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エキゾチックレザーって?種類と見分け方を説明します!

かんてい局松本店です。

今回はエキゾチックレザーについてご説明致します。

そもそもエキゾチックレザーって何なの?とあまり聞きなれない言葉ですよね

私も買取をしていなければ知らない言葉だったかもしれません。

希少性が高い事から高級バッグや財布によく使われていますね

エキゾチックレザーって?

エキゾチックレザーは、主に爬虫類などを中心とした希少動物の皮を原皮とした革のことをいいます。

ワニ・トカゲ・ヘビをはじめ、エイ・サメなどの魚類、ゾウなどの哺乳類、ダチョウなどの鳥類の皮などが原料皮として使われています。

一般革と呼ばれる、牛・豚・羊などの家畜動物の皮を利用したものは、食肉の副産物として利用されているのに対して、エキゾチックレザーは、食用とは異なる目的で育った動物の皮が利用されていることがあります。

ワシントン条約(CITES)

日本語の正式名称は、「絶滅の恐れのある野生植物の種の国際取引に関する条約」。

海外においては、「CITES(サイテス)」と呼ばれます。

上記の条約は、“絶滅の危機に瀕する、野生の動植物の保護”を目的に定められた国際条約。

1973年に条約が結ばれ、現在、我が国を含む、約90ヵ国が加盟しているとされています。

条約の内容を見てみると、約14種類の動植物が「商取引が禁止されているもの」や「原産地の輸出許可書がいるもの」などに分類されており、その区分と重要性によって、国際取引の様々な規制が課されることになっています。

ワニ革

エキゾチックレザーを代表する、クロコダイル・アリゲーター・カイマンからなる、ワニ革。

肚部分と背部分にある鱗の模様が大きな特徴となり、小さな鱗を活かした「肚(はら)ワニ」と、大きな鱗を活かした「背ワニ」に大きく分類することができます。

どちらも鱗の枚数が多いことに加えて、鱗の並びが整っているものほど、取引される価格が上がるという傾向があります。

ワニ革は、とても高価な丈夫な素材として、はるか昔から利用されています。

クロコダイル

クロコダイルの革は、その美しい鱗の模様で知られています。

鱗の形状や配置はクロコダイルの種類によって異なり、これが革の独特な質感とパターンを生み出しています。

特に、大きなウロコが並ぶ背中の部位は、その目を引く模様から高級バッグや財布、時計のバンドなどのラグジュアリーなアイテムに用いられます。

この部位の革は、一般的に高価で、緻密な加工を要します。

クロコダイル革は非常に耐久性が高く、適切にメンテナンスすれば長期間にわたって美しさを保つことができます。

そのため、高級ファッションアクセサリーの素材として、世界中で高く評価されています。

カイマン

カイマンワニの革は、比較的小さく硬いウロコが特徴的で、革製品にユニークな魅力と質感を提供します。

財布、バッグ、時計のストラップなどの高級品に加工されることが多く、その特有の質感と光沢が高級感をもたらします。

一方で、その硬さゆえに、製品によっては使い込むことで柔らかくなる楽しみがあります。

特にアリゲーターや他の大型クロコダイルの革と比べ、より手頃な価格で提供されることが多いです。

カイマンワニ革製品を選ぶ際は、革の質感や模様に注意し、独特の美しさを生かしたデザインの製品を選ぶことが重要です。

アリゲーター

アリゲーターの革は、より平坦で均一な鱗のパターンが特徴です。

この一定のパターンは、アリゲーター革製品がエレガントで洗練された外見を持つ理由の一つです。

アリゲーター革は柔軟性が高く、加工しやすいため、一般的な革製品の幅広い範囲に使用されます。

アリゲーター革もまた高い耐久性を持ち、正しく手入れすれば長期間使用することができます。

その柔軟性と耐久性から、日常使いのバッグや財布、ベルトなどに適しています。

エイ皮

「ガルーシャ」とは、毒針を持つ種類の「アカエイ」というエイを加工した革のことです。「スティングレイ」とも呼ばれます。 「スティングレイ」は、英名で「アカエイ」のことです。「ガルーシャ」は、『フランス人の革職人の名前』が由来と言われております。

ガルーシャは昔から、『海の宝石』と呼ばれて高級皮革素材として珍重されています。 非常に硬くて光沢感があり、まるでガラスビーズを一面に敷き詰めたような細かい突起が特徴的な革です。
主な主成分は、人間の歯と同じ『リン酸カルシウム』なので、磨けば磨くほど光沢感が増す性質を持っています。 また、エイの『背中の中心部分』には、鋭く突起した箇所があり、ここを『第三の目』や『スターマーク』と呼んでおります(刀の世界では親粒と呼ぶ)。このスターマークは、エイ革一匹に一箇所しかなく、製品に加工する際はこの部分を目立たせるデザインが人気です。

ゾウ革

エレファント(ゾウ革)はエキゾチックレザーの中でも特に輸出入の規制が厳しく 希少価値の高い素材です。 ゾウのイメージ通り丈夫さが特長です。 摩擦に強く耐久性に優れており、コシのある質感と独特の手触りが魅力的です。 またベロアのような起毛感がありますが、使い続けるうちに落ち着きツヤが出て経年変化を楽しめます。

ダチョウ

オーストリッチとは、ダチョウを加工して作った革のこと。 牛革を超える丈夫さと柔らかさ、そして軽さも魅力。 とくにレザーに浮き出るぽつぽつとしたクイルマークは、全体の40%ほどしか無い貴重なものです。

オーストリッチは牛革などに比べると柔軟性が高く、耐久性に優れています。

現在の希少性

希少性の高さから現在もひそかなブームが来ております!

お持ちのエキゾチックレザーがございましたらぜひ当店へお持ち込み下さい。