2024/09/05スタッフブログ

買取強化【ダイバーズウォッチ】セイコー

こんにちは、かんてい局横浜港南店でございます。

当店では現在ダイバーズウォッチのお買取りを強化してお品物のお査定をさせて頂いております！

もちろん【質預かり】も大歓迎でございますので是非【かんてい局横浜港南店】にお持ち下さいませ。

本日はセイコー【プロスペックス　ダイバースキューバ】についてご紹介します。

日本初から世界初に

100年以上の歴史のあるセイコーは常に革新的な時計を送り出してきた日本の誇る時計メーカーです。

【1965年】にセイコーは国内初の潜水用ダイバーズウォッチを発表しました。この初代のダイバーズウォッチは150ｍ防水となっていて、【150ｍダイバーズ】と呼ばれています。

翌年の【1966年】には南極大陸観測隊に装備品として寄贈され、4回にわたり過酷な環境下で実用され、歴史的にも貴重な物となりました。

【150ｍダイバーズ】の視認性、防水性、耐衝撃性など新技術は【1967年】に発表された【300ｍダイバーズ】へと受け継がれ、防水性能が300ｍと向上しています。更に【1968年】には、当時の世界最高水準である1時間に36000回振動するメカニカルハイビート【10振動ムーブメント】を搭載しました。日本山岳会の植村直己さん、植村輝夫さんの両名が世界最高網のエベレスト登頂にこのモデルを着けていたことでも有名です。

堅牢性を証明した【300ｍダイバーズ】ですが同年の【1968年】セイコーにプロダイバーからの1通の手紙が届き衝撃を与えます。

深海潜水において、深海への潜水を可能にした技術、飽和潜水の作業中、時計が金属や岩にぶつかり、その際の傷や破損が大きかったことが書かれていました。それに加えて、減圧カプセル内で負荷に耐えられず粉々に砕けたことも書かれていて、現在市販されているダイバーズウオッチは国産品も輸入品も、300m以深の深海潜水において、高圧ヘリウム混合ガスを呼吸気体として用いる飽和潜水システムには耐えられないと言う内容でした。

セイコーはこの手紙に完璧な答えを出すために開発プロジェクトチームを結成し、ゼロからダイバーズウォッチを作り始めます。プロのダイバー達にヒアリングをし、問題点を調査、試作品の製作、実験を繰り返します。

そしてプロダイバーから手紙が届いてから7年もの歳月を費やし、【1975年】ついに飽和潜水用600ｍ防水のダイバーズウォッチ【セイコーダイバー・プロフェッショナル600】が完成しました。

世界20ヶ国でワールドプレミアが行われた【セイコーダイバー・プロフェッショナル600】は水密性、気密性に大変優れ、耐食性や耐擦傷性などの耐久性能が盛り込まれています。そして世界初のチタン製のケースが使われていて、外装だけでも20以上の特許を保有し現在でも通用する革新的な技術が盛り込まれています。

その後もセイコーの躍進は留まることを知らず、【1978年】には世界初のクオーツ式飽和潜水仕様の600m防水ダイバーズを発表し、【1982年】には世界初のアラーム・クロノグラフ付きハイブリッドダイバーズ150m、【1985年】に世界的なベストセラーとなったクオーツ200m防水ダイバーズ、【1986年】には更に堅牢性を高めたワンピース構造の世界初のセラミックス外胴プロテクター式飽和潜水用1000m防水ダイバーズを発表するなど、セイコーダイバーズウォッチは、世界最高網の技術と、半世紀にわたる歴史で数々の伝説を生みだし語り継がれてきました。