宝石の買取値段はどうやって決めるの?査定の基準をご紹介いたします!質屋かんてい局山形北店
大変高騰している金、プラチナですが、現状買取店であればどこでも換金できるといっても差し支えない状況です。しかし、そんな世の中でもダイヤや宝石については「全くお値段が付かない」と言われてしまうケースは少なくないようです。なぜなのか、その理由について少し触れたいと思います。
こんにちは!
質屋かんてい局山形北店 武田です。
本日題材とさせていただくお品物はこちら!
エメラルド付デザインリング ファッションリング Pt900
です!
なぜ「お値段が付かない」と言われてしまうのか。
まずは冒頭でお話した宝石がお値段が付かないと言われてしまう理由についてです。
色石の判別はほぼ色味からの判断のみとなる。
私もこの商売を始めさせていただくまで、宝石の種類の判別については何か便利な装置などがあって、ハッキリ区別できるんだろうなあ、と思っていました。
もちろん、専門の鑑定機関に送れば成分分析をし、確かな結果を知ることが出来ます。
しかしそれには時間がかかり、査定としては現実的ではありません。
現場ではひたすらに色味によってその宝石の種類を判別することになります。
一口に「青」といっても、ブルートルマリン、アクアマリン、サファイア、ブルートパーズなど他にも様々です。
当然これらの石の価値(買取価格)は大きく違いがあり、1カラットであれば0円~数十万と幅があります。
この違いを我々は色味やインクルージョン(不純物の含み具合や、キズの具合)のみで判別し、お値段をお付けしています。
「宝石の違いを判断できる」に至るまでの経験値が現場でしか培えない
宝石の名前の名前さえ知っていればインターネットで検索できるご時世です。
写真と比べればいいじゃない、と思ったそこのあなた!
上がアクアマリンで下がブルートパーズです・・・。
私も写真では区別がつきません。
インターネット上にある宝石の画像は光加減や加工が加わっており、実物と比べても参考にならないことがほとんどです。
インターネットや画像だけでの勉強で宝石の鑑別は不可能と言っても良いと思います。
実物をどれだけ手に取って勉強したか、が重要な経験値となります。
お値段をつけるのが非常にリスクが高い
上記2項目のまとめとなりますが、宝石の判別が現場での経験値が必要なことから入りたての新人さんなどには大変難しい状況となっています。
そして宝石の種類の違いによりお値段が数倍から数十倍も違うお品物のため、間違った判断をしてしまうと買取店としても大赤字になってしまうわけです。
そのため「宝石はお値段が付かない」といったご案内になってしまうことが多くあります。
今では人工石などの流通からも、この流れは加速しているように感じます。
お値段が付けられるお店での買取値段の判断基準は?
質屋かんてい局山形北店では指輪やネックレスについている宝石についても値段をつけさせて頂いております。
では、実際の買取価格の決め方はどうなっているのでしょうか。
以下、買取の値段が高くつきやすい順にご案内いたします。
1.製品としてみる
デザインや作りが現代のニーズに合っており、清掃などのメンテナンスのみで販売ができると判断した場合はこちらとなります。
シンプルに地金(金プラチナ)の重さ+宝石の価値+デザイン性でお値段がでます。
お値段としての加点項目が3点あるため、非常に高いお値段になります。
ここに有名なブランドがあれば+ブランドの4点加点でお値段が付くため、喜んでいただけるお値段になることが多いです。
2.素材としてみる
今回冒頭でご案内しているエメラルドのリングはこちらになります。
デザインは何世代か前のものとなり、現状での販売は難しいと判断致します。
この場合はプラチナ、ダイヤ、エメラルドを外しての再利用という販売手段を考えさせていただくためお値段のポイントは
地金+宝石となります。
宝石の判別ができない買取店の場合はココが地金のみ、となるわけですね。
以上、金相場高騰の世の中、当店でも金の買取単価は頑張らせていただいております。
しかしながら、その頑張りも金額にしてみれば「少ししか変わらない」と言われてもおっしゃる通りとしか言えない状況です。
質屋かんてい局山形北店では宝石にもお値段をつけさせて頂いております。
このお値段の違いは各店頑張っている金相場の違いよりも大きいものとなるはずですので、ぜひお持ち込みください!
お電話でのお問い合わせはこちら↓↓↓
これまでの買取実績はこちらから↓↓↓
時計修理に関しては下の画像からどうぞ!↓↓↓