かんてい局通信

Kantei Tsushin

貸金業を始めるなら質屋がおすすめ!?開業するにあたって必要なものをご説明いたします。

近年、過剰貸し付けの抑制、金利の適正化、闇金融対策などの問題から貸金業法が改正されております。改正によってお金を借りたくても借りられない方が多くいらっしゃいます。そこで、どんな方でも品物さえ持って行けばお金が借りられる質屋が注目されています。

 

そこで今回は、フランチャイズで新規事業を検討している方へ

「貸金業を始めるなら質屋がおすすめな理由」

「高金利でお金をお貸しすることができる質屋事業」

「質屋開業にあたり必要なこと」

などご説明させていただきます。

 

目次

1.貸金業を始めるなら質屋がおすすめの理由

・年間利回り109.5%まで認められている金利

・貸し倒れがなく、リスクがない質システム

・リユース事業としての売買収益

2.質屋開業に必要なこと

・古物営業法と質屋営業法

・資金

・査定スキル

3.まとめ

1.貸金業を始めるなら質屋がおすすめな理由

貸金業を始めるなら質屋がおすすめな理由を3つご紹介させていただきます。

 

・年間利回り109.5%まで認められている金利

貸金業(消費者金融など)が上限年利20%に対して、質屋は上限年利が109.5%になっております。

その理由に関しては営業するにあたっての管轄が違うためです。

上記のように質屋営業法は警察庁公安委員会の管轄になるため上限年利が異なります。

質屋かんてい局チェーンの場合は、2022年8月末に貸し付けしていた残高15億1,745万円に対して、その一年間(2021年9月から2022年8月まで)に得た利息収入が9億7,949万円でした。

利回りに直すと年利64.5%になります。

実際に質屋かんてい局茜部店では2022年8月末に貸し付けしていた残高9,690万円

に対して、その一年間(2021年9月から2022年8月まで)に得た利息収入が5,312万円でした。

利回りに直すと年利54.8%になっております。

高い金利でお金をお貸しすることができるのは質屋の魅力になります。

 

・貸し倒れがなく、リスクがない質システム

質屋の仕組みをわからない方もいらっしゃると思いますので、簡単に質屋の仕組みをご説明いたします。

お客様が商品を預ける行為を入質といいます。

質預かりの上限金額は、買取りの金額よりも低く、基本的に買取りの金額の80%が融資金額の上限としています。

上限を買取りよりも下げる理由は、質流れまでに最短でも3ヶ月の時間があるので、その間の相場変動する可能性があります。流れてしまえば買取りよりも安い金額で仕入れができたことになります。

お客様には3つの選択肢があります。

①質料の支払い(「利上げ」)をして期日の延長を行う。

②元金と質料を支払って預けた品物を取り戻す(出質)

③期日内に質料の支払いも、出質もせず、品物をあきらめる(流質)

 

そして質流れした商品はお店やネットで販売したり、業者に販売したりするので、元金+利益を作ることができます。

 

・リユース事業としての売買収益

最近多くなってきた買取専門店はお店が小さく業者に販売することがメインになっております。かんてい局は買取、質流れをした商品を店頭、ネットで販売をしております。業者換金とは違い一般顧客に販売することで高く販売でき粗利を取ることができます。

また、他店との差別化になり競合が多くなってきた中でも、長く運営することができます。

質屋 かんてい局茜部店 2023年1月~6月の月間平均

売上 6,667万円

買取 4,850万円

粗利 1,893万円

エンドユーザーに販売することによって、28.3%の粗利率になっております。

 

月間粗利1,893万円 + 月間利息収入442万円 =月間総粗利2,335万円

 

銀行業とリサイクルショップを掛け合わせた事業が質屋になります!

この世に「もの」がある限り運営し続けることができるビジネスです。

2.質屋開業に必要なこと

 ・古物営業法と質屋営業法

質屋を開くために必ず必要なものは「古物商許可証」と「質屋許可証」の2つです。

「古物商許可証」は犯罪歴が入かぎり誰でも簡単に取得することができます。

 

「質屋許可証」は質屋の営業を始めるにあたって、この保管庫(質庫とも呼ばれています)に許可が下りて入手することができます。

基準は都道府県ごとに若干異なりますが、質庫としての最低面積、耐火構造基準、耐衝撃構造、耐震構造、防犯対策、堅牢性の高い扉の設置など様々な項目があります。

当社ではそういったノウハウを用いてオープンのお手伝いをさせて頂いております。

 

 ・資金

当社の質屋かんてい局開業には下記の費用が必要になります。

当社のかんてい局は借り入れを行いオープンされる方がほとんどになりますので、事業計画書の作成や銀行への面談などお手伝いをさせて頂きます。

内訳として工事代、商品代が高くなっております。

工事代としては、ブランド品を扱う事、お客様の商品を預かりますので、厳重な工事、対策をしており費用が掛かります。入れ替えしなくてはいけない什器等はほとんどありませんので、最初に費用が掛かります。

 

商品代としては、ブランド品がメインの商材になります。換金性が高いものになっておりますので、資産として投資頂いております。

 

 ・査定スキル

質屋の魅力を発揮するには、本物偽物を見極め、買取をする事が必要になります。

当社の教育では、オープン前に下記のような研修を行い、プロの鑑定士を育てております。

また、当社では下記のようなシステムを導入しており査定をできる限り簡単に行う事ができます。

3.まとめ

今回は貸金業を始めるなら質屋がおすすめな理由から開業するにあたって必要なものをご説明させていただきました。

リサイクルショップ開業、貸金業を開業を検討している方に参考になれば幸いです。

当社の質屋かんてい局は魅力的なビジネスである半面、人員面及び資金面で参入障壁が高いビジネスです。競合店の存在がなく長く運営することができます。

また、リサイクルショップ開業についてもブログを書いておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

リサイクルショップの開業は儲かるのか?リサイクルショップと買取専門店の違い、開業に必要なことをご紹介

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立地の選定から人材募集、オープン後のスタッフ育成まで、トータルで質屋・リサイクルショップの運営をサポートします。

新規事業の立ち上げ、独立開業などをお考えの方は是非ご連絡ください。

詳細が記載しているパンフレットをお送りいたします。また、詳しくオンラインで話が聞きたい方は希望日時を入れて頂ければ幸いです。

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