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フリマアプリ Shop名義だからといって油断できない!!高額商品購入前に知っておくべきこと【買取査定士が解説】

手軽に欲しい商品が手に入るフリマアプリですが、どんな方が出品しているのかわからない分、ブランド物などの高額品を購入するのは怖いですよね?

現に買取店には「フリマサイトで購入した商品が偽物かもしれないので鑑定して欲しい」という相談が後を絶ちません。

相談者に偽物の可能性は考えなかったのかと聞いてみると

「個人出品ではなくShop名義だったので大丈夫だと思った。」

との事。

実は、当店も複数のフリマアプリにShop名義で出品させて頂いているのですが、少し調べるだけでShop名義の異変のある出品が見つかります。

 

例えば・・・

・抽選販売のスニーカーを全サイズ出品しているShop

・値引き販売をしないルイヴィトンやシャネル・エルメスを海外のアウトレット品と謳い安く販売しているShop

 

商品詳細を見てみると、クレームを断る為の巧い文言がキッチリと書かれています。

この記事では買取査定士目線での、フリマアプリの注意点をいくつかご紹介致します。

ぜひ最後まで読んで賢くお買物を楽しんでください。

目次

  1. 何故Shop名義で偽物を出品するのか
  2. 0が1つ少ないような有り得ない安さで出品されている物もある。
  3. 「海外のアウトレット品」 「並行輸入品」 「全サイズ御座います」は要注意!
  4. 日本語が変な出品者に注意!
  5. 偽物を購入してしまったらどうすれば良い?

 

1:何故Shop名義で偽物を出品するのか

某有名フリマサイトでは、個人事業主であってもShop名義として出店する事が可能です。

 

つまり誰でもフリマサイト内にShopを開設出来るというわけです。

 

個人売買よりは安心と油断出来ないですよね。

しかし偽物業者にとってのShop化は”購入者に安心感を与える”以外にもメリットがあるようです。

【受け取り評価】が必須ではない。

個人間の取引でよく採用されている仕組みが【受け取り評価システム】。

購入者側が無事に品物を受け取り、問題なかったと出品者を評価した後に、代金が渡る仕組みです。

評価されるまではサイト側に代金を預けているような状況になり、購入者が問題なしとするまでは支払われない仕組みになっているので、購入者と出品者の両者が誠実で無ければ成り立たないシステムです。

もし購入したものが偽物だったり、説明の無い故障がある場合は、受け取り評価をせず、返金を要求する事が出来ます。

しかしこの素晴らしい仕組みが、Shop名義には取り入れられていません。

 

Shop名義からの購入は【受け取り評価】は任意だからです。

 

評価しなくても代金が支払われる仕組み、ようするに先払いです。

このところShop名義の悪質な出品が増えているのは、この先払いにより返金へのハードルを高くする事を狙っている可能性があると私は考えています。

既に支払った代金を返してもらうには少し骨が折れそうです。

偽物だった証明はとても難しく、時間もかかりそうです。

個人間売買なら、評価されない限り代金が入ってこないわけですので、クレームが入れば必ず対応してくれるでしょう。

しかし既に代金を支払った後となると、出品者がまともに取り合わない可能性も御座います。

 

しかも某フリマサイトでは、偽物が原因のキャンセルを行っても必ずペナルティがあるというわけではないそうです。

偽物業者にとっては個人間売買よりもShop名義の方が気楽に商売が行えてしまうのが現状です。

 

2:0が1つ少ないような有り得ない安さで出品されている物もある。

ネット上の相場を調べていると「いくらなんでも安すぎる」出品がとても多く御座います。

相場価格の1/10になっているものもあり、まるで【偽物です!】とでも言わんばかりの安さです。

絶妙な値段設定の方が騙される方が多いような気がしますが、諦めがつくような価格にしているのでしょうか?

わかっていて買っている方も多いような気がします。

※利益を得ない限り買っただけでは罪には問われませんが著作権を侵害している品物です!!自重しましょう。

 

こういった「安すぎる偽物」で、特に多いのがハイブランドのアクセサリー系です。

 

ハイブランドのアクセサリーは、K18やプラチナを使用していなくても、最先端のデザイン力やブランドの知名度により、とても高価な値段で売られています。

つまりデザインさえ真似てしまえば低コストでコピー出来るというわけです。

勿論、刻印の鮮明さや研磨処理の精密さ等、低コストでは真似出来ないクォリティがあるのですが、遠目から見ると判からないレベルのコピー品が安価で大量に出品されているのを見かけます。

また質の悪い事に掲載している写真が実際の品物の写真とは限りません。
写真だけが本物という線も考えられます。

偽物業者にとって今、”アツいアイテム”となっているのでしょう。

3:「海外のアウトレット品」 「並行輸入品」 「全サイズ御座います」は要注意!

年々、偽物のクォリティは上がっております。
ブランド側もICチップを埋め込んだりコピー品対策を行っていますが、残念ながら既にICチップ入りのコピー品は出回りつつあります。

買取り店によっては査定士が真贋するだけではなくマクロレンズ搭載のAIの真贋システムを使用する場合もありますが、AIでも見抜けないコピー品も登場しています。

全てがイタチごっこで、最近の私の主観では、追いつかれている状況と感じます。

しかし品物を見て判断するのは、どんどんと困難になってきていますが、フリマアプリで全く見抜けないというと、そうではなく説明文だったり価格だったりと必ず違和感はあります。

以下はよく見かける怪しいポイントです。

海外のアウトレット品、海外からの並行輸入品

これはコピー品の”細かい箇所の雑さ”に対して、文句を言われないための文言です。

「アウトレット品だから正規流通品と少しだけ違う箇所もありますよ、でも本物は本物ですから安心してね。」と言いたいのでしょう。

しかし実際にはルイヴィトンやエルメス シャネル ロレックスといった一部のブランドはアウトレットでの展開はしていません。

海外の並行輸入品です。

こちらも細かい箇所の違和感にクレームが入らないように入れている文言です。

並行輸入とは正規ルートではない所から入荷した品物を指します。

海外の販売店で直接買付けを行うと、人件費や為替状況によって国内の正規ルートの品物よりも安く手に入る場合があるというのがメリットです。

しかし海外の信頼できる販売店から仕入れているとは限らないので、本物だという保証もありません。

これを利用して海外で偽物を仕入れてきて並行輸入品と謳い販売してる業者は沢山存在ます。

元々の意味合いでは偽物というわけでは無く、あくまでも国外から直接仕入れた品物という意味ですが、わざわざネット通販でそれを強調している時点でかなり怪しい業者です。

機を付けましょう。

 

「全サイズ御座います」

偽物スニーカーの出品でよく見る文言です。

定価を半額程度の価格で新品と称して販売しているのをよく見かけますが、全サイズ揃っているような在庫数を抱えて、その販売価格では商売として成り立つわけはありません。

また定価以上が相場のプレミアスニーカーの場合、そもそも全サイズ抱える時点で怪しさ100点です。

現在、プレミアスニーカーは抽選販売が基本となっていて、全サイズ揃えれるはずがありません。

Tシャツやスニーカーの偽物は製造コストが低い為、相当の数のコピー品が出回っています。

トラヴィス スコット × エアジョーダン1のコラボスニーカーはとくに偽物が多く御座いますので注意してください。

 

 

 

【最後に】

 

 

 

 

 

 

お電話による事前のお問い合わせも歓迎しておりますので、是非ともお気軽にご利用下さいませ。

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