ロレックス 16600 シードゥエラー
こんにちは、かんてい局横浜港南店でございます。
本日はロレックス スポーツモデルのお時計をご紹介致します。
【ロレックス 16600 シードゥエラー 】
シードゥエラーとサブマリーナの違いは?
【シードゥエラー】は【スポーツモデル】の【サブマリーナ】と同じ【ダイバーズウォッチ】ですが【サブマリーナ】の上位モデルとして人気が高いです。
人気の高い【ダイバーズウォッチ】【サブマリーナ】の防水性能は300メートルと高く【トリプルロックリューズ】や【サファイアクリスタルガラス】により実現されていますが、開発当初1953年の防水性能は100メートルまでしか実現できませんでした。
【サブマリーナ】は、当時のスペックでも防水性能として非常に優秀で潜水作業に十分な性能を持っていて革新的な腕時計でした。
優秀なスペックを持つ【サブマリーナ】の上位モデルの【シードゥエラー】のスペックを見てみると1967年に誕生したモデルは610メートルと驚異的な防水性能で、2代目の誕生した1978年のモデルでは初代の倍の1220メートル防水となり、2008年に発売された【シードゥエラー ディープシーRef.116660】の防水性能は、なんと3900メートルにまでアップされ進化しています。
海の居住者を意味する【シードゥエラー】
この驚異のスペックは【サブマリーナ】が【海】のプロ仕様モデルで、【シードゥエラー 】が厳しい環境で使用する【深海】のプロ仕様と言う事がわかります。
この【深海】のプロ仕様の時計が誕生するまでには、フランス・マルセイユに本拠地がある、潜水専門会社͡コメックスが大きくかかわっています。
1960年代にコメックス社はダイバー達に【サブマリーナ】を支給していましたが、深海への潜水を可能にした技術、飽和潜水の際に時計の風防が吹き飛んでしまう事故が多発しました。
潜水に必要な深度圧に必要な圧縮されたヘリウムガスが時計内部で膨張してしまうことが原因でした。
この問題を解決するためにロレックスとコメックス社が協力して【シードゥエラー】を開発します。
時計内部のヘリウムガスを排出する【ヘリウム・エスケープバルブ】を開発し、問題点を解決しました。そしてケースも【サブマリーナ】よりも厚く頑丈なものを採用して、【シードゥエラー】は高い水圧にも耐えられる時計になりました。
【ロレックス 16600 シードゥエラー】は1990年頃から2008年に【ディープシー】が登場するまで約18年販売されていたロングセラーモデルです。
1967年に初代が登場してから三代目となる【ロレックス 16600 シードゥエラー】の特徴は最高峰ムーブメントとしての呼び声が高い、【Cal.3135】を搭載していることです。
1988年に誕生したムーブメントで、ヒゲゼンマイの変更などマイナーチェンジを行っていますが、当時から耐久性、精度の安定性、メンテナンス性など、非常に完成度の高いムーブメントとして評価されています。2020年まで販売されていた【116610LN サブマリーナ】や【116622 ヨットマスター】でも使われていて長い期間、高い評価を守り続けてきたムーブメントが使われています。
この【Cal.3135】が搭載された【ロレックス 16600 シードゥエラー】は耐久性やメンテナンス効率が上がった完成されたモデルとして今でも人気の高いモデルとなっています。
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