最高のウイスキー【山崎】の歴史や魅力、種類を解説!価格高騰の理由とは?
こんにちは!かんてい局市川インター店です。
本日はジャパンウイスキーの代名詞【山崎】についてお話させていただきます。
山崎に興味のある方
ジャパンウイスキーに興味のある方
お酒の買取をご検討の方
はぜひご参考ください!
山崎とは
引用元:suntory.co.jp/whisky/yamazaki/
日本で世界に通用するウイスキーを作りたいと考えていた
サントリーの創業者【鳥井信治郎】がウイスキーづくりに適した土地として
1923年に蒸留所を建設したのが大阪府三島郡島本町【山崎】になります。
1984年3月に誕生したシングルモルトウイスキー【山崎】はこの土地の名前に由来します。
サントリーウイスキーの歴史
1923年にサントリーの創業者【鳥井信治郎】が日本初の
ウイスキー蒸留所の建設に着手したことから我が国のウイスキーの歴史が始まりました。
そして試行錯誤の上大変険しい道のりを経て1929年に国産第一号ウイスキー
【白札】が誕生します。しかし当時の日本人の舌には合わず受け入れらませんでした。
それでもなお鳥井の情熱は衰えずさらに改良を重ね1937年に【角瓶】を発表します。
これが大人気となりその後も【オールド】【ローヤル】など次々と名酒を生み出し
日本にウイスキー文化を根付かせていくことになりました。
シングルモルトウイスキー山崎
引用元:suntory.co.jp/whisky/yamazaki/
その後信治郎の次男である【佐治敬三】が二代目マスターブレンダーとして
信治郎の情熱と技を継承しました。高度経済成長期のピークにあった1980年代に
【価値観が多様化する時代には、個性の強いシングルモルトが好まれる】
そう考えた敬三が当時のチーフブレンダーであった【佐藤乾】と共に
数十万樽の原酒の中から掛け合わせひたすらテイスティングを重ね激論を交わし
2年もの歳月を経て1984年3月14日に誕生したのがシングルモルトウイスキー【山崎】です。
当時ブレンデッドが主流の中冒険ともいえる一瓶でした。
ラベルの山崎の筆文字は生みの親の敬三によるもので【崎】の文字の中に
【寿】の文字が隠されています。そこにはサントリーの前身である【寿屋】から
受け継がれた熱い想いとジャパニーズシングルモルトの門出を祝う気持ちが込められています。
山崎の種類
引用元:item.rakuten.co.jp/don-online01/20210521-03/
山崎の種類は基本的に熟成年数の違いによる4種類になります。
年数表記のある物は【記載の年数以上樽の中で熟成させたウイスキーをブレンドしている】
という意味で熟成年数が長いほど希少価値が高く高額になる傾向がございます。
上記4種類は一般販売されてはいますが常に品薄でネット上ではプレミア価格で取引されています。
山崎(NA)
基本の山崎でノンエイジやノンビンテージと呼ばれます。その名の通り
年数表記が無く山崎蒸留所の様々なウイスキーを掛け合わせて作られています。
山崎12年
12年以上熟成させた山崎の原点ともいえるボトルです。
ISC金賞、SWSC金賞、SWSCダブルゴールドといったウイスキーの権威ある品評会での
受賞歴も過去6度にも及ぶ世界が認めたウイスキーです。
山崎18年
酒齢18年以上のシェリー樽熟成原酒を中心にブレンドされています。
主にSWSCとISC、IWSCにおいて受賞を続けており開催された
品評会で最高評価を上げ続けたことから世界が認めたウイスキーであることがわかります。
山崎25年
1999年にサントリー創業100周年を記念して発表された【山崎25年】はそこから
年間1200本程度しかリリースされないため大変希少で定価が16万円なのに対し
100万円~200万円を超える価格で取引されることもある超プレミアムなウイスキーです。
価格高騰の理由は?
ここからはなぜ山崎が常に品薄で価格が高騰しているかをお話しします。
①原酒不足
2014年に放送された朝ドラ【マッサン】の影響で需要が急激に高まり
2015年ごろから品薄が始まったと言われています。ウイスキーはもともと今のような人気は無く
低迷期に原酒の生産を抑えていたことで急激なブームの需要に対応できるだけの原酒が無いのです。
現に原酒不足で【山崎10年】は終売となりました。
②国内でのハイボールブーム
①の原酒不足の要因でもありますが酒税法で第2、第3のビールが値上げに追い込まれたころ
国民のお酒離れを防ごうとサントリーが社運をかけて打ち出したのが【角ハイボール】です。
見事大ブームとなったのですが若い原酒で角ハイボールを作るために熟成に回す原酒が
減ってしまい結果的に原酒の数が追い付かなくなってしまいました。
③国外での需要の増加
【山崎12年】が【ISC2003】でジャパンウイスキーとして初の金賞を獲得したことを皮切りに
世界的に権威のある賞を受賞したことで海外からも注目され国外での需要が高まったことも
価格高騰につながっています。
④ウイスキーが投資対象になった
2019年にイギリスで【ザ・マッカラン】の60年物が2億円以上で落札されたことも話題になりました。
ヴィンテージウイスキーは熟成に年月がかかり大量生産ができません。
そのため世界中に愛好家がいるにも関わらず流通量が極めて少ないため自ずとプレミアがつきます。
ジャパンウイスキーも例外ではなく300万円で販売された
【山崎55年】が8500万円で落札されるなど投資対象になっています。
このようなほとんどの人が入手できないウイスキーでなくとも例えば山崎であれば
現在一般販売されている物でも全てプレミアがつき今後も高騰が予想されます。
先にも申したように長い熟成期間がかかるため品薄であっても供給量を増やすことはできません。
ウイスキーを取り巻く状況から現在の品薄状態は長期的に解消されないと考えられるため
今後も価格の高騰が期待されています。またウイスキーはワイン等と比べ比較的保管が容易で
今までお酒の投資をしていなかった一般層も買い占めに参戦したことも大きな要因だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
記事を書いていて私も山崎を呑みたくなりました!
1番身近な定価で買う方法としてはコンビニやスーパーにまれに
ミニボトルが並ぶことがあるので出会いを求めて気にしておくのも良いかもしれません。
かんてい局市川インター店はお酒の買取、質入れに力を入れております。
もしお家に眠っている【山崎】やお酒がございましたら一度お気軽にお持ちください!