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メルカリと質屋・買取店はどっちが高い?高く売れる方法をお教えします!

メルカリをはじめとしたフリマアプリやオークションサイトが発達し中古品の個人売買が容易にできるようになった昨今、
インターネットを駆使して自身で売却するか、質屋や買取店などの実店舗に買取をお願いするか、どちらにしようか悩んでいる方も多いかと思います。

選ぶ基準はそれぞれかと思いますが、”どちらが高く売れるか”で判断される方も多いかと思います。

これについてインターネットで検索してみると、「メルカリ等で個人売買をした方が買取店より高くなる」という情報が多く掲載されています。

これは、あながち間違いでもないのですが、実は正確な情報でもない気がしています。

今回は、質屋の査定スタッフの目線から、アプリを使った個人売買と実店舗での買取の比較、どちらが良いのかについて触れていきたいと思います。

高く売る先は品物によって違う

結論から申し上げると、実は、アプリを使った個人間売買と、質屋や買取店での買取のどちらが高いかは、品物によって違ってきます。
以下では、その理由と、特徴をご説明していきます。

フリマアプリで売った方が高くなる品物

検品や動作確認に手間のかかる商品

質屋や買取専門店は、お客様からお買取りした品物を再販することで利益を生んでいます。
ただ、仮に、10,000円で買取した品物が13,000円で売れたからといいって単純に3,000円の利益が発生する訳ではなく
お買取りをした商品を販路に乗せるための経費が必要になります。
そのため、実際にその商品が売れる金額から必要経費やお店の利益を差し引いた金額がお店の買取金額になります。

買取のお店は、正直、あまり利益率の高いビジネスではなく薄利多売になる為、差し引かれる利益は小さなものですが、
販売するために見えないコストがかかっています。そのコストの多くを占めるのが人件費なんです。

例えば、動作確認に3時間ほどかかる多機能な家電製品を買い取ったとします。

日本の最低賃金の平均は1054円(2024年8月時点)ですので、3時間x1,054円で3,162円の人件費が発生します。
この時点で、10,000円で買い取った商品を13,000円で売ったとしても赤字になってしまいます。

(実際には、人件費以外にも商品の輸送コストや店舗の運営費用も発生してきます。)

そのため、動作確認の複雑な家電製品や、専門性の高い道具、チェック箇所の多い商品などは買取に出すよりフリマアプリ等で販売した方が手元に残る金額が多くなるケースがあります。

 

売るのに時間のかかる商品

美術品や相場のない一点物など、高い価値はあるものの売るのにある程度の時間がかかる品物は、質屋や買取店よりもフリマアプリの方が高値で売れる可能性があります。
特に、買取専門店の場合、買い取った品物はできるだけ月内で現金化し、翌月の買取のための資金に回したいお店が多いはずです。そのため、買い取った商品を高値で売るために長期間保管することは難しく、
安くても、すぐにさばける売り先を探していく傾向にあります。質屋の場合はある程度在庫期間に余裕を持っていますが、一方で長期間在庫を抱えている間に価格が暴落してしまったり状態が悪くなってしまうリスクもある為、やはり買取価格は下げざるを得ません。そのためこういった売るのに時間のかかる品物は、フリマアプリで売れるのを気長に待つという方法もあります。
但し、流行り廃りのある品物は、売れる前に価格が下がってしまう可能性もある為、タイミングは慎重に見極める必要があります。

「いくらまで下げて売れなければお店に売る」などのラインを明確にしておくというのも、ひとつの手です。

 

質屋や買取店で売った方が高くなる品物

ノーブランドや状態の悪い貴金属製品

ブランドではないアクセサリーや結婚指輪、金貨、状態の悪いアクセサリー類は、店舗で売却した方が高くなりやすいといわれています。
それは、売れる金額の上限、いわゆる頭打ちの金額が決まっているためです。

金やプラチナなどの貴金属は、1gあたりの価格が公開されており、毎日変動しています。
ブランドジュエリーを除く、一般的な中古の貴金属アクセサリーや金貨は、この貴金属価格を上回る値段で取引されることはあまりありません。
ヤフーオークションなどの落札履歴を見ても、売れている金額は、貴金属相場同等程度の物が殆どです。

但し、ここで注意が必要なのは、フリマサイトで販売をしたときには、システム手数料として5%~10%程をサービス側に支払う必要がある点です。
そのため、実店舗に買取に出した方が、手元に残る金額は多くなることが多いです。

ダイヤモンド

ダイヤモンドの価値は、単純に大きさだけでなく、カットの品質、内部の傷や内包物の数、石の色味など、様々な要素で決定されています。

また、これらの評価基準は非常に繊細なもので、我々鑑定士の間でも、この石がどのランクに当たるのか意見が割れることもあるくらいです。また、上位の石になればなるほど、肉眼でそのランクの差を見極めるのは困難になります。

インターネットで売買する場合、品物を評価する材料は画像しかありません。顕微鏡等やブラックライトを使用し、信憑性がある画像を撮影すれば、高値で売れる可能性もありますが、一般家庭にある道具やスマホのカメラで撮影した画像だけでは、その石の評価を十分にするのはプロでも難しいです。そのため、本当の評価よりも下回った金額でしか売れない可能性が高いといえます。

金額の高い品物

高額な品物、特に中古品は状態も千差万別のため、実際に手に取ってみてから購入される方が多いです。
何十万円、何百万円もするような品物ともなると、フリマアプリの個人出品者から購入することには不安感があるユーザーが殆どです。
そのため、フリマアプリで取引される高額品の相場は、我々業者が販売する金額よりも安くついている事が多く、
時には業者側がフリマアプリから購入してして商品仕入れをすることもあるくらいです。
先述の通り、フリマアプリは手数料も発生してしまうため、店舗で売却した方が金額は高くなりやすいです。

 

リサイクルショップで売った方が高くなる品物

ここまでは、質屋、買取店にフォーカスしてきましたが、物を売るにはリサイクルショップという選択肢もあります。

リサイクルショップは、ブランド品などの高額品の査定には特化していない場合もありその点では質屋や買取店よりも低い金額となる場合がありますが、リサイクルショップだからこそ高く売れる物も存在します。

大型家電や家具

日常生活に必要な家具や、大型家電は、リサイクルショップに売却した方が高くつくケースがあります。これは、商品の配送料に関係してきます。
一般的に使われるヤマト運輸や佐川急便などの配送サービスは、品物が大きく、重くなるほど配送料が高くなります。
中古品の場合、この配送料が商品価値を上回ってしまう場合も多くあります。
リサイクルショップに売られている冷蔵庫や洗濯機は1~2万円前後の物が多いですが、このサイズの品物になると1万円前後は送料がかかってきてしまいます。

また、大型品は送ったり運んだりすることが大変な場合も多いと思います。

お店によっては、出張買取を行っている店舗もありますので、そちらを利用されると便利に手間なく売却できます。

数百円単位の商品

先ほどは、大型の商品は配送料が高くなってしまうという話をしました。
大型品の場合、配送料が高くなりその価格が商品価値を上回ってしまう場合がありますが、
小さくても、単価が安ければ商品価値よりも送料の方が多くかかってしまいます。

特に昨今は、人件費や燃料代の高騰もあり運送料金も上昇しており、
ちょっとした段ボールサイズでも、送るのに数百円はかかってしまい、販売価格が数百円の商品ではその殆どが配送料に消えてしまいます。

こういった低単価の商品は実店舗で販売しているリサイクルショップの方が、手元に残る金額は多くなるかもしれません。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?個人売買が良いか、買取に出すのが良いか、品物や条件によって結果が変わるということをご理解いただけたかと思います。
ただし今回ご紹介したのはあくまで金額だけのお話です。個人売買の場合、出品や発送の手間や、高額品だとすり替えや詐欺などのトラブルに巻き込まれてしまうリスクも少なからずあります。
多くのお店は買取査定を無料で行っていますので、一度は査定に出してみて、個人売買で売れる金額と天秤にかけてみる事をオススメします。

当店では、無料のLINE査定を行っています。以下LINEをお友達追加いただき、品物の写真や型番などわかる範囲の情報を教えていただければ目安となる買取金額をお返事致します。

お気軽にご相談ください。