお品物を比重計で測ったところ刻印通り『K23』の結果が出ました。

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専門的な検査

比重計を使っても、品位が判明しない場合は『成分分析』という方法があります。

一度お品物をお預かりさせていただき、地金を扱う専門業者にお品物を送り、そこでX線を用いたより精密な検査をします。数日お時間かかりますが、確実な品位が分かります。

海外で購入した貴金属や、変わった刻印のリングやネックレスをお持ちでしたら、一度当店にお持ち下さい。お客様が損のないように、最善の方法をご提案させていただきます。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はちょっと変わった『和成興』刻印のリングをご紹介致しました。

見慣れない、意味の分からない刻印のあるジュエリーや、そもそも刻印がどこにあるのか分からない！というようなものでも、いつでも無料で一点からでもお査定を承っております。

他にも珍しい刻印の商品をお買取りさせていただいた際は、こちらのスタッフブログで紹介していきます。

（※お品物によってはお預かり、又はお時間を頂く場合がございます。）

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