2023/12/16スタッフブログ

世界三大希少石【アレキサンドライト】

こんにちは、かんてい局横浜港南店でございます。

大変綺麗で希少な宝石をご紹介させて頂きます。

【アレキサンドライト】

新たに追加された誕生石

2021年12月にジュエリー業界に一大ニュースが起こりました。

全国宝石卸商協同組合は、日本ジュエリー協会や山梨県水晶宝飾協同組合と連携し６３年ぶりに【誕生石】を改定して新たに１０種類の石を加えると発表しました。

【誕生石】はもともと、1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石を基本に日本独自の文化や歴史的背景を加味して改訂された画期的な改訂です。これにより日本で統一された【誕生石】が揃ったと言えます。

もともと19種類あった【誕生石】に新たに10種類が追加されて29種類の【誕生石】がある事になります。

【アレキサンドライト】も新しく追加された【誕生石】の一つで、6月の【誕生石】になります。

石言葉には、高貴、情熱、秘めた想い、誕生、光栄、魅力などが含まれています。

周囲に流されずにありのままの自分を貫く強さと柔軟さ、自分の時間を大事にする力を与えてくれると言われていて、魅力を引き出してくれ成長のサポートしてくれるともされています。
二面性を持つ【アレキサンドライト】は、双子座の守護石ともされています。

希少な変色効果

何故【アレキサンドライト】が二面性を持つ宝石かと言うと、【アレキサンドライト】は鉱物名クリソベリル（⾦緑⽯）の⾊変わりをする変種です。太陽光下では⻘緑⾊で、⼈⼯照明（⽩熱灯）下では⾚紫⾊になります。変⾊の程度が明瞭であるほど貴重とされています。変⾊効果に加えてキャッツアイ効果を⽰すものもあり、【アレキサンドライト・キャッツ・アイ】と呼ばれています。

不動の王【ダイヤモンド】に並び、実は【アレキサンドライト】も【宝石の王様】と呼ばれています。また、【パライバトルマリン】【パパラチアサファイア】に並ぶ【世界三大希少石】の一つでもあります。

光源によって青みがかったグリーンからワインレッドへの神秘的なカラーチェンジを見せる【アレキサンドライト】は【昼のエメラルド】【夜のルビー】とも言われています。

【アレキサンドライト】の由来

【アレキサンドライト】は1830年にロシア帝国ウラル山脈のエメラルド鉱山で発見されました。
この鉱物は不思議なことに、昼間見たときには緑色だったはずなのに、持ち帰り夜ローソクの光の下で見てみると赤色に変っていました。これは大変な石だという事で、当時のロシア帝国皇帝のニコライ一世に献上されることになります。

献上される日にち4月29日が皇太子アレキサンドル二世の誕生日だったので、この非常に珍しい宝石は【アレキサンドライト】と名付けられたのです。

またロシアの軍服の色が赤と緑だったので縁起の良いお守りとして【アレキサンドライト】は、特別な価値がある宝石となったのです。

発見当初から長い間ロシアでしか採掘されておらず、ロシア皇帝の宝石として高貴なイメージが抱かれてきました。現在も産出量が限られており、美しいカラーチェンジ効果を見せるものは少ないことから、希少価値の高い宝石として大切に扱われています。